決勝日:10月3日(日) サーキット:マニクール・サーキット 天候:快晴 気温:25℃ 観客:週末通算6万1000人
10月3日にフランスのマニクールで行われたWSS(スーパースポーツ世界選手権)第10戦では、前戦ですでにチャンピオンを決めているカール・マガリッジ(Ten Kate Honda、CBR600RR)が今季7勝目を挙げ、シーズン最多優勝記録を達成した。2位に入ったのはチームメイトのブロク・パークスで、ランキングでも2位に入っている。また、Hondaはマニュファクチュラーズ選手権で212ポイントを獲得し、2位のヤマハ(176ポイント)に36ポイント差をつけてタイトルを獲得した。
決勝レースはマガリッジとパークスの戦いとなった。2人は何度も順位を入れ替えてトップ争いを繰り広げたが、最終ラップにマガリッジがトップに立つと、そのままゴールして今季7勝目をマークした。
3位に入ったのはセバスチャン・シャルパンティア(Klaffi Honda、CBR600RR)だったが、シャルパンティアはトップを走行する2人に追いつくことはできなかった。何度かひやりとする瞬間があったことと、タイヤチョイスがパーフェクトではなかったことがその原因である。だが、今回3位に入ったことにより、シャルパンティアはランキング4位に入った。Hondaライダーが表彰台を独占したのは今季3回目のことである。
シャルパンティアのチームメイトであるマックス・ノイキルヒナー(Klaffi Honda)は今回8位に入り、WSSでのルーキーイヤーをランキング9位で終えた。若干21歳のマックス・ノイキルヒナー(Klaffi Honda)は"ルーキー・オブ・ザ・イヤー"を獲得している。
Team Italia Megabikeのミケーレ・ファブリツィオとデニス・サケッティの2人は、不本意な形で最終戦を終えた。ファブリツィオは4位を走行中にオイル圧センサーが壊れ、オイル圧が下がったため、安全を考えてリタイア。サケッティは3周目にクラッシュした。 |