Honda勢、低調に終わる。ボニファスが最上位
2008年8月10日(日)
決勝 |
天候:曇り時々晴れ
気温:23℃
観客:2万8450人 |
2008年モトクロス世界選手権第12戦が8月10日にチェコのロケットで行われた。Honda勢は苦戦し、スティーブ・ボニファス(CAS Honda)の総合15位が最上位となった。
先週、ベルギーGPが行われたロンメルのコースがサンドコースでライダーにとって体力的にきついものであったのに対して、今回、チェコGPが行われたロケットは路面が硬く、スピードの出るコースだ。
土曜日に行われた30分間の計時予選で最速タイムをマークしたのは、CRF450Rに乗るビリー・マッケンジー(CAS Honda)。予選7番手にはボニファスが入り、マルク・ド・ルーバー(Martin Honda)は13番手、ジュリアン・ビル(Martin Honda)が18番手に入った。
レース1で、マッケンジーはすばらしいスタートを切った。最初のいくつかのコーナーを終えて、マッケンジーはセバスチャン・ポールセル(カワサキ)、ジョナサン・バラガン(KTM)、ジョシュア・コピンズ(ヤマハ)に続いて4番手につけていた。その後、マッケンジーはコピンズを抜いて3位に上がり、さらに6周目にポールセルが転倒したことによって2位に上がった。
しかし、その後、マッケンジーはトップのバラガンとの差を詰めていたときにハイスピードセクションで激しく転倒し、リタイアに終わった。
ボニファスは序盤トップ10につけていたが、徐々に順位を落として14位でフィニッシュ。ド・ルーバーは、スタート直後は23番手だったが、その後リズムを取り戻して15位でフィニッシュした。ビルはマシントラブルのためリタイアした。
レース2ではボニファスが好スタートを切り、序盤6位を走行していたが、その後クラッシュし、再スタートに手間取って16位に終わった。
ビルは13番手を走行中に不運に見舞われた。エンジン・ケーシングのオイル残量を見る窓の部分に石が当たり、窓が割れてオイル漏れを起こしたため、ビルは大事をとってピットに入り、そのままリタイアした。
ド・ルーバーはレース2でも本調子ではなく、今回もボニファスの1つ後ろ、17位でレースを終えた。
12戦を終えてランキングトップはデビッド・フィリッパーツ(ヤマハ、405ポイント)。Honda勢トップはランキング9位のマッケンジー(257ポイント)だ。ド・ルーバー(224ポイント)は同10位、ビル(148ポイント)は14位につけている。
第13戦は8月31日にアイルランドのダブリンで行われる。
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