World Motocross Honda Racing
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2006.06.18 Rd.08 イギリス
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第8戦 イギリス
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コピンズが復帰戦で総合3位表彰台を獲得
決勝日:2006年6月18日(日)
開催地:マテルリー・ベイシン 天候:晴れ 観客数:2万5000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 2006年FIMモトクロス世界選手権第8戦が6月18日にイギリスのマテルリー・ベイシンで行われた。

第8戦 イギリス
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第8戦 イギリス
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 開幕戦の直前に肩を脱臼して以来、欠場の続いていたジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda)は、復帰戦となる今大会で、レース1で3位、レース2で5位に入り、総合3位に入った。

 延長されたマテルリー・ベイシンのコースに関しては、パドック内でも賛否両論があった。スピードが出すぎて、テクニカルではないという批判的意見を言う者もあれば、コースの波打った路面やジャンプが楽しいというライダーもいた。

 CAS Hondaにとっては地元となる英国GPで、コピンズ選手の復帰は嬉しいニュースだった。レース1ではそのコピンズ選手とチームメイトのケン・ド・ディッカー選手(CAS Honda)が激しいバトルを展開した。最終ラップの最終コーナーでド・ディッカー選手がコピンズ選手を抑え込んで2位に入り、コピンズ選手は3位となった。

 レース2ではコピンズ選手の方が優勢だった。しかし、そのコピンズ選手も序盤にゴーグルが破損してしまったため、5位で満足せざるを得なかった。ド・ディッカー選手の方は2回ミスを犯し、そのうちの1回では転倒を喫した。最後尾から追い上げたド・ディッカー選手は7位に入るのが精一杯だった。

 その結果、コピンズ選手とド・ディッカー選手はポイントで同点となったが、レース2で上位だったコピンズ選手が総合3位となり、表彰台に上がった。

 Martin Hondaのフランシスコ・ガルシア・ビコ選手はレース1で8位、レース2で10位に入って総合9位となった。しかし、チームメイトのブライアン・ヨルゲンセン選手(Martin Honda)は背中に強い痛みを感じたため、決勝レースには欠場した。レントゲン撮影では何も異常は発見されなかったが、尾骨を傷めているようである。デンマーク人のヨルゲンセン選手は、2週間後にスウェーデンで行われる準母国大会には復帰したいと望んでいる。

 8戦を終えた段階でランキングトップにつけるのは、今回も両レースを制したステファン・エバーツ選手(ヤマハ)で392ポイント。ド・ディッカー選手は267ポイントでランキング4位につけている。今回が初戦のコピンズ選手は36ポイントを獲得して23位だ。

 第9戦は7月2日にスウェーデンで行われる。

第8戦 イギリス
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第8戦 イギリス
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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(3位/5位 総合3位)
「17日前に練習を再開したばかりなんだ。本当は次のスウェーデンGPから復帰することになっていたのだけど、今回はCAS HondaにとってホームGPなので出場することにした。体調はまだ完全ではない。レース1ではケン(ド・ディッカー選手)と良いバトルをした。ケンは僕に絶対に負けたくなかったのだろう。最終コーナーで接触したけど、特に危険ではなかった。レース2では4周目にゴーグルが壊れて、目に埃が入ってしまったので無理できなかった。体力的には結構きつかったけど、復帰戦にしては良い結果だったと思う」

ケン・ド・ディッカー選手(2位/7位 総合4位)
「レース1の結果は良かった。自分でも乗れていると感じた。最終コーナーではジョシュア(コピンズ選手)が迫ってきたので、僕は彼のラインを封じたんだ。僕達はチームメイトだけど、あのような状況では、僕は誰に対してもああしていただろう。レース2では2回ミスして、そのうち1回は転倒した。再スタートを切った後は、埃がひどくて視界が悪かった。それでも7位までばん回できて良かったよ」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(8位/10位 総合9位)
「レース1ではスタートが良かったので一時は5位を走行していた。その後、3人に抜かれて8位でフィニッシュしたんだ。レース2ではスタート直後の1コーナーまでは良かったのだけど、その後、目の前で起こったクラッシュを避けようとして最下位に落ちてしまった。そこから必死で追い上げて10位に入った。毎回走るたびに調子が上がってきているのが分かる」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(DNS)
「過去3週間、ずっと背中が痛かった。今回最初のプラクティスで、2周目にジャンプを飛んだ時に身体をひねってしまった。痛みがひどくて、痛み止めを注射してもらっても効かなかった。座ることも動くこともできなかったんだ」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 41:08.529 -
2 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:13.345 +0:04.816
3 2 ジョシュア・コピンズ Honda 41:13.822 +0:05.293
4 24 K.ストリボス スズキ 41:14.965 +0:06.436
5 4 C.メロッテ ヤマハ 41:25.318 +0:16.789
6 12 T.レオク カワサキ 41:29.242 +0:20.713
7 13 G.クロッカード Honda 41:34.705 +0:26.176
8 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 41:37.356 +0:28.827
9 6 P.ルーレ Honda 41:45.574 +0:37.045
11 10 J.ノーブル Honda 41:58.892 +0:50.363
13 47 M.ジョーンズ Honda 42:21.499 +1:12.970
21 17 A.ボブコフス Honda 42:52.272 +1:43.743
26 75 M.ヴァン・ダエル Honda 37:25.515 +3Laps
29 23 M.コバライネン Honda 19:31.074 +11Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 39:21.708 -
2 24 K.ストリボス スズキ 39:25.080 +0:03.372
3 11 S.ラモン スズキ 39:37.583 +0:15.875
4 12 T.レオク カワサキ 39:59.379 +0:37.671
5 2 ジョシュア・コピンズ Honda 40:07.155 +0:45.447
6 7 J.バラガン KTM 40:12.384 +0:50.676
7 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:18.179 +0:56.471
9 75 M.ヴァン・ダエル Honda 40:25.300 +1:03.592
10 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 40:30.581 +1:08.873
12 10 J.ノーブル Honda 40:43.178 +1:21.470
16 47 M.ジョーンズ Honda 41:03.379 +1:41.671
19 17 A.ボブコフス Honda 41:23.623 +2:01.915
26 23 M.コバライネン Honda 35:22.550 +3Laps
29 6 P.ルーレ Honda 9:29.941 +15Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 19 D.フィリッパーツ KTM 39:22.087 -
2 377 C.ポールセル カワサキ 39:27.530 +0:05.443
3 211 B.マッケンジー ヤマハ 39:31.547 +0:09.460
4 250 D.グァルネリ ヤマハ 39:35.155 +0:13.068
5 12 K.グンデルセン ヤマハ 39:36.981 +0:14.894
6 1 A.カイローリ ヤマハ 39:39.627 +0:17.540
16 24 P.ルネ Honda 40:39.285 +1:17.198
19 34 S.シンプソン Honda 40:49.768 +1:27.681
20 46 J.ドゥーガン Honda 41:03.834 +1:41.747
27 25 R.アネロー Honda 20:57.869 +10Laps
28 23 M.セイストラ Honda 9:12.566 +16Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 A.カイローリ ヤマハ 39:56.266 -
2 19 D.フィリッパーツ KTM 40:07.499 +0:11.233
3 101 T.シール カワサキ 40:09.955 +0:13.689
4 90 S.ポールセル カワサキ 40:10.456 +0:14.190
5 10 R.ゴンサルベス KTM 40:23.260 +0:26.994
6 12 K.グンデルセン ヤマハ 40:33.156 +0:36.890
13 23 M.セイストラ Honda 40:57.093 +1:00.827
14 24 P.ルネ Honda 41:01.469 +1:05.203
19 34 S.シンプソン Honda 41:26.679 +1:30.413
24 46 J.ドゥーガン Honda 27:26.050 +7Laps
28 25 R.アネロー Honda 6:50.413 +16Laps

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 392
2 K.ストリボス スズキ 293
3 T.レオク カワサキ 278
4 ケン・ド・ディッカー Honda 267
5 S.ラモン スズキ 254
6 J.バラガン KTM 190
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ヤマハ 392
2 スズキ 329
3 Honda 279
4 カワサキ 278
5 KTM 245
6 TM 94
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 305
2 A.カイローリ ヤマハ 271
3 D.フィリッパーツ KTM 257
4 M.ドルーバー KTM 250
5 T.ラトレー KTM 245
6 B.マッケンジー ヤマハ 201
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 KTM 365
2 ヤマハ 351
3 カワサキ 322
4 Honda 127
5 スズキ 13
ポイント一覧
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