2006年FIMモトクロス世界選手権の第2戦は、イースター・ウイークエンドの4月16日にスペイン・カタル二アのベルプーチ・サーキットで晴天のもと行われた。
今年からCAS Hondaのライダーとなったケン・ド・ディッカー選手は、指を負傷しており体調は完全な状態ではなかったが、ヒート1で5位、ヒート2で6位に入り、総合5位となった。今年のHondaライダーは負傷に泣いている。
CAS Hondaのもう一人のライダー、ジョシュ・コピンス選手が開幕戦の直前に肩を脱臼し、欠場しているため、ド・ディッカー選手はチームの期待を一身に担っていた。土曜日に行われた予選で5番手に入ったド・ディッカー選手と、ポールシッターのタネル・レオク選手(カワサキ)のタイムは1秒も違わなかった。
ヒート1で、ド・ディッカー選手は最終ラップにスティーブ・ラモン選手(スズキ)を抜いて5位に入った。ヒート2でもKTMのセバスチャン・トーテリ選手とジョナサン・バラガン選手の間に入り、6位でフィニッシュした。
ブライアン・ヨルゲンセン選手(Martin Honda)は、ヒート1では序盤10位前後につけていたが、2度転倒を喫したため22位に終わったが、ヒート2では巻き返して10位に入った。
ヨルゲンセン選手のチームメイトで昨年、病気のため欠場が続いたフランシスコ・ガルシア・ビコ選手は、スペインが地元なので今回注目を集めていた。しかし、ビコ選手はまだ世界選手権レベルでのフィーリングを取り戻していないため、ヒート1では16位に終わった。しかし、ヒート2では地元のファンの前で順位を上げ、11位に入っている。
今回総合優勝したのはステファン・エバーツ選手(ヤマハ)。ランキングでもエバーツ選手が92ポイントで現在トップにつけている。ド・ディッカー選手は61ポイントを獲得してランキング5位だ。
次戦は4月23日にポルトガルのアグエダで行われる。
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