World Motocross Honda Racing
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2006.09.03 Rd.14 オランダ
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第14戦 オランダ
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コピンズが総合2位で7戦連続表彰台
決勝日:2006年9月3日(日)
開催地:リーロップ 天候:雨 気温:16℃ 観客数:3万3153人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権第14戦が9月3日にオランダのリーロップで行われた。

第14戦 オランダ
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 CRF450Rに乗るジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda)は、両レースで2位に入り、総合2位となった。これでコピンズ選手は6月に復帰して以来、7戦連続で表彰台に上がっている。

 リーロップは今年カレンダーに組まれているサーキットの中でも、一番砂が深い。ラフでコース状況が変わりやすいため、体力的にきついうえ、ここで速く走るためには特殊なテクニックを必要とする。したがって、ベネルクス地方出身の、このようなコースに慣れているライダーにとっては非常に有利だ。

 レース1でコピンズ選手はホールショットを決めたが、すぐにステファン・エバーツ選手(ヤマハ)にかわされて2番手に順位を落とした。コピンズ選手は一時、チームメイトのケン・ド・ディッカー選手に抜かれたが、抜き返して2位のポジションをキープした。その後、ド・ディッカー選手は、スティーブ・ラモン選手(スズキ)とタネル・レオク選手(カワサキ)に抜かれて5位でフィニッシュした。

 レース2でも優勝したのはエバーツ選手だった。コピンズ選手は後方から追ってくるジョナサン・バラガン選手(KTM)を抑えるのに必死だった。体力的にハードなコースではちょっとしたミスも許されない。リズムがくるってしまい、さらに体力を消耗してしまうからだ。

 最終的にバラガン選手を抑えたコピンズ選手は総合2位に入って、表彰台でエバーツ選手の横に並んだ。レース2でド・ディッカー選手はクラッシュしたが、再スタートを切って12位に入り、総合8位となった。

 Martin Hondaから出場したライダーは今回もひとりだけだった。前回出場したクリスチャン・ベッジ選手は、今回は本業のMX3に専念し、フランシスコ・ガルシア・ビコ選手は痛めているくるぶしを治すために自宅にとどまった。7月末に行われたチェコGP以来の出場となったブライアン・ヨルゲンセン選手は、土曜日の午後に記者会見を開き、今シーズン限りでの引退を発表した。

 レース1でヨルゲンセン選手は途中で背中が痛み始めたため、リタイアした。その後、レース2も大事を取って欠場したヨルゲンセン選手は、来週母国デンマークで行われるナショナル・レースに出場したあと、最終戦フランスGPとモトクロス・デ・ナシオンに出場してキャリアを終えることになる。

 14戦を終え、現在Honda勢最上位につけるのはランキング4位のド・ディッカー選手(434ポイント)だ。ランキング3位のラモン選手(454ポイント)とは20ポイント差となっている。コピンズ選手(293ポイント)はランキング7位だが、6位のバラガン選手(338ポイント)との差は45ポイントあるので、ランキング6位までばん回するのは難しいと予想される。残りは1戦、2レースで50ポイントが残されている。

 最終戦は9月17日にフランスのエルニーで行われる。

第14戦 オランダ
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第14戦 オランダ
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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(2位/2位 総合2位)
「サンドコースは得意ではない。今日はエネルギー温存に努め、最善を尽くした。ここでステファン(エバーツ選手)に勝つのは難しいと分かっていたから、僕は自分のレースを戦うことに専念した。レース1ではホールショットを決めたけど、すぐにステファンに抜かれてしまった。一時ケン(ド・ディッカー選手)にも抜かれたけど、ケンがあのペースで走り続けることはできないだろうと思っていた。ケンが疲れてきたときに抜き返すことができた。その後はコンスタントに2位を走行したけど、退屈なレースだった。それでも、後半疲れてしまったレース2よりましだった」

ケン・ド・ディッカー選手(5位/12位 総合8位)
「レース1では、前半はスピードに乗ったいい走りができた。でも、その後、腕が上がってしまい、全体的に疲れてしまった。レース2では最初のうちから疲れていた。クラッシュした時点で僕の戦いは終わった。そのあとは足にも腕にも力が入らなくなってしまった。難しいコースだったけど、全員にとって同じ条件だったから言い訳にならない」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(DNF/DNS)
「今回のような難しい状況ではいつも苦戦している。コースはとても荒れていて、シートに座って息をつくような場所は一箇所もなかった。ここ数年、僕は浮き沈みが激しくて、全力を尽くしても、それに見合う結果が出せなかったので引退を決意した。これまで色々なチームを渡り歩いてきたけど、どのチームでもみなにとてもよくしてもらったので感謝したい。また、ファンも僕の走りを楽しんでくれたと信じている」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:57.876 -
2 2 ジョシュア・コピンズ Honda 41:41.028 +0:43.152
3 11 S.ラモン スズキ 42:29.908 +1:32.032
4 12 T.レオク カワサキ 42:35.587 +1:37.711
5 9 ケン・ド・ディッカー Honda 42:38.138 +1:40.262
6 24 K.ストリボス スズキ 42:39.827 +1:41.951
12 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:31.054 +1Lap
17 121 A.アドフォカート Honda 42:50.357 +1Lap
19 10 J.ノーブル Honda 42:55.270 +1Lap
20 17 A.ボブコフス Honda 43:35.811 +1Lap
21 6 P.ルーレ Honda 41:03.146 +2Laps
24 47 M.ジョーンズ Honda 11:57.607 +13Laps
25 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 12:17.633 +13Laps
27 23 M.コバライネン Honda 14:20.053 +13Laps
29 43 A.ベルナルデス Honda 7:46.317 +15Laps
30 13 G.クロッカード Honda 7:47.522 +15Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:20.984 -
2 2 ジョシュア・コピンズ Honda 40:57.712 +0:36.728
3 7 J.バラガン KTM 41:16.422 +0:55.438
4 24 K.ストリボス スズキ 42:28.382 +2:07.398
5 11 S.ラモン スズキ 42:57.884 +2:36.900
6 36 M.プリエム ヤマハ 40:25.340 +1Lap
11 47 M.ジョーンズ Honda 41:18.780 +1Lap
12 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:22.260 +1Lap
13 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:30.642 +1Lap
16 6 P.ルーレ Honda 41:46.701 +1Lap
19 10 J.ノーブル Honda 40:27.207 +2Laps
23 23 M.コバライネン Honda 20:43.304 +9Laps
24 17 A.ボブコフス Honda 16:15.140 +11Laps
26 121 A.アドフォカート Honda 13:19.664 +12Laps
27 43 A.ベルナルデス Honda 10:59.613 +13Laps
28 120 H.ファンデン・ベルフ Honda 11:03.758 +13Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 A.カイローリ ヤマハ 40:53.916 -
2 16 T.ラトレー KTM 41:10.317 +0:16.401
3 377 C.ポールセル カワサキ 41:25.202 +0:31.286
4 101 T.シール カワサキ 41:51.116 +0:57.200
5 17 A.レオク ヤマハ 41:52.761 +0:58.845
6 10 R.ゴンサルベス KTM 41:54.211 +1:00.295
11 23 M.セイストラ Honda 42:43.838 +1:49.922
16 82 W.スミス Honda 40:58.170 +1Lap
25 24 P.ルネ Honda 24:01.273 +8Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 377 C.ポールセル カワサキ 40:43.318 -
2 16 T.ラトレー KTM 41:04.782 +0:21.464
3 1 A.カイローリ ヤマハ 41:23.933 +0:40.615
4 10 R.ゴンサルベス KTM 41:43.266 +0:59.948
5 8 C.ナン KTM 41:57.118 +1:13.800
6 17 A.レオク ヤマハ 42:02.033 +1:18.715
9 23 M.セイストラ Honda 42:27.078 +1:43.760
12 24 P.ルネ Honda 43:05.823 +2:22.505
20 82 W.スミス Honda 42:31.104 +1Lap

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 689
2 K.ストリボス スズキ 491
3 S.ラモン スズキ 454
4 ケン・ド・ディッカー Honda 434
5 T.レオク カワサキ 405
6 J.バラガン KTM 338
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ヤマハ 689
2 スズキ 561
3 Honda 538
4 カワサキ 420
5 KTM 416
6 TM 161
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 541
2 A.カイローリ ヤマハ 513
3 T.ラトレー KTM 446
4 D.フィリッパーツ KTM 440
5 M.ドルーバー KTM 373
6 C.ナン KTM 343
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 KTM 640
2 ヤマハ 607
3 カワサキ 566
4 Honda 234
5 スズキ 16
ポイント一覧
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