決勝日:3月28日(日) サーキット:フィリップアイランド・サーキット 観客:週末通算4万8000人
WSS(スーパースポーツ世界選手権)第2戦は3月28日にオーストラリアのフィリップアイランド(全長4.445km)で行われ、23名のライダーが出走した。
高温の中で行われた決勝レースは、スーパースポーツの本質である"予期できぬ"展開となり、ワイルドカードで出場したCastrol Honda Racingのジョシュ・ブルックスが優勝。スーパースポーツ世界選手権のレースは初めてだったというブルックスは同じオーストラリア人のケヴィン・カーテン(ヤマハ)と激しいバトルを展開した結果の優勝となった。
予選で1位と3位に入ったTen Kate Hondaのカール・マガリッジとブロク・パークスは、レースの序盤は快調だった。しかし、その後、2人ともトラブルに見舞われてしまう。結果、ポイントスタンディングでトップにつけているユルゲン・ファンデン・グールベルグ(ヤマハ)が今回も3位に入り、ポイントリードをさらに広げた。
元世界グランプリ500ccチャンピオン、ワイン・ガードナーの後継者と言われているパークスは、サスペンション・セットアップが決まっていなかったため、後半ペースを落としたが、最終的に4位に入り、今季初のポイントを獲得した。マガリッジは原因不明のエンジン・トラブルのため、3位から12位に後退してレースを終えた。
Klaffi Hondaのセバスチャン・シャルパンティアとマックス・ノイキルヒナーの2人は健闘し、シャルパンティアが5位に入り、フィリップアイランドを走るのが初めてというノイヒルキナーは8位に入った。
Team Italia Megabike Hondaのアレッジオ・コラディとデニス・サケッティの2人は共に今回の結果に満足していない。コラディの方は7位に入ったが、若く、経験もあまりないサケッティは17位でノーポイントに終わってしまったからだ。
2戦を終えた時点で、ポイントトップはグールベルグで41ポイント。2位にファビアン・フォレット(ヤマハ)が30ポイントでつけ、今回優勝したジョシュ・ブルックスがHonda勢トップの4位につけている。レギュラーのHonda勢ではパークスが13ポイントでランキング8位となっている。
次戦は4月18日にサンマリノのミサノで行われる。
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