World Motocross Honda Racing
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2006.06.04 Rd.06 ブルガリア
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第6戦 ブルガリア
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ヨルゲンセンが総合4位に入賞
決勝日:2006年6月4日(日)
開催地:セブリエボ 天候:曇りのち豪雨 気温:14℃ 観客2万5000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権の第6戦が、6月4日にブルガリアのセブリエボで行われた。

第6戦 ブルガリア
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第6戦 ブルガリア
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 セブリエボは長い上り坂と下り坂のあるハイスピードコースだ。コース幅が広いのでオーバーテイクはしやすいが、スタートと1周目が非常に重要だ。

 レース1が行われた午前中の時点ではどんよりとした曇り空だったので、コースはドライで埃っぽかった。しかし、午後になると雨が降り出し、次第に豪雨となった。コースはドロドロになり、滑りやすくなった路面ではちょっとしたミスも許されない状況になった。

 前日行われた予選でポールポジションを獲得したのは、ブライアン・ヨルゲンセン選手(Martin Honda)。ヨルゲンセン選手にとっては8年ぶりのポールポジション獲得で、MX1に参戦するようになってからは初めてのことだった。

 CRF450Rに乗るヨルゲンセン選手は、両レースともに良いスタートを切った。レース1では優勝したステファン・エバーツ選手(ヤマハ)との間隔こそ開いていたが、スティーブ・ラモン選手とケビン・ストリボス選手のスズキ勢と2位争いを展開した後、最終的には4位でゴールした。

 ヨルゲンセン選手は、レース2ではトップを走行するエバーツ選手に続いてしばらく2位を走行していたが、最終的にストリボス選手とラモン選手、さらにタネル・レオク選手(カワサキ)に抜かれて5位となり、総合で4位となった。

 前戦の日本GPを右足の負傷のため欠場したパスカル・ルーレ選手(Honda)は5位と7位に入り、総合6位となった。ルーレ選手にとって総合6位は自己最高位だ。

 2週間前の日本GPで総合3位に入ったケン・ド・ディッカー選手(CAS Honda)は、セブリエボのコースは得意ではないと語っていた。ところが、プラクティスでクラッシュして肩を痛めたものの7位と6位に入り、総合7位で今大会を終えた。

 ヨルゲンセン選手のチームメイト、フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(Martin Honda)は、昨年首を負傷して1年以上レースから遠ざかっていた。そのため、まだリハビリ状態が続いているが、それでも今回、10位と8位に入って総合8位と健闘した。

 6戦を終えた段階のランキングで総合首位につけているのは、今回両レースで優勝したエバーツ選手(292ポイント)。ド・ディッカー選手は、ランキング2位のレオク選手(211ポイント)、3位のストリボス選手(209ポイント)に続く4位(197ポイント)となっている。また、ルーレ選手は7位(123ポイント)、ヨルゲンセン選手は10位(102ポイント)、ビコ選手は14位(84ポイント)につけている。

 第7戦は1週間後の6月11日にイタリアで行われる。

第6戦 ブルガリア
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コメント

ブライアン・ヨルゲンセン選手(4位/5位 総合4位)
「今回は僕にとってとても良い大会だった。初めてポールを取れたし、2レースともまずまずの結果を出すことができた。レース1では最初ペースが上がらなかった。終盤まで6位だったが、その後に2人抜いて4位になった。ウエットになったレース2では、良いスタートを切ることができ、序盤はステファン(エバーツ選手)についていくことができた。でも、途中から雨が激しくなってきて、順位を落としてしまった。もちろん条件は皆同じだけど、僕はドライの方が好きなんだ。最後の方は無理をしないで少しでも多くポイントを獲得することに専念した。次のイタリアではぜひ表彰台に上がりたい」

パスカル・ルーレ選手(5位/7位 総合6位)
「両レースともスタートが良くなかった。ここはハイスピードコースなので、追い越しは難しかったが、それでも少しずつ順位を上げることができたので満足している。右足を傷めているので右コーナーが不安だったけど、問題はなかった」

ケン・ド・ディッカー選手(7位/6位 総合7位)
「昨日転倒して肩を強打してしまった。僕はこのコースはあまり好きではない。高速コースで、オーバーテイクが難しいからだ。スタートが悪くなかったので、両レースともコンスタントに走ることを心がけた。好きではないコースで総合7位に入れたのだから悪くないと思う」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(10位/8位 総合8位)
「ようやく本来の走りができるようになり、自信を回復することもできた。このコースは走りやすかったけど、ウエットになったレース2の時には、ドライのレース1の時より集中して走った」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:47.650 -
2 24 K.ストリボス スズキ 40:54.621 +6.971
3 11 S.ラモン スズキ 40:59.496 +11.846
4 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:04.628 +16.978
5 6 P.ルーレ Honda 41:14.700 +27.050
6 16 A.ワイアット KTM 41:19.247 +31.597
7 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:20.768 +33.118
10 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 41:43.817 +56.167
11 13 G.クロッカード Honda 41:45.942 +58.292
13 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:50.652 +1:03.002
21 10 J.ノーブル Honda 42:36.120 +1:48.470
28 17 A.ボブコフス Honda 24:55.958 +9Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:51.233 -
2 24 K.ストリボス スズキ 40:53.350 +2.117
3 11 S.ラモン スズキ 40:54.864 +3.631
4 12 T.レオク カワサキ 41:19.195 +27.962
5 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:30.376 +39.143
6 9 ケン・ド・ディッカー Honda 42:31.560 +1:40.327
7 6 P.ルーレ Honda 42:44.520 +1:53.287
8 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 42:50.499 +1:59.266
9 75 M.ヴァン・ダエル Honda 42:56.288 +2:05.055
17 13 G.クロッカード Honda 42:26.590 +1Lap
18 17 A.ボブコフス Honda 42:35.040 +1Lap
19 10 J.ノーブル Honda 42:39.060 +1Lap
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 A.カイローリ ヤマハ 40:35.110 -
2 377 C.ポールセル カワサキ 40:36.384 +1.274
3 19 D.フィリッパーツ KTM 40:46.916 +11.806
4 90 S.ポールセル カワサキ 40:58.460 +23.350
5 16 T.ラトレー KTM 41:01.179 +26.069
6 14 M.ドルーバー KTM 41:11.916 +36.806
16 23 M.セイストラ Honda 42:00.122 +1:25.012
21 25 R.アネロー Honda 42:31.551 +1:56.441
22 24 P.ルネ Honda 42:32.901 +1:57.791
25 34 S.シンプソン Honda 41:18.963 +1Lap
26 54 M.コート Honda 41:59.863 +1Lap
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 14 M.ドルーバー KTM 41:34.286 -
2 16 T.ラトレー KTM 41:36.520 +2.234
3 19 D.フィリッパーツ KTM 41:53.904 +19.618
4 377 C.ポールセル カワサキ 42:19.978 +45.692
5 90 S.ポールセル カワサキ 42:29.940 +55.654
6 10 R.ゴンサルベス KTM 42:31.282 +56.996
14 54 M.コート Honda 42:44.393 +1Lap
15 34 S.シンプソン Honda 42:45.781 +1Lap
18 24 P.ルネ Honda 43:00.492 +1Lap
25 23 M.セイストラ Honda 24:43.465 +9Laps
29 25 R.アネロー Honda 16:44.392 +13Laps

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 292
2 T.レオク カワサキ 211
3 K.ストリボス スズキ 209
4 ケン・ド・ディッカー Honda 197
5 S.ラモン スズキ 191
6 J.バラガン KTM 150
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 292
2 スズキ 245
3 カワサキ 211
4 Honda 205
5 KTM 202
6 TM 82
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 C.ポールセル カワサキ 236
2 M.ドルーバー KTM 234
3 T.ラトレー KTM 219
4 A.カイローリ ヤマハ 187
5 D.フィリッパーツ KTM 160
6 B.マッケンジー ヤマハ 160
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 KTM 268
2 ヤマハ 262
3 カワサキ 240
4 Honda 94
5 スズキ 6
ポイント一覧
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