World Motocross Honda Racing
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2006.05.07 Rd.04 ドイツ
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第4戦 ドイツ
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ド・ディッカーがヒート2で3位に入賞
決勝日:2006年5月7日(日)
開催地:トイチェンタール 天候:晴れ 気温:23℃ 観客数:3万1000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年FIMモトクロス世界選手権の第4戦が、5月7日にドイツのトイチェンタールで行われた。

第4戦 ドイツ
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第4戦 ドイツ
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 CAS Hondaのケン・ド・ディッカー選手は、ヒート1で5位、ヒート2で3位に入り、総合4位となった。開幕戦からここまで、ド・ディッカー選手は総合6位、総合5位、そして総合4位に2回入っている。

 レース当日、ヘイル市から15kmほどのトイチェンタールに集まった観客は3万1000人。同じ日にF1のヨーロッパGPがニュルブルクリンクで行われていたことを考えれば、決して少ない数ではない。

 路面がラフなうえにスピードの出るトイチェンタールのコースをあまり得意とはしていないド・ディッカー選手は、土曜日に行われた予選では6番手となった。

 ヒート1でド・ディッカー選手はスタートに失敗し、1コーナーで他者のクラッシュに巻き込まれた。その後、7周をかけて5位のポジションまでばん回する。

 ヒート2でもド・ディッカー選手のスタートはあまり良くなかった。1周目を終えた時点では10位だったが、その後、徐々に順位を上げ、最終的にケビン・ストリボス選手(スズキ)を振り切って3位でフィニッシュした。ド・ディッカー選手にとって表彰台に上がるのは、前戦ポルトガルGPでのヒート2に続いて2回目のことだ。

 '04年にこのサーキットで総合優勝を決めたこともあるMartin Hondaのブライアン・ヨルゲンセン選手。ヨルゲンセン選手とチームメイトのフランシスコ・ガルシア・ビコ選手の2人は今回苦戦した。

 ポルトガルGPの直後に左ヒザに簡単な手術を受けたヨルゲンセン選手は、ヒート1ではド・ディッカー選手同様にスタート直後のクラッシュに巻き込まれた。そこから11位までばん回してヒート1を終えたヨルゲンセン選手は、ヒート2では6位に入賞。35分+2周のレースで、一時は4位まで順位を上げていたが、体力的な限界から、無理せずポイントを獲得する作戦に切り替えたのだった。

 土曜日が32回目の誕生日だったビコ選手は、決勝日の朝に行われたウォームアップの時には"32"のプレートをつけて走行した。しかし、ヒート1ではビコ選手も1コーナーの多重クラッシュに巻き込まれた。

 ヒート1ではポイントを獲得することができなかったビコ選手だが、ヒート2では9位と今季最高の順位でフィニッシュしている。

 今回も両ヒートを制したのはステファン・エバーツ選手(ヤマハ)だった。4戦を終えた段階のランキングでも首位はエバーツ選手(192ポイント)。ド・ディッカー選手(133ポイント)は4位だが、3位のストリボス選手(138ポイント)とのポイント差は5ポイントとなっている。ビコ選手(57ポイント)はランキング12位、ヨルゲンセン選手(52ポイント)は同14位につけている。

 第5戦は2週間後の5月21日に日本の菅生で行われる。

第4戦 ドイツ
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コメント

ケン・ド・ディッカー選手(5位/3位 総合4位)
「今回は得意なコースではなかったので、あまり期待していなかった。ヒート1では目の前でスティーブ・ラモン選手(スズキ)が転倒した。その後、必死で追い上げて5位になった。ヒート2のスタートはヒート1の時より良かったけど、1コーナーでフロントホイールのトラクションがなくなってしまった。それでも最後までいいレースができたと思う。ここは僕が一番苦手なコースだということを考えれば、総合4位という結果はまずまずだ」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(11位/6位 総合8位)
「かなりスピードが出せるようになっていた。ヒート1ではラモン選手がクラッシュしたので、11位までばん回するのが精一杯だった。ヒート2では最初のうちはストリボス選手やド・ディッカー選手についていくことができたけど、25分が経過したあとは疲れてきた。あと、ブレーキ液が漏れてしまって終盤はブレーキが効かなくなっていた。ポルトガルGPのあと、ヒザの手術を受けて数日休んでいたことを考えれば、今回の結果は悪くないと思う。チームにとっては少しでも多くポイントを獲得することが重要だったからね」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(26位/9位 総合16位)
「ヒート2の方がずっと良かった。9位に入れて嬉しい。ヒート1ではラモン選手が目の前でクラッシュしたので、順位を落としてしまった。そのまま走り続けたけど、ヒート2のために体力を温存していたんだ。次の菅生は僕にとって初めてのコースだけど、ここより追い抜きが楽だといいな」

ジョシュ・コピンス選手(欠場)
「6月11日のイギリスGPに復帰できればいいと考えている。木曜日に医者に会って、いつからライディングを再開できるか聞いてくる。イギリスGPまでまだ1カ月あるけど、それに間に合わせるために無理するつもりはない」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:04.435 -
2 24 K.ストリボス スズキ 40:07.732 +0:03.297
3 7 J.バラガン KTM 40:09.882 +0:05.447
4 4 C.メロッテ ヤマハ 40:12.700 +0:08.265
5 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:34.392 +0:29.957
6 12 T.レオク カワサキ 40:49.189 +0:44.754
8 6 P.ルーレ Honda 41:02.693 +0:58.258
10 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:07.502 +1:03.067
11 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:10.877 +1:06.442
12 17 A.ボブコフス Honda 41:17.510 +1:13.075
18 23 M.コバライネン Honda 41:41.356 +1:36.921
26 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 15:49.316 +12Laps
28 13 G.クロッカード Honda 7:14.110 +16Laps
29 10 J.ノーブル Honda 4:40.758 +17Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:35.718 -
2 12 T.レオク カワサキ 40:39.695 +0:03.977
3 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:41.640 +0:05.922
4 24 K.ストリボス スズキ 40:42.383 +0:06.665
5 11 S.ラモン スズキ 41:05.248 +0:29.530
6 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:14.780 +0:39.062
7 6 P.ルーレ Honda 41:38.802 +1:03.084
9 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 41:46.820 +1:11.102
13 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:55.038 +1:19.320
14 10 J.ノーブル Honda 42:12.400 +1:36.682
16 17 A.ボブコフス Honda 42:24.468 +1:48.750
26 13 G.クロッカード Honda 18:49.701 +11Laps
28 23 M.コバライネン Honda 11:34.170 +14Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 377 C.ポールセル カワサキ 40:09.879 -
2 14 M.ドルーバー KTM 40:20.261 +0:10.382
3 5 A.チオーディ ヤマハ 40:23.538 +0:13.659
4 16 T.ラトレー KTM 40:25.234 +0:15.355
5 1 A.カイローリ ヤマハ 40:27.324 +0:17.445
6 211 B.マッケンジー ヤマハ 40:50.812 +0:40.933
14 23 M.セイストラ Honda 41:13.520 +1:03.641
15 46 J.ドゥーガン Honda 41:15.144 +1:05.265
21 24 P.ルネ Honda 41:41.704 +1:31.825
26 4 P.キャップス Honda 28:14.658 +6Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 377 C.ポールセル カワサキ 40:44.965 -
2 14 M.ドルーバー KTM 40:55.071 +0:10.106
3 16 T.ラトレー KTM 41:05.031 +0:20.066
4 19 D.フィリッパーツ KTM 41:10.657 +0:25.692
5 211 B.マッケンジー ヤマハ 41:14.031 +0:29.066
6 250 D.グァルネリ ヤマハ 41:24.021 +0:39.056
17 24 P.ルネ Honda 41:57.264 +1:12.299
18 23 M.セイストラ Honda 42:03.185 +1:18.220
24 46 J.ドゥーガン Honda 42:22.006 +7Laps
25 4 P.キャップス Honda 24:28.653 +8Laps

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 192
2 T.レオク カワサキ 152
3 K.ストリボス スズキ 138
4 ケン・ド・ディッカー Honda 133
5 J.バラガン KTM 117
6 S.ラモン スズキ 111
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 192
2 スズキ 161
3 カワサキ 152
4 KTM 147
5 Honda 133
6 TM 55
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 T.ラトレー KTM 166
2 C.ポールセル カワサキ 158
3 M.ドルーバー KTM 152
4 A.カイローリ ヤマハ 119
5 B.マッケンジー ヤマハ 105
6 A.チオーディ ヤマハ 101
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 KTM 181
2 ヤマハ 175
3 カワサキ 160
4 Honda 79
3 スズキ 2
ポイント一覧
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