World Motocross Honda Racing
モータースポーツ > モトクロス世界選手権 > 第9戦 スウェーデン 決勝
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2006.07.02 Rd.09 スウェーデン
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第9戦 スウェーデン
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コピンズが連続表彰台
決勝日:2006年7月2日(日)
開催地:ウッデバラ 天候:晴れ 気温:32℃ 観客数:2万5000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権第9戦が7月2日にスウェーデンのウッデバラで行われた。

第9戦 スウェーデン
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第9戦 スウェーデン
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 ブルガリア、イタリア、イギリスで行われたハードな3連戦のあと1週間の休みを取り、パドックの面々はスウェーデンのウッデバラで再会した。ウッデバラはイエテボリの北100kmのところにあるモトクロス・コースだ。

 コースレイアウトは昨年から大幅に変更された。テクニカル・セクションやジャンプが増えたほか、去年とは逆回りになっている。ウッデバラで行われる大会は人気が高く、毎年大勢の観客が集まるが、今年も好天気となった日曜日には1万9000人のファンが集まった。

 2週間前のイギリスGPで、復帰第1戦を3位で飾ったジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda)は、さらに体調が良くなっていた。イギリスGPと今回のスウェーデンGPの間の週末には、北アイルランドで行われた英国選手権のレースに出場して両ヒートで優勝している。

 今回の大会のレース1で、コピンズ選手は、優勝したステファン・エバーツ選手(ヤマハ)、2位のジョナサン・バラガン選手(KTM)に続いて3位に入った。レース1がコピンズ選手にとってはシンプルなレースであったのに対して、レース2はゴードン・クロッカード選手(Wulfsport Honda)との一騎打ちとなった。

 クロッカード選手と接触してコースアウトしたコピンズ選手は5位に終わったが、それでも総合3位に入って表彰台に上がった。過去2年間ウッデバラで表彰台に上がっているコピンズ選手にとっては、3年連続の表彰台となった。

 レース1で7位、レース2で4位に入ったクロッカード選手は総合で5位と、過去3シーズンにおいて最高の結果を残した。これはグランプリ参戦2年目のアイルランドのチームであるWulfsportにとっても過去最高の結果だ。コピンズ選手とのドッグファイトは、レース2の最大のハイライトとなった。

 Martin Hondaのフランシスコ・ガルシア・ビコ選手はレース1で9位、レース2で7位に入って総合6位となった。過去2年間、負傷のため、ほとんど満足にシーズンを戦えなかったビコ選手だが、今年はどんどん調子を上げてきている。

 ビコ選手のチームメイト、ブライアン・ヨルゲンセン選手は今回も苦戦していた。デンマーク人のヨルゲンセン選手にとってスウェーデンGPは第2のホームGPにあたる。しかし、2週間前のイギリスGPでは背中と腰に強烈な痛みを感じて途中棄権。今回もまだ尾骨に激痛が残っていたため、最初のプラクティスを走行してから出場するかどうかを決めることにしていた。セッションごとに慎重に駒を進めていったヨルゲンセン選手は、12位と19位に入り、総合14位となった。

 コピンズ選手のチームメイト、ケン・ド・ディッカー選手は痛む手をだましながら走行を続け、8位と9位に入って総合7位となった。

 今回も両レースを制したのはステファン・エバーツ選手(ヤマハ)だった。9戦を終えた段階で、エバーツ選手(442ポイント)がランキング2位のストリボス選手(スズキ、328ポイント)、3位のタネル・レオク選手(カワサキ、294ポイント)を大きく引き離している。Honda勢トップは5位のド・ディッカー選手(292ポイント)。ビコ選手(165ポイント)は7位につけている。

 第10戦は2週間後の7月16日に、南アメリカのサンシティで行われる。サンシティでグランプリが行われるのは3年目となるが、2007年には開催地がダーバンに移る。

第9戦 スウェーデン
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第9戦 スウェーデン
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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(3位/5位 総合3位)
「レース2ではゴードン(クロッカード選手)と接触してしまった。イン側を少し開けてしまった僕のミスだ。ゴードンもかなりアグレッシブに突っ込んできたけど、それがモトクロスさ。文句を言うつもりはない。まだ体調が完全ではないから、あのポジションにいたんだ。もっと体調を良くして、スタートの時のスピードを上げないといけない。復帰して連続表彰台というのは復帰前には想像もできなかった。でも、もっと体調を良くしてさらに上を目指したい」

ゴードン・クロッカード選手(7位/4位 総合5位)
「どんどん調子が戻っている。レース2での4位という結果はチームにとっても良かった。今回のような成績をまた残せるようになるとは思っていなかった。レース2でジョシュア(コピンズ選手)の後ろについたときには『大変なことになるぞ!』と思った。僕の方が速い部分もあったし、ジョシュアの方が速い部分もあった。2人のラインがまったく違ったんだ。ジョシュアがコースアウトしてしまったのはアンラッキーだったけど、接戦だったんだ。レースでは全力を尽くさなくてはいけないからね」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(9位/7位 総合6位)
「今回の成績は僕にとって重要だ。マシンとの相性もどんどん良くなっている。ここまでがんばってきたおかげでランキングでも7位につけている。僕のメカニックとHondaに感謝したい」

ケン・ド・ディッカー選手(8位/9位 総合7位)
「今日はあまり調子が良くなかった。ひどいラインを通ってしまったり、スピードに乗れなかったりした。暑かったから疲れたこともある。レース2の終盤は手が痛んできた。今週末のことは早く忘れて次のレースのことを考えたい」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(12位/19位 総合14位)
「体調的にハードな週末だった。セッションごとに、もう少し走れるかどうか悩んだので、精神的にもきつかった。今回はどうしても出場したかったから出場したけど、僕が負っているような傷は簡単には治らない。次の南アフリカGPに関しても出場するかどうか、考えてみる」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 38:45.263 -
2 7 J.バラガン KTM 38:49.587 +4.324
3 2 ジョシュア・コピンズ Honda 38:59.374 +14.111
4 11 S.ラモン スズキ 39:08.633 +23.370
5 12 T.レオク カワサキ 39:10.204 +24.941
6 24 K.ストリボス スズキ 39:39.494 +54.231
7 13 G.クロッカード Honda 39:44.866 +59.603
8 9 ケン・ド・ディッカー Honda 39:53.874 +1:08.611
9 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 39:58.823 +1:13.560
10 10 J.ノーブル Honda 40:03.704 +1:18.441
12 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 40:15.614 +1:30.351
14 75 M.ヴァン・ダエル Honda 40:24.227 +1:38.964
20 23 M.コバライネン Honda 38:55.128 +1Lap
22 17 A.ボブコフス Honda 39:08.409 +1Lap
27 6 P.ルーレ Honda 29:41.287 +6Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 39:54.109 -
2 11 S.ラモン スズキ 39:57.990 +3.881
3 24 K.ストリボス スズキ 40:11.519 +17.410
4 13 G.クロッカード Honda 40:17.076 +22.967
5 2 ジョシュア・コピンズ Honda 40:24.811 +30.702
6 34 K.ネメス スズキ 40:42.143 +48.034
7 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 40:53.847 +59.738
8 10 J.ノーブル Honda 41:01.907 +1:07.798
9 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:09.960 +1:15.851
13 23 M.コバライネン Honda 41:24.846 +1:30.737
19 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 39:55.678 +1Lap
20 17 A.ボブコフス Honda 40:01.400 +1Lap
27 75 M.ヴァン・ダエル Honda 11:05.986 +16Laps
29 6 P.ルーレ Honda 6:36.260 +19Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 19 D.フィリッパーツ KTM 39:17.217 -
2 1 A.カイローリ ヤマハ 39:17.325 +0.108
3 377 C.ポールセル カワサキ 39:26.471 +9.254
4 14 M.ドルーバー KTM 39:35.574 +18.357
5 16 T.ラトレー KTM 39:40.524 +23.307
6 21 G.スワニプール カワサキ 39:56.570 +39.353
14 62 E.レメス Honda 40:54.631 +1:37.414
17 46 J.ドゥーガン Honda 41:18.026 +2:00.809
20 24 P.ルネ Honda 39:36.369 +1Lap
23 23 M.セイストラ Honda 28:50.974 +7Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 377 C.ポールセル カワサキ 40:13.934
-
2 19 D.フィリッパーツ KTM 40:25.008 +11.074
3 101 T.シール カワサキ 40:47.512 +33.578
4 21 G.スワニプール カワサキ 40:48.820 +34.886
5 14 M.ドルーバー KTM 40:54.104 +40.170
6 250 D.グァルネリ ヤマハ 40:57.170 +43.236
16 24 P.ルネ Honda 42:07.351 +1:53.417
19 62 E.レメス Honda 40:36.171 +1Lap
23 46 J.ドゥーガン Honda 33:11.183 +5Laps
27 23 M.セイストラ Honda 21:54.022 +11Laps

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 442
2 K.ストリボス スズキ 328
3 T.レオク カワサキ 294
4 S.ラモン スズキ 294
5 ケン・ド・ディッカー Honda 292
6 J.バラガン KTM 212
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ヤマハ 442
2 スズキ 369
3 Honda 317
4 カワサキ 298
5 KTM 267
6 TM 106
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 350
2 D.フィリッパーツ KTM 304
3 A.カイローリ ヤマハ 302
4 M.ドルーバー KTM 284
5 T.ラトレー KTM 261
6 B.マッケンジー ヤマハ 213
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 KTM 412
2 ヤマハ 388
3 カワサキ 367
4 Honda 139
5 スズキ 16
ポイント一覧
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