round 2

April 22 2012 FIM Motocross World Championship Bulgaria 第2戦 ブルガリア
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SCHEDULE

  • レース情報
  • 決勝

バブリシェフが5位入賞

2012年4月22日(日)・決勝  開催地:セブリエボ・サーキット  天候:晴れ  気温:17℃  観客:1万5000人

FIMモトクロス世界選手権全16戦シリーズの第2戦ブルガリアGPが、陽光のまぶしいセブリエボ・サーキットで開催されました。Honda World Motocross Teamのエフゲニー・バブリシェフは、開幕戦で負った右手親指脱臼の痛みをものともせず、ファクトリーCRF450Rを駆り、総合5位というすばらしい成績を残しました。今大会の総合優勝は、カワサキのゴーティエ・ポーリン(2位/優勝)。同じフランス人のライバルであるクリストフ・ポールセル(カワサキ)が、同点2位(優勝/2位)に入賞しました。

  • E.バブリシェフE.バブリシェフ
  • E.バブリシェフE.バブリシェフ
  • E.バブリシェフE.バブリシェフ
  • R.ゴンカルベス・E.バブリシェフR.ゴンカルベス・E.バブリシェフ
  • R.ゴンカルベスR.ゴンカルベス
  • R.ゴンカルベスR.ゴンカルベス
  • J.バラガンJ.バラガン

ブルガリアのコースは硬質路面が特徴ですが、金曜夜の大雨に加えて土曜の公式練習と予選レース中にも降雨がありました。日曜日は好天に恵まれ気温も上昇したため、荒れた滑りやすい路面は乾いていきました。ハイスピードをもたらすコースレイアウトによって、多くのライダーがコンマ数秒内にひしめき合い、好スタートの重要性が改めて浮き彫りとなりました。

2週間前に行われた開幕戦オランダGPで負傷した右手の痛みを押して出場したバブリシェフは、鎮痛剤を服用しながらも35分プラス2周×2レースに気力を限界まで注ぎ込まなければなりませんでした。ロシア人のバブリシェフは、両レースともスタートからトップグループに食い込むことはできませんでしたが、8位/5位というリザルトは彼のチームもセブリエボのファンも納得の結果でした。

チームメートのポルトガル人、ルイ・ゴンカルベスは、今大会をあまりうまく切り抜けられませんでした。レース1は腕上がりで9位にとどまりましたが、12ポイントを獲得できました。レース2ではより速いペースで走行しましたが、トップ10の中程を狙う走りは中盤に発生したマシントラブルによって潰えました。

LS Honda Racingのジョナサン・バラガンは、サスペンションセッティングのベストを見出せないまま、今シーズン最初のハードパックであるセブリエボに臨みました。スペイン人のバラガンは、両レースとも小さなクラッシュを喫して16位/12位、リーダーボードの上位に名を連ねることはできませんでした。

FIMモトクロス世界選手権MX1ランキング上のHondaライダー3人のポジションは、ゴンカルベス11位、バブリシェフ13位、バラガン14位。今後のトップ10入りを目指しています。

MX2クラスでは、Gariboldi Honda - Esta所属のマックス・アンスティが、CRF250Rを駆り、手堅く総合5位に入りました。今週19歳になるイギリス人のアンスティは、効果的なスタートが切れなかったものの、しぶとく走って6位/5位に入賞しました。十代らしからぬ安定性を見せるアンスティは、MX2ランキング5位につけています。

シリーズ16戦中の第3戦イタリアGPは、4月29日にフェルモで開催されます。

コメント

イブジェニー・バブリシェフ(MX1 8位/5位 総合5位)「ベストを尽くしたので満足しています。ミスは全くなかったし、転倒もしませんでした。下り坂とジャンプの衝撃では、手に強烈な痛みを感じました。ズキズキとする痛みで我慢するのが大変でした。少しスローダウンしなければならない時もありましたが、あきらめるのは嫌だったので、ひたすら歯を食いしばって耐えました。痛み止めはそれほど効きませんでした。フェルモではもう少し痛みが軽くなってくれたらいいと思います。チームは一丸となって支えてくれたし、彼らの働きに感謝しています」

ルイ・ゴンカルベス(MX1 9位/27位 総合15位)「レース1ではスタートに失敗し、追い上げるのが難しかったです。終始腕上がりに悩まされ、決して楽にはなりませんでした。レース2ではもっとうまくスタートできたのに、1コーナーのイン側で押されてふくらんでしまいました。しばらくすると、マシンの調子がいつもと違うなと感じ、最後にはリタイアしなければなりませんでした。今回のことは忘れようと思います。原因はすぐにわかるだろうし、イタリアでは改善されているはずです」

ジョナサン・バラガン(MX1 16位/12位 総合14位)「あまりハッピーとはいえません。レース1では信じられないほどの腕上がりが起きました。原因は不明です。サスセッティングがまだ決まっていなくて、それが一番の問題だと思います。レース2ではもっとうまく走れて、転倒があったけれど走り続けて12位に入れました。ベストセッティングが出るまでトライを続けますが、すでに2戦消化してしまっています」

マックス・アンスティ(MX2 6位/5位 総合5位)「今大会では一段と向上できたし、我々は正しい方向に向かっています。イタリアGPがとても楽しみです。今大会の成績を足がかりに表彰台を目指したいです。昨年、フェルモでは3位に入っています。今度の水曜日が誕生日なので、いい週末になりそうです」

決勝

MX1(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム
1377C.ポールセルカワサキ39:09.159-
221G.ポーリンカワサキ39:14.826+05.667
325C.デサールスズキ39:16.877+07.718
4222A.カイローリKTM39:17.626+08.467
519D.フィリッパーツヤマハ39:29.790+20.631
6121X.ブーグカワサキ39:30.929+21.770
 
8777E.バブリシェフHonda39:53.408+44.249
9999R.ゴンカルベスHonda39:53.569+44.410
13120C.ソーベイラスHonda40:15.869+1:06.710
167J.バラガンHonda40:33.383+1:24.224
1832M.ポティセクHonda40:36.784+1:27.625
2695A.ジュストHonda40:25.295+1Lap
2899K.テコHonda40:30.702+1Lap

MX1(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム
121G.ポーリンカワサキ39:17.879-
2377C.ポールセルカワサキ39:20.306+02.427
3222A.カイローリKTM39:41.068+23.189
49K.ド・ディッカーKTM39:44.258+26.379
5777E.バブリシェフHonda39:47.130+29.251
611S.ポールセルカワサキ39:47.854+29.975
 
127J.バラガンHonda40:45.201+1:27.322
14120C.ソーベイラスHonda41:04.470+1:46.591
1632M.ポティセクHonda41:25.435+2:07.556
2295A.ジュストHonda40:46.076+1Lap
27999R.ゴンカルベスHonda26:51.906+7Laps
3199K.テコHonda4:03.947+19Laps

MX2(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム
134J.ローランツカワサキ39:43.795-
284J.ハーリングスKTM39:53.081+09.286
3100T.サールカワサキ40:01.475+17.680
489J.バン・ホービークKTM40:08.699+24.904
5151H.クラッススズキ40:23.410+39.615
66M.アンスティHonda40:28.085+44.290
 
1166A.トンコフHonda40:58.130+1:14.335
24195R.ジャストHonda40:32.423+1Lap

MX2(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム
1100T.サールカワサキ39:24.388-
284J.ハーリングスKTM39:26.619+02.231
389J.バン・ホービークKTM40:07.760+43.372
434J.ローランツカワサキ40:16.589+52.201
56M.アンスティHonda40:24.004+59.616
677A.ルピーノハスクバーナ40:42.816+1:18.428
 
866A.トンコフHonda40:51.132+1:26.744
20195R.ジャストHonda40:19.783+1Lap

ポイントスタンディング

ライダー(MX1)

順位 ライダー マシン ポイント
1 A.カイローリ KTM 88
2 G.ポーリン カワサキ 79
3 C.デサール スズキ 67
4 K.ド・ディッカー KTM 63
5 C.ポールセル カワサキ 59
6 K.ストリボス KTM 51
 
11 R.ゴンカルベス Honda 41
13 E.バブリシェフ Honda 38
14 J.バラガン Honda 26
18 C.ソーベイラス Honda 15
22 M.ポティセク Honda 10
25 G.クレスティノフ Honda 5

マニュファクチャラー(MX1)

順位 マニュファクチャラー ポイント
1KTM88
2カワサキ82
3スズキ77
4ヤマハ68
5Honda58
6TM1

ライダー(MX2)

順位 ライダー マシン ポイント
1 J.ハーリングス KTM 94
2 T.サール カワサキ 87
3 J.ローランツ カワサキ 85
4 J.バン・ホービーク KTM 74
5 M.アンスティ Honda 57
6 J.ニコルズ KTM 51
 
11 A.トンコフ Honda 38
20 R.ジャスト Honda 8

マニュファクチャラー(MX2)

順位 マニュファクチャラー ポイント
1カワサキ94
2KTM94
3Honda61
4スズキ47
5ヤマハ43
6ハスクバーナ38
7TM4