World Motocross Honda Racing
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2006.04.02 Rd.01 フランダース
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
フランダース
02 4/16
スペイン
03 4/23
ポルトガル
04 5/7
ドイツ
05 5/21
日本(SUGO)
06 6/4
ブルガリア
07 6/11
イタリア
08 6/18
イギリス
09 7/2
スウェーデン
10 7/16
南アフリカ
11 7/30
チェコ
12 8/6
ベルギー
13 8/27
アイルランド
14 9/3
オランダ
15 9/17
フランス
第1戦 フランダース
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ド・ディッカーがCAS Hondaでのデビュー戦で6位
決勝日:2006年4月2日(日)
開催地:ゾルダー 天候:朝方雨、のち晴 気温:18℃ 観客数:1万6000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 2006年FIMモトクロス世界選手権の開幕戦は4月2日にベルギーのゾルダー・サーキットで、フランダースGPとして開催された。

第1戦 フランダース
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第1戦 フランダース
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 今年からCAS Hondaに加入してMX1に出場するベルギー人のケン・ド・ディッカー選手は、地元のファンが見守る中で総合6位に入った。

 ゾルダーのコースは、部分的に元F1コースに土を敷いて形成されている。大会に至るまでの数日間、雨が降り続いていたため、土が軟らかくなっており、路面は荒れていた。その結果、非常にテクニカルなコースとなっていたのである。

 土曜日のプラクティスと予選中も雨が降り、ちょっとしたミスも許されない状況の中、ド・ディッカー選手は予選で2番手のポジションを獲得した。

 2005年にMX1でランキング2位に入っているジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda)は、開幕戦の直前に肩を脱臼していた。最初のフリープラクティスに参加した結果、2回肩が外れてしまったため、レース出場は見合わせ、専門医の元で手術を受けることになった。このためコピンズ選手は8週間の静養が必要となり、3〜4戦は欠場を余儀なくされる。

 ヒート1で、ド・ディッカー選手は良いスタートを切り、7周目まで3位につけていた。その後クラッシュして9位に順位を落としたが、最終的に5位まで順位をばん回した。

 トップグループは昨年のチャンピオン、ステファン・エバーツ選手(ヤマハ)とセバスチャン・トーテリ選手(KTM)の2人によって形成された。この2人は5位までのライダー全員を周回遅れとし、トーテリ選手、エバーツ選手の順でゴールした。

 ブライアン・ヨルゲンセン選手(Martin Honda)は序盤トップテンにつけていたが、ダブルジャンプでクラッシュし、リタイアした。ヨルゲンセン選手のチームメイトで昨年、病気のため欠場が続き1年を棒に振ったフランシスコ・ガルシア・ビコ選手は、11位に入り、ほぼ1年ぶりの完走を果たした。

 ヒート2でもド・ディッカー選手はエバーツ選手とトーテリ選手に続いて3番手を走行していたが、その後、4人のスズキとカワサキのライダーに抜かれ7位に終わった。

 ヨルゲンセン選手は、ヒート1での転倒の影響もなく13位に入り、8ポイントを獲得した。ちなみにヨルゲンセン選手は、シーズンオフの間、負傷を治すことに時間を取られていたため、今年から乗ることになったCRF450Rで走り込む時間が足りなかったという。

 ヒート2でビコ選手は、1周目にテクニカル・トラブルに見舞われてリタイアした。今年からMultitek Hondaに加わったパスカル・ルーレ選手は、ヒート1で7位、ヒート2で10位に入り、総合10位となっている。

 第2戦スペインGPは4月16日にカタル二アのベルプーチ・サーキットで行われる。その翌週、4月23日にはポルトガルGPがアジェンダで行われる。

第1戦 フランダース
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コメント

ケン・ド・ディッカー選手(5位/7位 総合6位)
「今日の結果はまずまずだ。最初からいいフィーリングがあった。レース1ではスタートが良かったのだけど、クラッシュしてしまった。その後ペースを取り戻すのに数周かかってしまった。でも、ブレーキレバーを破損していたので、5位というのは悪くない。レース2ではスタートが良くて3位につけていたのだけど、途中から手の感覚がなくなってしまった。レース1での転倒のこともあるし、あまり無理するといけないと思ったんだ」

フランシスコ・ガルシア・ビコ選手(11位/DNF 総合15位)
「久しぶりのレースだったから、ヒート1の結果は悪くない。ポジション的にもライディング的にも悪くなかったのだけど、リズムがつかめなかった。ヒート2ではちょっとしたトラブルがあってリタイアした。でも、再びレースに出られるようになって嬉しい。体調はもう完全に良い。次は地元スペインGPなので、ファンの前でレースできるのが楽しみだ」

ブライアン・ヨルゲンセン選手(DNF/13位 総合17位)
「とても大変な週末だった。オフの間、マシンに乗る時間が少なかったので、行き当たりばったりという感じだった。ヒート1ではつまらないミスをして転倒してしまった。数人のライダーにぶつけられたけど、ひどい事故にならなくて良かった。右手を打撲したので、ヒート2ではハンドルを持っているのが大変だった。このような状況の中で12位とか13位に入れるのであれば、将来は明るいと思う」

ジョシュア・コピンズ選手(DNS)
「とても辛い状況だ。レース中に攻めていて転倒したというのなら分かるけど、6カ月間準備をして、開幕戦の2日前に練習中、ポストに激突して肩を脱臼したというのはやるせない。でも、前向きに考えるよ。チームにはケン(ド・ディッカー選手)がいるから、ケンが頑張ってくれることに期待する」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【MX1:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 103 S.トーテリ KTM 39:22.213 -
2 72 S.エバーツ ヤマハ 39:33.276 +0:11.063
3 12 T.レオク カワサキ 40:28.207 +1:05.994
4 11 S.ラモン スズキ 40:55.706 +1:33.493
5 9 ケン・ド・ディッカー Honda 41:17.003 +1:54.790
6 7 J.バラガン KTM 39:24.217 +1Lap
7 6 P.ルーレ Honda 39:41.745 +1Lap
11 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 40:19.485 +1Lap
16 75 M.ヴァン・ダエル Honda 40:33.490 +1Lap
17 10 J.ノーブル Honda 40:47.164 +1Lap
22 17 A.ボブコフス Honda 39:39.265 +2Laps
30 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 4:12.449 +21Laps
【MX1:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:09.339 -
2 103 S.トーテリ KTM 40:47.978 +0:38.639
3 24 K.ストリボス スズキ 41:24.912 +1:15.573
4 12 T.レオク カワサキ 41:33.138 +1:23.799
5 11 S.ラモン スズキ 41:39.686 +1:30.347
6 74 S.ソード カワサキ 41:48.913 +1:39.574
7 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:11.968 +1Lap
10 6 P.ルーレ Honda 40:35.445 +1Lap
11 10 J.ノーブル Honda 40:55.194 +1Lap
13 8 ブライアン・ヨルゲンセン Honda 41:04.090 +1Lap
14 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:05.479 +1Lap
21 17 A.ボブコフス Honda 40:15.874 +2Laps
29 27 フランシスコ・ガルシア・ビコ Honda 3:58.386 +21Laps
【MX2:ヒート1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 19 D.フィリッパーツ KTM 40:20.154 -
2 12 K.グンデルセン ヤマハ 40:28.821 +0:08.667
3 16 T.ラトレー KTM 40:30.183 +0:10.029
4 14 M.ドルーバー KTM 40:34.245 +0:14.091
5 90 S.ポールセル カワサキ 40:46.553 +0:26.399
6 5 A.チオーディ ヤマハ 40:55.207 +0:35.053
10 73 アントン・メオ Honda 41:30.099 +1:09.945
12 4 P.キャップス Honda 41:37.513 +1:17.359
19 24 P.ルネ Honda 40:22.101 +1Lap
21 23 M.セイストラ Honda 40:53.535 +1Lap
22 34 S.シンプソン Honda 40:53.964 +1Lap
23 82 W.スミス Honda 41:29.178 +1Lap
27 46 J.ドゥーガン Honda 41:21.404 +3Laps
【MX2:ヒート2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 16 T.ラトレー KTM 38:43.423 -
2 1 A.カイローリ ヤマハ 38:50.964 +0:07.541
3 14 M.ドルーバー KTM 38:56.813 +0:13.390
4 377 C.ポールセル カワサキ 39:00.960 +0:17.537
5 10 R.ゴンサルベス KTM 39:06.272 +0:22.849
6 12 K.グンデルセン ヤマハ 39:08.065 +0:24.642
7 73 アントン・メオ Honda 39:19.818 +0:36.395
16 24 P.ルネ Honda 40:18.462 +1:35.039
17 23 M.セイストラ Honda 40:19.619 +1:36.196
18 4 P.キャップス Honda 40:20.188 +1:36.765
20 46 J.ドゥーガン Honda 38:53.454 +1Lap
22 82 W.スミス Honda 39:01.148 +1Lap
23 34 S.シンプソン Honda 39:03.876 +1Lap

【ライダー:MX1】 【マニュファクチャラー:MX1】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 47
2 S.トーテリ KTM 47
3 T.レオク カワサキ 38
4 S.ラモン スズキ 34
5 K.ストリボス スズキ 33
6 ケン・ド・ディッカー Honda 30
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 KTM 47
2 ヤマハ 47
3 スズキ 38
4 カワサキ 38
5 Honda 30
6 TM 14
ポイント一覧
【ライダー:MX2】 【マニュファクチャラー:MX2】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 T.ラトレー KTM 45
2 M.ドルーバー KTM 38
3 K.グンデルセン ヤマハ 37
4 D.フィリッパーツ KTM 33
5 C.ポールセル カワサキ 32
6 S.ポールセル カワサキ 29
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 KTM 50
2 ヤマハ 44
3 スズキ 34
4 Honda 25
ポイント一覧
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