World Motocross Honda Racing
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2006.06.11 Rd.07 イタリア
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第7戦 イタリア
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ド・ディッカーが総合5位
決勝日:2006年6月11日(日)
開催地:モンテバルキ 天候:晴れ 気温:24℃ 観客数:2万5000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権の第7戦が6月11日にイタリアのモンテバルキで行われた。

第7戦 イタリア
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第7戦 イタリア
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 CRF450Rに乗るケン・ド・ディッカー選手(CAS Honda)は、レース1で3位、レース2で7位に入り、総合5位となった。

 今シーズンのサーキットの中でも、最もマシンのトラクションとアクセラレーションが問われるコースといわれているモンテバルキ。逆バンクのコーナーに加え、路面のいたる所から顔を出している小石のため滑りやすく、グリップの難しいコースとなっている。

 レース1の序盤、ド・ディッカー選手は10位前後につけていたが、その後、少しずつ順位を上げてセドリック・メロッテ選手(ヤマハ)と3位争いを展開した。その後、メロッテ選手を振り切り、2位のケビン・ストリボス選手(スズキ)とも4位のスティーブ・ラモン選手(スズキ)とも距離が開いた状態の単独3位でゴールした。ド・ディッカー選手にとって、トップ3でフィニッシュするのは今季4回目となった。

 レース2でド・ディッカー選手は、2周目に転倒を喫し、最後尾から猛然と追い上げて7位でフィニッシュした。途中、ゴードン・クロッカード選手(Wulfsport Honda)と接触して、ブレーキレバーが曲がってしまうというトラブルが発生しても、ド・ディッカー選手の追い上げは勢いを失わなかった。

 Martin Hondaのフランシスコ・ガルシア・ビコ選手はレース1で単独6位、レース2で単独5位となり、総合6位に入った。これは約3年ぶりの好結果だ。

 ビコ選手のチームメイト、ブライアン・ヨルゲンセン選手は、レース1ではタネル・レオク選手(カワサキ)と9位争いをしていたが、その後、レオク選手と接触してコースアウトした。再スタートを切ったヨルゲンセン選手は、今度は別のライダーに弾き飛ばされてコースアウト。最終的に18位に終わった。レース2でヨルゲンセン選手はスタートを失敗したのにもかかわらず、6位まで追い上げてゴールした。

 RWJ Hondaのジェームス・ノーブル選手は、予選で今季最高の5番手というポジションを獲得した。しかし、レース1では序盤に転倒してリタイアとなった。レース2では11位でゴールしている。

 今回も両レースを制したのはステファン・エバーツ選手(ヤマハ)だった。7戦を終えた段階でランキング首位はエバーツ選手(342ポイント)。Honda勢最上位はド・ディッカー選手(231ポイント)のランキング4位で、パスカル・ルーレ選手(Multitek Honda、147ポイント)が7位、ヨルゲンセン選手が8位につけている。

 次戦は1週間後の6月18日に、イギリスのウインチェスター近郊に新しくできたマテルリー・ベイシン・サーキットで行われる。ここではいよいよCAS Hondaのジョシュア・コピンズ選手がカムバックを果たす。肩の脱臼のため、開幕戦から欠場していたコピンズ選手は、すでに2週間前から練習走行を開始している。

第7戦 イタリア
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第7戦 イタリア
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コメント

ケン・ド・ディッカー選手(3位/7位 総合5位)
「レース2では長い左コーナーでマシンが滑った。フロントのスライドを抑えたと思ったらリアが滑って転倒した。リズムを取り戻すのに1、2周かかった。その後、今度はクロッカード選手がぶつかってきて、フロントブレーキが折れてしまった。ラストラップにノーブル選手とルーレ選手を抜くのが精一杯だった。でも、ゴールが近づくにつれ自分がどんどん強くなっていくのが感じられた」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(6位/5位 総合6位)
「過去数年ついていないことが多かったので、今日の成績は本当に嬉しい。エンジンの調子がすごく良くなっていた。サスペンション担当のマウロとメカニックのジュリアーノに感謝したい。彼ら2人と一緒にやっていけることが何よりも心強い。今日はスタートが重要だった。トップグループと一緒に走れたのが良かった。彼らに置いていかれないよう、ずっと頑張っていたんだ」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(18位/6位 総合8位)
「レース1ではスタートが良かったので、最初の1、2周はコースのどの部分に散水されているか見極めようとしていた。その後レオク選手に追いつき、無理して追い越そうとしたために接触してしまった。あれは僕のミスだ。転倒して頭を強打したのだけど、そのまま再スタートを切ったら、今度は別のライダーがぶつかってきた。あれがなければ13位にはなれていただろう。このコースは僕が一番苦手とするコースだ。僕はアグレッシブにスロットルを開けていけるコースが好きなんだ。レース2ではスタート直後にギアをミスして、また最後尾になった。今度は無我夢中で6位まで追い上げた。おかげで自信がついたね」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 39:58.623 -
2 24 K.ストリボス スズキ 40:06.179 +7.556
3 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:14.293 +15.670
4 11 S.ラモン スズキ 40:19.599 +20.976
5 7 J.バラガン KTM 40:22.049 +23.426
6 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 40:22.908 +24.285
10 6 P.ルーレ Honda 41:04.133 +1:05.510
13 13 G.クロッカード Honda 41:09.528 +1:10.905
18 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:31.121 +1:32.498
22 59 A.チネッリ Honda 40:07.062 +1Lap
25 75 M.ヴァン・ダエル Honda 27:06.216 +7Laps
28 10 J.ノーブル Honda 16:58.130 +14Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:26.487 -
2 24 K.ストリボス スズキ 40:35.170 +8.683
3 12 T.レオク カワサキ 40:53.315 +26.828
4 11 S.ラモン スズキ 41:07.469 +40.982
5 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 41:13.094 +46.607
6 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:33.848 +1:07.361
7 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:39.642 +1:13.155
8 6 P.ルーレ Honda 41:43.946 +1:17.459
10 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:50.237 +1:23.750
11 10 J.ノーブル Honda 42:00.129 +1:33.642
20 13 G.クロッカード Honda 40:45.371 +1Lap
26 59 A.チネッリ Honda 38:45.821 +9Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 19 D.フィリッパーツ KTM 39:36.141 -
2 1 A.カイローリ ヤマハ 39:36.715 +0.574
3 90 S.ポールセル カワサキ 39:53.058 +16.917
4 377 C.ポールセル カワサキ 39:53.847 +17.706
5 16 T.ラトレー KTM 39:59.216 +23.075
6 21 G.スワニプール カワサキ 40:12.542 +36.401
13 23 M.セイストラ Honda 40:48.517 +1:12.376
17 24 P.ルネ Honda 40:59.853 +1:23.712
23 34 S.シンプソン Honda 41:24.382 +1:48.241
30 73 アントン・メオ Honda 10:25.456 +16Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 19 D.フィリッパーツ KTM 39:12.775 -
2 1 A.カイローリ ヤマハ 39:16.144 +3.369
3 377 C.ポールセル カワサキ 39:35.911 +23.136
4 21 G.スワニプール カワサキ 39:40.319 +27.544
5 90 S.ポールセル カワサキ 39:45.071 +32.296
6 10 R.ゴンサルベス KTM 39:47.799 +35.024
9 23 M.セイストラ Honda 40:09.554 +56.779
15 24 P.ルネ Honda 40:28.232 +1:15.457
18 73 アントン・メオ Honda 40:45.694 +1:32.919
23 34 S.シンプソン Honda 39:25.587 +1Lap

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 342
2 K.ストリボス スズキ 253
3 T.レオク カワサキ 245
4 ケン・ド・ディッカー Honda 231
5 S.ラモン スズキ 227
6 J.バラガン KTM 166
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ヤマハ 342
2 スズキ 289
3 カワサキ 245
4 Honda 241
5 KTM 221
6 TM 91
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 274
2 M.ドルーバー KTM 246
3 T.ラトレー KTM 235
4 A.カイローリ ヤマハ 231
5 D.フィリッパーツ KTM 210
6 B.マッケンジー ヤマハ 168
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 KTM 318
2 ヤマハ 306
3 カワサキ 280
4 Honda 114
5 スズキ 13
ポイント一覧
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