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レース
カタール 第1戦 2月26日
カタール
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レース情報
Rd. 開催日
01 2/26 カタール
02 4/3 オーストラリア
03 4/24 スペイン
04 5/8 イタリア
05 5/29 イギリス
06 6/26 サンマリノ
07 7/17 チェコ
08 8/7 イギリス
09 9/4 オランダ
10 9/11 ドイツ
11 10/2 イタリア
12 10/9 フランス
第1戦 カタール
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藤原克昭、優勝。Honda勢が表彰台を独占!
決勝日:2月26日(土)
会場:ロサイル・インターナショナル・サーキット

 WSS(スーパースポーツ世界選手権)の開幕戦が2月26日、カタール・ドーハのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。スーパースポーツ/スーパーバイク世界選手権のレースが、カタールで行われたのは初めてのことだ。優勝したのは、今季からWinston Ten Kate Hondaに参入し、CBR600RRを走らせた藤原克昭だった。

第1戦 カタール 第1戦 カタール
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 予選でポールポジションを獲得したのは藤原のチームメイト、今季からWinston Ten Kate Hondaに加わったセバスチャン・シャルパンティア。2分03秒841をマークしたシャルパンティアに続いて、2番手には藤原(2分04秒808)がつけた。3位はミッシェル・ファブリッツォ(Team Italia Megabike)、4位にファビアン・フォーレ(Team Italia Megabike)とHonda勢がフロントローを独占した。

 ただし、これはすべて完全にドライだった予選1日目にマークしたタイム。予選2日目は砂漠のサーキットにしてはめずらしく雨に見舞われ、誰も前日のタイムを更新することができなかった。

 予選2日目に引き続き、レース当日も変わりやすい天候となったが、スーパースポーツの決勝レースは快晴のもとで行われた。スタートで出遅れた藤原は、ほとんど最後尾に近いポジションで第1コーナーに入っていった。しかしそこから猛然と追い上げた藤原は、18周のレースのうち16周目に、それまでずっとトップを走行していたシャルパンティアをとらえてトップに浮上。さらにその差を5秒に広げて圧勝した。

 2位に入ったシャルパンティアは、藤原に抜かれるまでは圧倒的な強さを見せていたが、終盤にフロントタイヤの磨耗が激しくなり、ペースダウン。それでも、レース中に2分04秒686をマークし、これがロサイル・インターナショナル・サーキットにおけるスーパースポーツ・クラスのラップレコードとして記録された。

 3位にもHonda CBR600RRの最新バージョンに乗るファブリッツォが入り、フロントローに続いて、表彰台までもHonda勢が独占した。

 予選で4番手だったフォーレはフロントタイヤの磨耗のため、後半慎重な走りに徹して5位となったが、貴重な11ポイントを獲得した。スーパースポーツ世界選手権に初挑戦したタツ・ラウスレートは10位に入り、デビュー戦としては立派な成績を残した。

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 スーパーバイク世界選手権では、Winston Ten Kate Hondaのクリス・バーミューレンが1ヒート目8位、2ヒート目4位に入った。バーミューレンのチームメイトで、昨年のスーパースポーツ世界チャンピオン、カール・マガリッジは体調不良に見舞われ、1ヒート目は9位に入ったが、2ヒート目は転倒した。

 次戦は、4月3日にオーストラリアのフィリップアイランドで行われる。

コメント
藤原克昭(優勝)
「Hondaのマシンに乗るのは今年が初めてで、CBR600RRは昨年まで僕が乗っていたマシンとずいぶん違います。レースでは、スタートの時にエンジンをストールさせてしまい、再始動しなくてはいけませんでした。フロントタイヤの調子も完璧とはいえませんでしたが、チームスタッフのおかげでセッティングは抜群でした。前回、このサーキットで行われたテストの時と今回とでは若干セッティングを変えていました。Hondaでのデビュー戦を優勝で飾れて、本当に嬉しいです。Hondaには感謝しています」

セバスチャン・シャルパンティア(2位)
「スタートから快調に飛ばしていたが、途中からフロントタイヤのグリップがなくなり、終盤は攻めることができなかった。あのまま攻めていたらクラッシュしていただろう。ソフトタイヤを選んだのが敗因だったのかもしれない。プラクティスの時は、同じタイヤで10-12周走っても問題なかったが、今日は5、6周で問題が出てきた。なぜなのか理由はわからない。それでも開幕戦で2位というのは悪くない。去年は開幕戦でノーポイントだったからね」

ミッシェル・ファブリッツォ(3位)
「他のライダー同様に、僕もフロントタイヤに問題を抱えていた。通常はレース終盤にならないとフロントタイヤのグリップはなくならないのだけど、今回は違った。僕のチームはとても良くて、どんどん進歩している。だから今回はWinston Ten Kate Hondaの2人に続いて3位に入れたのは、とても良いことだ」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 藤原克昭 Honda 18 37'54.414
2 S.シャルパンティア Honda 18 37'59.876
3 M.ファブリッツォ Honda 18 38'08.384
4 K.カーテン ヤマハ 18 38'23.127
5 F.フォーレ Honda 18 38'25.730
6 B.パークス ヤマハ 18 38'26.873
7 S.シャンボン Honda 18 38'31.256
10 T.ラウスレート Honda 18 38'53.506
12 T.ミクソブスキー Honda 18 39'30.485
13 P.ツコペック Honda 18 39'42.004
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 藤原克昭 Honda 25
2 S.シャルパンティア Honda 20
3 M.ファブリッツォ Honda 16
4 K.カーテン ヤマハ 13
5 F.フォーレ Honda 11
6 B.パークス ヤマハ 10
7 S.シャンボン Honda 9
10 T.ラウスレート Honda 6
12 T.ミクソブスキー Honda 4
13 P.ツコペック Honda 3
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 25
2 ヤマハ 13
3 スズキ 8
4 ドゥカティ 7
5 カワサキ 2
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