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レース
イタリア 第4戦 5月8日
イタリア
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Rd. 開催日
01 2/26 カタール
02 4/3 オーストラリア
03 4/24 スペイン
04 5/8 イタリア
05 5/29 イギリス
06 6/26 サンマリノ
07 7/17 チェコ
08 8/7 イギリス
09 9/4 オランダ
10 9/11 ドイツ
11 10/2 イタリア
12 10/9 フランス
第4戦 イタリア
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藤原克昭、今季2勝目を挙げる
決勝日:5月8日(日)
サーキット:モンツァ・サーキット

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)第4戦が、5月8日にイタリア北部にあるモンツァで行われた。大激戦を制したのは、藤原克昭選手(Winston Ten Kate Honda)。2位にはチームメイトのセバスチャン・シャルパンティア選手が入った。

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 予選では、シャルパンティア選手が1分51秒730をマークして4戦連続のポールポジションを獲得。藤原選手は1分52秒126で2番手につけた。予選3番手はジャンルカ・ナンネッリ選手(ドゥカティ)だった。

 16周のレースは、ほとんど最初から最後まで藤原選手、シャルパンティア選手、そしてナンネッリ選手の3人の激戦となった。しかし、最終的には藤原選手とシャルパンティア選手の一騎打ちとなった。

 最終ラップにパラボリカ・コーナーでシャルパンティア選手が藤原選手のインに入ったが、少しワイドにはらんだ。その隙に藤原選手が再びインに飛び込み、トップに立つとそのままシャルパンティア選手を押さえ込んで、今季2勝目を挙げたのである。2人の差は0.036秒と僅差だった。

 2列目からスタートしたミシェル・ファブリッツォ選手(Team Italia Megabike)は、スタート時に失敗し、最後尾から追い上げることになった。それでも1周目を終えた時には11位に上がり、最終的に3位のナンネッリ選手に続き4位でフィニッシュした。5位はケビン・カーテン選手(ヤマハ)となっている。

 WSSルーキーのタツ・ラウスレート選手(Honda)にとって、モンツァは他多くのサーキット同様、初めてのコースだった。完走者20人中7位でフィニッシュしたラウスレート選手は、アレッジオ・コラーディ選手(ドゥカティ)が失格となったため6位に繰り上がった。

 ファビアン・フォーレ選手(Team Italia Megabike)は、前週行われたイタリア選手権のレースに出場したため、シーズン開幕後からレース前までに同じコースでプラクティスまたはレースに参加してはいけないという規則に違反し、今回は失格となった。

 4戦を終えた段階でランキングトップはシャルパンティア選手で90ポイント。ランキング2位の藤原選手(83ポイント)との差は7ポイントになる。4位はファブリッツォ選手で42ポイント。5位にはフォーレ選手(38ポイント)がつけている。

 スーパーバイク世界選手権では、クリス・バーミューレン選手(Winston Ten Kate Honda)がヒート2で優勝。Honda勢としては、今季初優勝となった。

 第5戦は、5月29日にイギリスのシルバーストーン・サーキットで行われる。

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コメント

藤原克昭選手(優勝)
「チームがとてもよく頑張ってくれているので、チームのためにも優勝できて嬉しいです。セバスチャン、ジャンルカと素晴らしいレースをしました。彼ら2人を抜くのはとても大変だった。でも、僕のCBR600RRはエンジンも力強くてパーフェクトでした。タイヤも素晴らしかったです。最終ラップはセバスチャンと大接戦になり、何回か接触しました。でも、スーパースポーツ世界選手権のレースでは、よくあることです」

セバスチャン・シャルパンティア選手(2位)
「今日は素晴らしいレースを見せられたので、観客やテレビでレースを見ていたファンも喜んでくれただろう。カツアキはとても強かった。最終ラップでは、なんとか抜こうとしたけれど、パラボリカの進入で1速多くシフトダウンしてしまい、ワイドにはらんでしまった。でも、チャンピオンシップのことを考えれば2位でも悪くない」

ミシェル・ファブリッツォ選手(4位)
「スタートでギアを間違えてしまい、6速でスタートしてしまった。スタートさえ失敗しなければ、Ten Kateの2人に追いつくこともできたのではないかと思う。一時は22番手だった。そこから大勢のライダーを抜いて4位に上がったわけだから、素晴らしいレースをしたといえるかもしれない。カーテンに後ろにつかれてしまった時は辛かった。彼は僕の後ろにつけば、スリップストリームが使えるとわかっていたからね」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 藤原克昭 Honda 16 30'15.930
2 S.シャルパンティア Honda 16 30'15.966
3 G.ナンネッリ ドゥカティ 16 30'18.656
4 M.ファブリッツォ Honda 16 30'23.973
5 K.カーテン ヤマハ 16 30'24.093
6 T.ラウスレート Honda 16 30'42.496
8 S.シャンボン Honda 16 30'42.870
10 S.ル・ガーレ Honda 16 30'53.616
13 J.スティグフェルト Honda 16 31'03.884
14 T.ミクソブスキー Honda 16 31'13.492
17 S.ペンナ Honda 16 31'25.715
18 T.ハーララ Honda 16 31'25.963
19 P.ツコペック Honda 16 31'47.100
RT S.サンナ Honda 14 26'47.844
RT R.ハームス Honda 10 19'43.497
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 90
2 藤原克昭 Honda 83
3 K.カーテン ヤマハ 60
4 M.ファブリッツォ Honda 42
5 F.フォーレ Honda 38
6 B.パークス ヤマハ 38
7 S.シャンボン Honda 32
9 T.ラウスレート Honda 24
11 J.スティグフェルト Honda 19
14 S.ル・ガーレ Honda 9
15 T.ミクソブスキー Honda 9
19 P.ツコペック Honda 5
20 W.ディーメン Honda 4
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 100
2 ヤマハ 60
3 ドゥカティ 42
4 スズキ 28
5 カワサキ 7
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