2005年モトクロス世界選手権の第16戦オランダGPが、9月4日にリーロップで行われ、CRF450Rに乗るジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda Racing)がヒート1、2でそれぞれ3位と4位に入った。
今回ステファン・エバーツ選手(ヤマハ)がダブルウインを達成し、9回目のワールドタイトルを獲得した。
オランダ南部の街、アイントホーヘンの近郊にあるリーロップで行われたオランダGPは快晴に恵まれ、気温も高かった。約3万人の観客が観戦に訪れたリーロップのコースは、荒れた砂地でライダーの体力を消耗させた。
ヒート1でのコピンズ選手は、スタートがあまり良くなかったため、35分+2周のレースのすべてを追い上げに費やし、エバーツ選手、スティーブ・ラモン選手(KTM)に続いて3位に入った。
ミカエル・ピション選手(Tiscali Honda Martin)は、ヒート1の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれた。再スタートを切ったが、数周後に再びクラッシュしてリタイアした。
ヒート2でコピンズ選手は、1周目にラモン選手に抜かれて4位になってから、最後までその順位で走行することになった。ヒート2の順位は、1位エバーツ選手、2位ベン・タウンリー選手(KTM)、3位ラモン選手だった。
ピション選手はヒート2でもアンラッキーだった。フェンスにからまってしまい、その後マシンに引きずられるようにして何度か砂地で転倒しそうになったあと、ピットに入った。
リーロップでは2001年に250ccクラスで表彰台に上がっているジュシ・フェビライネン選手(CAS Honda Racing)は、ヒート1で当初4位につけていた。しかし、6月のフランスGP以降、約2か月の間、首の負傷で休んでいたフェビライネン選手にとっては、今回が復帰第2戦。最終ラップに疲労のため順位を落として6位でレースを終えた。ヒート2では7位に入り、総合順位では5位に入っている。
ヒート1ではジェームス・ノーブル選手(RWJ)とケン・ドディッカー選手(Sarholz Honda)の2人はそろって転倒したが、ドディッカー選手は10位に入った。ヒート2でもドディッカー選手は14位に入っている。
全17戦とこれまでで一番長いシーズンとなる今シーズンも、残りは9月17日にデザートマーティンで行われるアイルランドGPのみとなった。
チャンピオンシップのポイントでは、1位エバーツ選手(671ポイント)、2位コピンズ選手(614ポイント)、3位タウンリー選手(545ポイント)となっており、コピンズ選手とタウンリー選手の差が69ポイントあるため、コピンズ選手のランキング2位が確定した。
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