スーパースポーツ世界選手権(WSS)第3戦が、4月24日にスペインのバレンシア・サーキットで行われた。優勝したのは、第2戦でもトップだったセバスチャン・シャルパンティア(Winston
Ten Kate Honda)。2位には、チームメイトの藤原克昭が入った。
予選では、シャルパンティアが3戦連続のポールポジションを獲得。藤原は2番手だった。予選3番手はファビアン・フォーレ(Team Italia Megabike)とHonda勢がトップ3を独占した。
気温24℃というコンディションのもとで行われた決勝レースは、シャルパンティアと藤原の一騎打ちとなった。23周のレースのラストラップに、藤原が第2コーナーでシャルパンティアのインをつこうとするが、ブロックされる。次の左コーナーに続くアプローチで、お互いに出方を探り合っていた2人だったが、再びインにつけた藤原のマシンがバランスを崩した。
結局、シャルパンティアは藤原に0.844秒差をつけて優勝。3位はケビン・カーテン(ヤマハ)となり、ずっと表彰台を狙っていたミシェル・ファブリッツォ(Team
Italia Megabike)は4位に終わった。ファブリッツォから5秒遅れて、5位にはチームメイトのフォーレが入った。
WSSルーキーのタツ・ラウスレート(Honda)は、一時13位を走っていたが、最終ラップの最終コーナーで他のライダーと接触して15位に終わっている。
3戦を終えた段階でランキングトップは、シャルパンティアで70ポイント。ランキング2位の藤原(58ポイント)との差は、12ポイントに開いた。
スーパーバイク世界選手権では、クリス・バーミューレン(Winston Ten Kate Honda)がヒート1、ヒート2共にトロイ・コルサー(スズキ)に続いて2位に入った。
第4戦は、5月8日にイタリアのモンツァで行われる。
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