World Motocross Honda Racing
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2006.08.06 Rd.12 ベルギー
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第12戦 ベルギー
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コピンズが5戦連続の表彰台を獲得
決勝日:2006年8月6日(日)
開催地:ナミュール 天候:晴れ 気温24℃ 観客数:3万人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権第12戦が8月6日にベルギーのナミュールで行われた。

第12戦 ベルギー
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第12戦 ベルギー
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 今季開幕直前に肩を脱臼し、シーズン前半のレースを欠場していたジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda)は、今回も総合2位に入り、ランキングでもトップ10に入ってきた。

 ここまでの12戦中7戦を欠場したコピンズ選手は、第8戦イギリスGPで復帰を果たした。コピンズ選手は、イギリス、スウェーデン、南ア、チェコ、そして今回のベルギーと復帰後の全戦で表彰台入りを果たし、CRF450Rとともに注目を集めている。

 歴史ある要塞を取り囲むように設けられたナミュールのコースは、路面が荒れており、体力的にもテクニック的にも厳しいコースだ。2回の35分+2ラップのレース中、一瞬たりとも気は抜けない。

 曇り空ではあるが、時折り太陽が顔を見せるというコンディションの中、コピンズ選手はクラッチトラブルがあったにもかかわらず、レース1とレース2で2位に入った。レース1とレース2を制したのはステファン・エバーツ選手(ヤマハ)。12戦のすべてのレースで優勝を果たしているエバーツ選手は、10回目のタイトル獲得を決めた。

 コピンズ選手のチームメイト、ケン・ド・ディッカー選手はレース1では5位に入るが、レース2では転倒後にリアブレーキがきかなくなってしまった。全長2440mのナミュールのコースには、周囲を木が取り囲む傾斜のきつい下り坂があり、ド・ディッカー選手はここで大きく順位を落とした。レース2で19位に終わったド・ディッカー選手は総合13位となった。

 Martin Hondaのフランシスコ・ガルシア・ビコ選手は南アGPの際に傷めたくるぶしが完全によくなるのを待っている。先週のチェコGPを不可抗力で欠場したことにより、ビコ選手のケガの回復は早まったようだ。今回両方のレースで9位に入ったビコ選手は、総合8位とHonda勢では4番目によい成績を残した。

 Honda勢で2番目によい成績だったのはMultitek Hondaのパスカル・ルーレ選手で、両方のレースで7位に入り、総合6位だった。総合7位にはレース1で11位、レース2で6位に入ったRWJ Hondaのジェームス・ノーブル選手が入っている。

 Martin Hondaのブライアン・ヨルゲンセン選手は背中の痛みがまだ取れないため、今回は欠場し、代わりに普段MX3に出場しているクリスチャン・ベッジ選手が出場した。計時予選で17位だったベッジ選手は、レース1ではタネル・レオク選手(カワサキ)と接触してリタイアに終わったが、レース2では13位に入っている。

 12戦を終えてチャンピオンを決めたエバーツ選手は592ポイントを獲得している。Honda勢トップは4位のド・ディッカー選手(371ポイント)。コピンズ選手は202ポイントを獲得して現在ランキング10位だ。

 第13戦は8月27日アイルランドのデザートマーティンで行われる。残りはアイルランドGPを含んで3戦となっている。

第12戦 ベルギー
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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(2位/2位 総合2位)
「今週末はマシントラブルがあって、スタンダードのクラッチを使用しなくてはならなかった。スタンダードのシステムに慣れていなかったので、レース1ではスタートゲートのところで失敗した。それでもタイトなラインを通って順位をばん回した。2位に上がった頃にはステファン(エバーツ選手)が独走体制に入っていた。今週末はコースが荒れていて、とても難しいコンディションだった。レース2ではステファンに追いつこうとしたが、ミスしたくなかったし、クラッシュだけは絶対に避けたかったので、2位キープに専念した」

ケン・ド・ディッカー選手(5位/19位 総合12位)
「今回のGPは悪くなかった。レース1ではスタートはよかったのだけど、1周目にミスばかりしてしまった。それでも5位になれたのだから悪くなかった。レース2ではスタートは悪くなかったけどクラッシュしてしまった。その後、9位まで追い上げたが、ラスト3〜4周のところでリアブレーキのホースが緩んでしまい、高速の下り坂で危険な状態になった。それでも1点でもポイントを稼ごうとしたけど、できなかった」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(9位/9位 総合8位)
「くるぶしの負傷のため、マシンに乗ったのが2週間ぶりだということを考えれば、今日の結果は悪くない。もっとひどい状態かと思っていたけど、全力を尽くしたら総合8位に入った。でも、これからの数週間はしっかりとトレーニングをやって、終盤の3戦に備えなくてはいけない」

クリスチャン・ベッジ選手(DNF/13位 総合16位)
「僕は普段、MX3に出ているので、今回MX1のマシンには戸惑った。CRF450Rはすごくパワフルなので驚いた。今週末、僕はナーバスになっていた。レース1ではスタートの時にレオクと接触して右腕を傷めた。レース2ではマシンを扱うのに苦戦したものの、そんなに悪い走りではなかったと思う」

パスカル・ルーレ選手(7位/7位 総合6位)
「今回の総合6位という成績は僕にとってベストリザルトだ。でも、もっといい結果が残せそうだった。コースは難しかったけど、僕が好きなコースだ。レース1の時に追い越しでもう少しがんばれば、総合順位ももう少し上がっていたかもしれない」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 43:13.152 -
2 2 ジョシュア・コピンズ Honda 43:24.561 +11.409
3 11 S.ラモン スズキ 43:27.817 +14.665
4 4 C.メロッテ ヤマハ 43:30.132 +16.980
5 9 ケン・ド・ディッカー Honda 43:32.238 +19.086
6 13 G.クロッカード Honda 43:47.267 +34.115
7 6 P.ルーレ Honda 44:07.271 +54.119
9 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 44:26.353 +1:13.201
11 10 J.ノーブル Honda 44:50.014 +1:36.862
16 23 M.コバライネン Honda 45:17.962 +2:04.810
19 118 M.リストーリ Honda 45:28.082 +2:14.930
20 53 J.モーゼ Honda 45:29.210 +2:16.058
24 150 C.ベッジ Honda 20:25.529 +9Laps
25 43 A.ベルナルデス Honda 17:27.823 +10Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 41:10.064 -
2 2 ジョシュア・コピンズ Honda 41:28.037 +17.973
3 11 S.ラモン スズキ 41:38.548 +28.484
4 24 K.ストリボス スズキ 41:56.507 +46.443
5 4 C.メロッテ ヤマハ 42:02.973 +52.909
6 10 J.ノーブル Honda 42:07.511 +57.447
7 6 P.ルーレ Honda 42:12.457 +1:02.393
9 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 42:33.778 +1:23.714
13 150 C.ベッジ Honda 42:53.916 +1:43.852
16 13 G.クロッカード Honda 43:32.698 +2:22.634
19 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:25.750 +1Lap
23 43 A.ベルナルデス Honda 23:32.474 +7Laps
24 118 M.リストーリ Honda 17:37.795 +9Laps
26 53 J.モーゼ Honda 12:17.104 +11Laps
27 23 M.コバライネン Honda 9:11.559 +12Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 A.カイローリ ヤマハ 43:09.307 -
2 19 D.フィリッパーツ KTM 43:11.838 +2.531
3 377 C.ポールセル カワサキ 43:38.685 +29.378
4 90 S.ポールセル カワサキ 43:45.975 +36.668
5 14 M.ドルーバー KTM 43:47.036 +37.729
6 15 M.ナグル KTM 43:48.122 +38.815
10 23 M.セイストラ Honda 44:27.888 +1:18.581
12 4 P.キャップス Honda 44:44.835 +1:35.528
13 24 P.ルネ Honda 44:56.131 +1:46.824
15 34 S.シンプソン Honda 45:08.844 +1:59.537
26 136 D.ディエルクス Honda 46:05.330 +1Lap
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 A.カイローリ ヤマハ 41:55.640 -
2 377 C.ポールセル カワサキ 42:00.237 +4.567
3 8 C.ナン KTM 42:02.284 +6.644
4 16 T.ラトレー KTM 42:14.003 +18.363
5 90 S.ポールセル カワサキ 42:25.267 +29.627
6 21 G.スワニプール カワサキ 42:35.000 +39.360
10 24 P.ルネ Honda 42:45.624 +49.984
12 23 M.セイストラ Honda 43:12.356 +1:16.716
22 136 D.ディエルクス Honda 43:08.985 +1Lap
28 34 S.シンプソン Honda 6:04.667 +13Laps
29 4 P.キャップス Honda 3:10.746 +14Laps

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 592
2 K.ストリボス スズキ 424
3 S.ラモン スズキ 408
4 ケン・ド・ディッカー Honda 371
5 T.レオク カワサキ 365
6 J.バラガン KTM 273
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ヤマハ 592
2 スズキ 489
3 Honda 447
4 カワサキ 369
5 KTM 351
6 TM 138
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 458
2 A.カイローリ ヤマハ 432
3 D.フィリッパーツ KTM 393
4 T.ラトレー KTM 352
5 M.ドルーバー KTM 338
6 C.ナン KTM 307
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 KTM 546
2 ヤマハ 526
3 カワサキ 483
4 Honda 197
5 スズキ 16
ポイント一覧
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