MX2クラスでは、体調を崩していたカルバン・ファランデレン(Team HRC)が快方に向かい、先行するハンター・ローレンス(Honda 114 Motorsports)に対する追撃態勢を整えて臨みました。

予選レースでは、スタートに失敗しただけではなく、オープニングラップ中の転倒で31番手まで後退したファランデレンでしたが、フィニッシュラインでは18位までばん回しました。グリッド順はかなり不利になりますが、大混戦の中で追い上げの際に披露したスピードは、決勝への期待を感じさせるものでした。

決勝レース1では、ローレンスが5番手、ファランデレンが7番手と順当なスタートが切られました。レース中盤は5～6番手に連なっていた2台ですが、終盤になってダリアン・サナエイ(カワサキ)に先行を許したファランデレンが後退し、7位でフィニッシュ。ローレンスは5位でチェッカーを受けました。

レース2では、ファランデレンが9番手スタートから着々とポジションアップを図りました。終盤になるとコンラッド・ミューズ(KTM)を追い詰め、ラスト4周のスパートによって7位をゲット。この結果、ファランデレンは総合8位を獲得しました。なお、今大会でHonda最上位だったのは、総合5位(5位/5位)のローレンス。現時点でのシリーズランキングでは4位となっています。