round 1

April 9 2012 FIM Motocross World Championship Netherlands 第1戦 オランダ
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  • レース情報
  • 決勝

ゴンカルベスが砂路面のオランダGPで4位に入る

2012年4月9日(月)・決勝  開催地:ファルケンスワールト  天候:曇りのち雨  気温:8℃  観客:2万3000人

2012年世界モトクロス選手権が雨のファルケンスワールトで開幕。Honda World Motocross teamのルイ・ゴンカルベスがレース1で10位、レース2では4位に入る活躍を見せ、総合7位を獲得しました。また、KTMのアントニオ・カイローリが両レースともに優勝を果たしました。

  • R.ゴンカルベスR.ゴンカルベス
  • R.ゴンカルベスR.ゴンカルベス
  • R.ゴンカルベスR.ゴンカルベス
  • R.ゴンカルベスR.ゴンカルベス
  • E.バブリシェフE.バブリシェフ
  • E.バブリシェフE.バブリシェフ
  • J.バラガンJ.バラガン

35分プラス2ラップで争われた第1レース。ファクトリーマシンのCRF450Rを駆るゴンカルベスは起伏の激しい砂の路面に苦しみリズムをつかめませんでしたが、なんとかトップ10以内でフィニッシュし、第2レースでの巻き返しを誓いました。

第2レースは冷たい風と激しい雨の降る中でスタート。約2万3000人の観衆が見守る中、2009年MX2で年間2位に輝いたゴンカルベスは快調な走りを見せ、ケン・ド・ディッカーやケビン・ストリボスといった有力ライダーを次々とパス。4位でフィニッシュし、ドイツ・ガイルドルフで行われた2011年第14戦以来となる好成績を残しました。

一方、チームメートのイブジェニー・バブリシェフは、土曜日に負傷した右手親指の痛みが残る中、オランダの地で勇気と気概にあふれた走りを披露しました。2011年ドイツグランプリのチャンピオンは、レース1でクラッシュを喫し、腰の打撲に加えあばらと肩も痛め、このレースは無念のリタイア。しかし、痛み止めを飲んで挑んだ第2レースでは見事完走を果たし、9ポイントを獲得しました。

CRF450Rを駆るジョナサン・バラガン(LS Motors Honda)は、両レースで対照的な走りを見せました。2009年にこのサーキットで優勝したことのあるバラガンは、最近サスペンションのサプライヤーを変更しましたが、十分なテストを行えていませんでした。そのため、セッティングがうまく決まらず第1レースは17位に終わります。しかし、セッティングを変更した第2レースでは好スタートを切り、レースの大半をトップ10内で走行。終盤のジャンプでスリップを喫したものの、13位でフィニッシュしました。

MX2クラスでは新人のマックス・アンスティ(Honda Gariboldi-Esta)がレース2で5位に入る活躍を見せ、CRF250Rを総合6位に導きました。

第2戦は2週間後の4月22日、ブルガリアのセブリエボで行われます。

コメント

ルイ・ゴンカルベス(MX1 10位/4位 総合7位)「第1レースでは自分らしい走りができませんでした。少しタイトに走りすぎてミスも多かったので、周回遅れに引っかかってしまったのです。結局このレースは10位でフィニッシュ。第2レースでは何かを変えなくてはならないと感じていました。第2レースではあまりいいスタートは切れませんでしたが、第1レースとはアプローチを変え、気持ちよく走ることができました。周回を重ねるごとに確実にラップを刻み、4位に入ることができました。この結果はとてもうれしいです。すばらしい働きを見せたチームのみんなにも感謝したいです。今日の路面はいつもよりも深さと荒さはなかったですがとても滑りやすかったため、常に集中を保たなくてはなりませんでした。このあとは、一度家に戻り、フランスのハードな路面で練習して次のレースに備えたいです」

ジョナサン・バラガン(MX1 17位/13位 総合15位)「とても悪い一日で結果には満足していません。これは最近変更したサスペンションをテストする時間が足りなかったためです。第1レースではあれ以上プッシュすることができず、とても残念でした。しかし、第2レースではセッティングの変更が奏功し、前のレースよりもいいペースで走ることができました。終盤のクラッシュにはがっかりしましたが、レースはまだまだ続くのでいい準備をしていきたいです」

イブジェニー・バブリシェフ(MX1 DNF/12位 総合17位)「なぜかは分かりませんが、この週末はとても悪いスタートとなりました。土曜日のフリープラクティスからうまくいかず、クラッシュによって親指をひねってしまいました。予選でも運悪くコースアウトしてしまいエギゾーストにダメージを負ってしまったため、決勝は最後尾からのスタートとなりました。さらに、第1レースで大きなクラッシュを喫し、胸やわき腹、肩、頭を打ったため、息をすることもできませんでした! 幸い大きなケガは無かったものの、腰に強い打撲を受けていました。ドクターは私に判断を任せてくれたので、痛みをこらえて第2レースに出ることにしました。痛み止めを飲んだものの、ジャンプやバンプはとてもつらく、あまりの痛さに泣きそうでした。今後、シーズンの展開がどうなるかは分かりませんが、今日の9ポイントがチャンピオンシップの助けになることを願っています」

決勝

MX1(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム
1222A.カイローリKTM40:34.863-
225C.デサールスズキ40:53.789+18.926
3183S.フロサールヤマハ40:54.795+19.932
421G.ポーリンカワサキ41:06.473+31.610
59K.ド・ディッカーKTM41:09.888+35.025
622K.ストリボスKTM41:13.955+39.092
 
10999R.ゴンカルベスHonda41:44.078+1:09.215
177J.バラガンHonda40:46.057+1Lap
1837G.クレスティノフHonda40:49.396+1Lap
1932M.ポティセクHonda40:53.883+1Lap
24131N.オービンHonda41:59.103+1Lap
2999K.テコHonda41:04.617+2Laps
35171P.ベルトゥッツォHonda28:28.313+10Laps
36120C.ソーベイラスHonda15:13.290+13Laps
3795A.ジュストHonda11:40.119+15Laps
39777E.バブリシェフHonda4:12.943+18Laps

MX1(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム
1222A.カイローリKTM41:14.597-
225C.デサールスズキ41:28.151+13.554
3183S.フロサールヤマハ41:35.454+20.857
4999R.ゴンカルベスHonda41:47.570+32.973
522K.ストリボスKTM42:14.348+59.751
69K.ド・ディッカーKTM42:19.436+1:04.839
 
12777E.バブリシェフHonda42:55.790+1:41.193
137J.バラガンHonda43:05.697+1:51.100
1937G.クレスティノフHonda41:21.664+1Lap
2332M.ポティセクHonda42:31.910+1Lap
31131N.オービンHonda27:46.597+9Laps
3595A.ジュストHonda15:24.709+13Laps
3699K.テコHonda15:46.936+13Laps
38171P.ベルトゥッツォHonda7:29.025+17Laps

MX2(レース1)

順位 No. ライダー マシン タイム
184J.ハーリングスKTM39:38.886-
2100T.サールカワサキ40:33.683+54.797
334J.ローランツカワサキ40:38.487+59.601
489J.バン・ホービークKTM41:28.827+1:49.941
545J.ニコルズKTM41:34.236+1:55.350
6911J.ティクシーKTM41:45.300+2:06.414
 
766A.トンコフHonda39:42.800+1Lap
116M.アンスティHonda40:23.219+1Lap
19195R.ジャストHonda41:10.516+1Lap
31114J.ブッカーHonda37:55.318+3Laps

MX2(レース2)

順位 No. ライダー マシン タイム
184J.ハーリングスKTM39:23.774-
234J.ローランツカワサキ40:00.245+36.471
3100T.サールカワサキ40:19.192+55.418
489J.バン・ホービークKTM41:33.016+2:09.242
56M.アンスティHonda41:53.660+2:29.886
625G.コルデンホフKTM39:24.485+1Lap
 
16195R.ジャストHonda40:46.718+1Lap
2066A.トンコフHonda41:03.722+1Lap
25114J.ブッカーHonda39:25.575+2Laps

ポイントスタンディング

ライダー(MX1)

順位 ライダー マシン ポイント
1A.カイローリKTM50
2C.デサールスズキ44
3S.フロサールヤマハ40
4G.ポーリンカワサキ32
5K.ストリボスKTM31
6K.ド・ディッカーKTM31
 
7R.ゴンカルベスHonda29
15J.バラガンHonda12
17E.バブリシェフHonda9
20G.クレスティノフHonda5
22M.ポティセクHonda2

マニュファクチャラー(MX1)

順位 マニュファクチャラー ポイント
1KTM50
2スズキ44
3ヤマハ40
4カワサキ32
5Honda29
6TM1

ライダー(MX2)

順位 ライダー マシン ポイント
1J.ハーリングスKTM50
2J.ローランツカワサキ42
3T.サールカワサキ42
4J.バン・ホービークKTM34
5J.ティクシーKTM29
6M.アンスティHonda28
 
13A.トンコフHonda15
18R.ジャストHonda7

マニュファクチャラー(MX2)

順位 マニュファクチャラー ポイント
1KTM50
2カワサキ44
3Honda30
4ヤマハ22
5スズキ19
6ハスクバーナ16