2005年モトクロス世界選手権最終戦(第17戦)が、9月17日にアイルランドのデザートマーティンで行われた。
Honda CRF450Rに乗るジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda Racing)は、金曜日に行われた予選で、今季初のポールポジションを獲得し、土曜日に行われた決勝レースでは、第1ヒート3位と第2ヒート4位で総合3位に入った。
デザートマーティンのコースは赤い砂でできたラフなサンドコースで、ライダーにとっては体力的に非常にハードなコース。2週間前に行われたオランダGPが快晴で25℃と気温も高かったのに対して、今回は気温7℃と肌寒い天候のもとで行われた。観客は皆、厚着をして観戦することになった。
22周で競われたヒート1とヒート2。ヒート1でコピンズ選手は9周にわたってトップを走行したが、その後ステファン・エバーツ選手(ヤマハ)とベン・タウンリー選手(KTM)に抜かれ、最終的に単独3位でゴールした。
ミカエル・ピション選手 (Tiscali Honda Martin)はサンドコースでのトレーニング不足のため、4位のタネル・レオク選手(カワサキ)に続いて5位に終わった。ジェームス・ノーブル選手(RWJ Honda)とケン・ドディッカー選手(Sarholz Honda)は9位、10位に入った。
前戦オランダGPの予選中に大転倒し、同GPを欠場したパスカル・ルーレ選手(Multitek Honda)は、今回復帰したが、ヒート1で転倒し、再スタートを切ることができなかった。
ヒート2でコピンズ選手は3周目にクラッシュしたが、再スタートを切り、12位から4位まで追い上げた。その結果、総合順位でスティーブ・ラモン選手(KTM)とケビン・ストリボス選手(スズキ)をおさえて3位に入った。
ピション選手は2周目にトップを走行するタウンリー選手の背後につけていたが、2人そろって転倒。再スタートを切ったピション選手は7位に終わり、総合順位でも7位となった。
ヒート2ではノーブル選手も1周目に転倒し、13位となった。ヒート1でリタイアしたルーレ選手はヒート2で11位に入っている。
モトクロス世界選手権は全17戦を終え、チャンピオンはエバーツ選手となった。Honda勢はコピンズ選手がランキング2位、ピション選手同5位、ルーレ選手同8位、ドディッカー選手同9位、ノーブル選手同10位となった。
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