2007年に65ccクラス、09年に85ccクラスのヨーロッパチャンピオンを獲得。2012年には125ccのヨーロッパチャンピオンおよび同クラスのジュニア世界チャンピオンに輝き、その活躍が認められ、同年にモトクロス世界選手権MX2クラスにデビューしました。

14年はHonda Gariboldiに移籍し、ランキング5位と飛躍しました。15年の第4戦トレンティーノで初の総合優勝を果たすと、その後も次々と勝利を重ね、チームにとって初の世界チャンピオンに導きました。

16年からは最高峰のMXGPクラスにステップアップ。Team Honda Gariboldi Racingよりワークスマシン「CRF450RW」を駆って臨みました。開幕戦で同クラスにおける最年少ウイナーの記録を塗り替えると、その後も勢いはとどまることなく、シーズン15勝を挙げて、圧倒的な強さでチャンピオンに輝きました。

ワークスチームのTeam HRCから参戦した17年は、中盤戦でのケガに苦しめられながらも、8勝を含む総合5位でシーズンを終えました。18年は8大会で表彰台を獲得し、総合4位となりました。19年は、全18大会36レースのうち16回優勝し、第6戦からは7戦連続で大会総合優勝を飾るなどの強さをみせ、3シーズンぶりのチャンピオンを獲得。20年もその勢いは衰えることなく、36レースのうち15回優勝を果たす圧倒的な強さで、最終戦を待つことなく2連覇を達成。

21年も引き続きTeam HRCから参戦し、3連覇を目指します。