World Motocross
モータースポーツ > モトクロス世界選手権 > 第14戦 ドイツ 決勝レポート
レース
ドイツ 第14戦 8月21日
ドイツ
レース情報 決勝 フォトギャラリー
リザルト ポイントへ
レース情報
Rd. 開催日
01 4/3 フランダース
02 4/17 スペイン
03 4/24 ポルトガル
04 5/8 ベルギー
05 5/15 ヨーロッパ(ドイツ)
06 5/29 日本(SUGO)
07 6/5 イギリス
08 6/12 イタリア
09 6/26 フランス
10 7/3 スウェーデン
11 7/17 南アフリカ
12 7/31 ワロン
13 8/7 チェコ
14 8/21 ドイツ
15 8/28 イギリス
16 9/4 オランダ
17 9/17 アイルランド
第14戦 ドイツ
拡大する
コピンズ、スリッピーなコンディションの中で総合3位
決勝日:8月21日(日)
開催地:ガイルドルフ 天候:雨のち曇り 気温:16℃ 観客:1万2000人(週末通算)

 2005年モトクロス世界選手権の第14戦ドイツGPが、8月21日にシュツットガルトから80km離れたガイルドルフで行われた。

第14戦 ドイツ
拡大する
第14戦 ドイツ
拡大する

 前日と当日朝の降雨により、非常にスリッピーなコンディションとなったガイルドルフで、ジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda Racing)は、ヒート2で3位に入り、表彰台に上がった。

 土曜日の公式予選では、ミカエル・ピション選手(Tiscali Honda Martin)が今季11回目のポールポジションを狙ったが、コンマ1秒差でスティーブ・ラモン選手(KTM)に及ばず、予選2位となった。コピンズ選手は8番手で予選を通過した。

 ヒート1はライダーの腕の差というより、運が左右するレースとなった。スリッピーなコンディションの中、コースには深いわだちができ、大勢のライダーがわだちにはまって転倒したからだ。また、グリップのレベルがコースの部分ごとに変化していたため、ちょっとしたミスも大きなミスにつながった。

 ピション選手はスタートで失敗し、1コーナーを通過した時には最後尾となっていたが、かえってこれが幸いし、彼の前で発生した多重クラッシュを避けることができた。コピンズ選手は中位でスタートし、6位から8位の間につけていたが、最終的には5位でチェッカーを受けた。

 ヒート1で優勝したのはステファン・エバーツ選手(ヤマハ)。2位にはラモン選手が入り、ピション選手は4位まで順位をばん回した。

 Sarholz Hondaのケン・ドディッカー選手は、ラスト2周目にスリッピーなダブルジャンプで転倒。再スタートを切ったが10位に終わった。また、レース序盤にはRWJ Hondaのジェームス・ノーブル選手が5周にわたって3番手を走行したが、転倒して12位に終わった。

 午後になって日が出てきたため、コースは午前中よりかなり乾燥し、バンピーになった。ヒート2ではエバーツ選手がトップにつけ、ピション選手が2位で追うという展開となり、コピンズ選手は4番手につけていた。

 ところが、ラスト数分のところでエバーツ選手が転倒し、同じコーナーでピション選手もエンジンをストールさせてしまった。その横をタネル・レオク選手(カワサキ)とコピンズ選手が通過していく。エバーツ選手はすぐに再スタートを切って、再びトップの座を奪い返したが、ピション選手は4位のままでチェッカーを受けた。

 ヒート2でノーブル選手は8位、ドディッカー選手は9位に入り、総合順位ではドディッカー選手が8位、ノーブル選手が9位となった。

 14戦を終えた段階で、ランキングトップのエバーツ選手と同2位のコピンズ選手のポイント差は53ポイント。ピション選手はベン・タウンリー選手(KTM)に続いてランキング4位につけている。

 次戦は8月28日にイギリスのワイト島にあるアレトン・サーキットで行われる。このイギリスGPも含めて残り3戦が、4週の間に行われることになる。

第14戦 ドイツ
拡大する
第14戦 ドイツ
拡大する
コメント

ジョシュア・コピンズ選手(5位/3位 総合3位)
「プラクティスの時には、マシンの調子も良くてスピードを出すことができた。スタートは2回ともうまくいったけれど、ヒート1はとても大変だった。泥にスタックしてしまい、その他にも2回スリップした。それでも5位に入れたから満足している。ヒート2では路面が硬くなったので、リラックスして良い走りができた。でも、ヒート1で相当体力を使っていたので、ヒート2の最後の方はもうヘトヘトだった」

ミカエル・ピション選手(4位/4位 総合4位)
「何も言うことはない。今日は難しいレースだった。応援してくれた人たちのために良い結果を残すことができなくて、がっかりしている。表彰台には上がりたかった。今日はサスペンションのセッティングが決まっていなかったので、90パーセントの走りしかできなかった。おまけに両ヒートとも、最初の10分を終えた時点で、首から手首にかけて痛くなってしまった。ヒート1で最後尾から4位まで追い上げることができたのは、唯一ポジティブなことだった。今日は総合3位には入りたかった」

ケン・ドディッカー選手(10位/9位 総合8位)
「ヒート1では多重クラッシュから逃れて3位を走行していたが、タウンリーに抜かれた。4位でもOKだと思っていたら、ラストラップに転倒してしまった。マシンのエンジンがすぐにかかったのは幸いだったけれど、4位から10位に落ちたのでがっかりした。ヒート2ではスタートが悪く、その後もミスがあった。今日は本当に疲れて、最後の方はマシンが重く感じた。それでも、総合8位というのは悪くないと思う」

ページの先頭へ
決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 41:06.113 -
2 11 S.ラモン KTM 41:31.165 +0:25.052
3 30 B.タウンリー KTM 41:49.476 +0:43.363
4 2 M.ピション Honda 42:21.159 +1:15.046
5 5 J.コピンズ Honda 42:31.477 +1:25.364
6 7 L.セギー ヤマハ 42:41.742 +1:35.629
10 9 K.ドディッカー Honda 42:54.864
+1:48.751
12 15 J.ノーブル Honda 43:16.464 +2:10.351
13 29 M.ハックルブリッジ Honda 41:14.784 +1Lap
17 41 P.クーパー Honda 42:40.634 +1Lap
21 47 P.ルーレ Honda 42:29.162 +2Laps
23 75 M.ヴァン・ダエル Honda 42:43.332 +3Laps
24 92 A.バルビ Honda 44:16.225 +4Laps
26 14 M.コバライネン Honda 22:21.675 +11Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 40:33.002 -
2 6 T.レオク カワサキ 40:39.452 +0:06.450
3 5 J.コピンズ Honda 40:40.219 +0:07.217
4 2 M.ピション Honda 40:49.482 +0:16.480
5 11 S.ラモン KTM 40:55.313 +0:22.311
6 43 J.バラガン KTM 40:59.867 +0:26.865
8 15 J.ノーブル Honda 41:55.433 +1:22.431
9 9 K.ドディッカー Honda 42:01.527 +1:28.525
10 47 P.ルーレ Honda 42:05.425 +1:32.423
16 41 P.クーパー Honda 41:24.970 +1Lap
18 14 M.コバライネン Honda 41:53.129 +1Lap
19 75 M.ヴァン・ダエル Honda 42:03.402 +1Lap
26 92 A.バルビ Honda 27:52.131 +7Laps
29 29 M.ハックルブリッジ Honda 12:21.646 +14Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 3 A.カイローリ ヤマハ 41:38.076 -
2 7 A.マクファーレン ヤマハ 42:29.246 +0:51.170
3 8 C.ナン KTM 43:05.054 +1:26.978
4 26 M.モンニ KTM 43:17.884 +1:39.808
5 9 P.キャップス Honda 43:30.446 +1:52.370
6 39 D.ガルネリ ヤマハ 44:16.782 +2:38.706
12 47 M.ボニーニ Honda 42:54.272 +1Lap
19 27 C.ステバニーニ Honda 41:41.919 +4Laps
20 44 S.シンプソン Honda 39:16.448 +5Laps
26 11 M.セイストラ Honda 8:00.726 +14Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 3 A.カイローリ ヤマハ 41:14.437 -
2 5 A.チオーディ ヤマハ 41:39.657 +0:25.220
3 71 M.マスキオ ヤマハ 41:42.150 +0:27.713
4 8 C.ナン KTM 41:44.857 +0:30.420
5 19 D.フィリッパーツ KTM 41:45.803 +0:31.366
6 39 D.ガルネリ ヤマハ 42:15.383 +1:00.946
11 9 P.キャップス Honda 42:50.975 +1:36.538
12 47 M.ボニーニ Honda 42:54.600 +1:40.163
19 44 S.シンプソン Honda 42:34.567 +1Lap
20 27 C.ステバニーニ Honda 41:57.605 +2Laps
29 11 M.セイストラ Honda 18:57.534 +15Laps
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 589
2 J.コピンズ Honda 536
3 B.タウンリー KTM 460
4 M.ピション Honda 404
5 J.スメッツ スズキ 385
6 S.ラモン KTM 380
ポイント一覧へ

コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 308
2 Honda 304
3 KTM 276
4 スズキ 241
5 カワサキ 131
6 TM 79
ポイント一覧へ
  ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 A.カイローリ ヤマハ 501
2 A.マクファーレン ヤマハ 482
3 A.チオーディ ヤマハ 427
4 D.フィリッパーツ KTM 389
5 C.メロッテ ヤマハ 352
6 S.ソード カワサキ 308
ポイント一覧へ

コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 341
2 KTM 258
3 カワサキ 245
4 Honda 165
5 スズキ 20
6 TM 0
ポイント一覧へ
ページの先頭へ