レース1での負傷を押して出走したファランデレンがレース2で5位入賞

MX2クラスでは、カルバン・ファランデレン(Team HRC)が闘志あふれる走りをみせてくれました。予選レースで転倒に巻き込まれたところは、MXGPクラスのガイザー同様でしたが、ファランデレンの場合はフロントブレーキを損傷で失いながら、19番手で決勝に臨むことになりました。

レース1では1コーナーで接触転倒を喫し、肩を強打したためリタイアを余儀なくされたファランデレンでしたが、レース2では3番手という絶好のスタートを切りました。ファランデレンは、先行するホルヘ・プラド(KTM)、トーマス・コビントン(ハスクバーナ)を追走しましたが、さすがに肩の痛みから徐々にポジションを失い、5位でチェッカーフラッグを受けました。

この結果ランキングを下げたファランデレンは、現時点で10位につけています。

カルバン・ファランデレン(MX2 DNF/5位総合13位)
「ウォームアップ走行では2番手のタイムを出せたし、マシンについてもコースに対しても好感触を得ていました。レース1ではそこそこのスタートが切れて、10番手ぐらいで1コーナーに進入したのですが、他車に突っ込まれて転倒して、その際に肩をすごく痛めてしまいました。レース2に出走できるように、あらゆる手を尽くしました。乗れるかどうか不安もありましたがなんとかなって、実際にスタートも上手く決まりました。前の方を走っていると、痛みを感じないものです。少なくとも短時間ならそうなのですが、10分をすぎるころから痛みだし、負傷した肩に力が入らなくなりました。そういったことを含めて考えると、レース2で5位になれたことは上出来だし、こういう成績を積み重ねていきたいと思っています」

MX2 リザルト

レース1

順位	No.	ライダー	マシン	周回数	タイム/差
1	61	J.プラド	KTM	19	35'49.470
2	29	H.ヤコービ	ハスクバーナ	19	+07.613
3	19	T.オルセン	ハスクバーナ	19	+10.550
4	1	P.ジョナス	KTM	19	+11.771
5	64	T.コビントン	ハスクバーナ	19	+12.890
6	747	ミケーレ・セルベリン		19	+18.733

13	98	バス・バッセン		19	+1'09.160
28	56	マーシャル・ウェルトン		19	+1'46.883
35	34	ミカボーイ・デワール		11	+8Laps
36	872	マシス・ボワラメ		10	+9Laps
38	10	カルバン・ファランデレン		0	+19Laps

レース2

順位	No.	ライダー	マシン	周回数	タイム/差
1	64	T.コビントン	ハスクバーナ	19	35'29.253
2	61	J.プラド	KTM	19	+02.170
3	18	V.ブリリャコフ	ヤマハ	19	+24.692
4	426	C.ミューズ	KTM	19	+30.510
5	10	カルバン・ファランデレン		19	+32.592
6	46	D.ポーチェス	KTM	19	+37.204

11	747	ミケーレ・セルベリン		19	+1'00.317
14	872	マシス・ボワラメ		19	+1'14.319
23	56	マーシャル・ウェルトン		18	+1Lap
28	34	ミカボーイ・デワール		18	+1Lap
34	98	バス・バッセン		13	+6Laps

MXGP ポイントランキング

ライダー

順位	No.	ライダー	マシン	総合ポイント
1	1	P.ジョナス	KTM	180
2	61	J.プラド	KTM	152
3	19	T.オルセン	ハスクバーナ	145
4	919	B.ワトソン	ヤマハ	105
5	426	C.ミューズ	KTM	100
6	96	ハンター・ローレンス		99

10	10	カルバン・ファランデレン		79
17	98	バス・バッセン		43
19	747	ミケーレ・セルベリン		38
26	872	マシス・ボワラメ		7
29	56	マーシャル・ウェルトン		3