World Motocross Honda Racing
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2006.07.30 Rd.11 チェコ
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第11戦 チェコ
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コピンズが4戦連続の表彰台獲得
決勝日:2006年7月30日(日)
開催地:ロケット 天候:晴れ 気温:30℃ 観客数:2万3000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権第11戦が7月30日にチェコのロケットで行われた。

第11戦 チェコ
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第11戦 チェコ
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 今季開幕直前に肩を脱きゅうし、前半戦を欠場していたジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda)は、第8戦で復帰した直後からリズムを取り戻し、今回もレース1で2位、レース2で3位に入って総合2位となった。これでコピンズ選手は、復帰後の4戦で連続して表彰台に上がったことになる。

 土曜日の午後に行われた計時予選は、6名のライダーが1秒以内に入るという接戦となった。Honda勢ではコピンズ選手のチームメイト、ケン・ド・ディッカー選手が3番手、コピンズ選手が6番手に入った。

 傾斜のきついロケットのコースは、小石が散在しており、トラクションのレベルが変化する難しいコースだ。さらにウイーク中に豪雨が降り、土曜日も雨だったため、泥が軟化し、さらにコースコンディションは難しくなっていた。

 レース1でCRF450Rに乗るコピンズ選手は、レースの約3分の2に関してステファン・エバーツ選手(ヤマハ)に追走していた。2人の差は2秒以下だったが、コピンズ選手は小さなミスを犯したため、2位に甘んじた。

 タイヤ・チョイスを変えてレース2に臨んだコピンズ選手は、スタートに失敗し、優勝したエバーツ選手と2位のケビン・ストリボス選手(スズキ)に追いつくことができなかった。それでもKTMのジョナサン・バラガン選手を振り切って3位に入った。

 コピンズ選手のチームメイト、ケン・ド・ディッカー選手は、2回ともスタートに失敗して5位と6位に終わった。ド・ディッカー選手は、最近行われた検査の結果、鉄分不足が判明した。それが終盤のスタミナ切れにつながっていた。

 背中の負傷から前戦南アGPを欠場したMartin Hondaのブライアン・ヨルゲンセン選手は、今週からトレーニングを再開し、チェコGPに臨んだ。背中の痛みの原因として、背骨にクラックが入って神経を圧迫していることが判明。2週間の休養後にトレーニングを再開したのだが、今回もレース1の途中で腕がしびれてきたため、リタイアした。次戦のベルギーGPが来週であることから、ヨルゲンセン選手は休養を取り、8月末のアイルランドGPから復帰する可能性が高い。

 金曜日にバルセロナ空港でトラブルが発生したため、Martin Hondaのフランシスコ・ガルシア・ビコ選手はチェコGPに出場できなかった。土曜日の朝に乗るはずだったバレンシアからのフライトも遅れてしまい、ミラノ空港で乗り継ぎ便に乗れなかったビコ選手は、計時予選に間に合わなかったのだ。

 RWJのジェームス・ノーブル選手はレース1で7位という自己最高位を記録したが、レース2では12位で、総合8位となった。

 Multitek Hondaのパスカル・ルーレ選手は、レース1で9位だったが、レース2ではクラッシュしたため17位に終わった。

 11戦を終えてランキング首位はエバーツ選手(542ポイント)。Honda勢トップは5位のド・ディッカー選手(353ポイント)となっている。コピンズ選手も4戦しか出場していないが、158ポイントを獲得して現在ランキング13位につけている。

 第12戦は8月6日にベルギーのナミュールで行われる。

第11戦 チェコ
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第11戦 チェコ
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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(2位/3位 総合2位)
「レース1ではステファン(エバーツ選手)といいレースができた。でも、ちょっとしたミスを犯してしまい、その間に逃げられてしまった。路面が乾いていたから、硬めのタイヤを選んだのだけど、グリップ不足だったので、レース2では別のタイヤを使用した。でも、スタート時のスピンがひどかったので、1コーナーに入っていったときには中盤グループにいた。ストリボスに追いついたときには、抜きたかったのだけど、時間切れだった。土曜日にはかなりアグレッシブな走りをしたけど、今日はスムーズな走行ができた」

ケン・ド・ディッカー選手(5位/6位 総合6位)
「レース1は悪くなかったけど、スタートが悪いのはなんとかしなくてはならない。レース2でもスタートが悪くてほとんど最後尾だった。コースはバンピーでしかもスピードが出て、追い越しは難しい状態だった。開始後25分ぐらいまでは順調だったけど、その後スタミナがなくなったので、6位という結果で満足している」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(DNF/DNS)
「背中の具合がよくなったと思って今回のGPに出場したが、実際にはまだだめだった。次のベルギーGPに出場できるかどうかはまだ分からない」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:08.345 -
2 2 ジョシュア・コピンズ Honda 40:12.866 +4.521
3 7 J.バラガン KTM 40:23.505 +15.160
4 11 S.ラモン スズキ 40:32.700 +24.355
5 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:42.379 +34.034
6 24 K.ストリボス スズキ 40:47.275 +38.930
7 10 J.ノーブル Honda 40:54.616 +46.271
9 6 P.ルーレ Honda 41:20.217 +1:11.872
17 23 M.コバライネン Honda 41:53.797 +1:45.452
19 43 A.ベルナルデス Honda 40:13.533 +1Lap
20 13 G.クロッカード Honda 40:16.967 +1Lap
26 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 20:46.193 +12Laps
27 17 A.ボブコフス Honda 10:48.800 +16Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:35.004 -
2 24 K.ストリボス スズキ 40:40.774 +5.770
3 2 ジョシュア・コピンズ Honda 40:50.620 +15.616
4 7 J.バラガン KTM 41:00.453 +25.449
5 11 S.ラモン スズキ 41:10.811 +35.807
6 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:14.907 +39.903
7 13 G.クロッカード Honda 41:20.964 +45.960
12 10 J.ノーブル Honda 41:46.733 +1:11.729
15 23 M.コバライネン Honda 42:29.681 +1:54.677
16 43 A.ベルナルデス Honda 40:53.607 +1Lap
17 6 P.ルーレ Honda 41:07.643 +1Lap
18 17 A.ボブコフス Honda 41:14.146 +1Lap
22 108 P.マサリク Honda 42:07.678 +1Lap
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 16 T.ラトレー KTM 38:56.828 -
2 19 D.フィリッパーツ KTM 39:05.195 +8.367
3 8 C.ナン KTM 39:06.543 +9.715
4 5 A.チオーディ ヤマハ 39:07.327 +10.499
5 101 T.シール カワサキ 39:08.202 +11.374
6 377 C.ポールセル カワサキ 39:08.810 +11.982
8 4 P.キャップス Honda 39:19.095 +22.267
10 23 M.セイストラ Honda 39:35.355 +38.527
17 46 J.ドゥーガン Honda 40:18.826 +1:21.998
23 24 P.ルネ Honda 40:47.241 +1:50.413
24 25 R.アネロー Honda 40:06.418 +1Lap
26 34 S.シンプソン Honda 32:32.070 +5Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 A.カイローリ ヤマハ 40:30.754 -
2 377 C.ポールセル カワサキ 40:38.900 +8.146
3 19 D.フィリッパーツ KTM 40:56.476 +25.722
4 14 M.ドルーバー KTM 41:05.860 +35.106
5 8 C.ナン KTM 41:10.288 +39.534
6 211 B.マッケンジー ヤマハ 41:13.824 +43.070
12 4 P.キャップス Honda 41:38.101 +1:07.347
16 23 M.セイストラ Honda 42:09.017 +1:38.263
17 24 P.ルネ Honda 42:09.678 +1:38.924
21 34 S.シンプソン Honda 40:31.896 +1Lap
24 25 R.アネロー Honda 42:30.625 +1Lap
25 46 J.ドゥーガン Honda 41:59.738 +2Laps

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 542
2 K.ストリボス スズキ 393
3 S.ラモン スズキ 368
4 T.レオク カワサキ 355
5 ケン・ド・ディッカー Honda 353
6 J.バラガン KTM 273
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ヤマハ 542
2 スズキ 449
3 Honda 403
4 カワサキ 359
5 KTM 329
6 TM 128
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 416
2 A.カイローリ ヤマハ 382
3 D.フィリッパーツ KTM 371
4 T.ラトレー KTM 330
5 M.ドルーバー KTM 314
6 C.ナン KTM 277
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 KTM 504
2 ヤマハ 476
3 カワサキ 441
4 Honda 175
5 スズキ 16
ポイント一覧
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