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モータースポーツ > モトクロス世界選手権 > 第13戦 チェコ 決勝レポート
レース
チェコ 第13戦 8月7日
チェコ
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レース情報
Rd. 開催日
01 4/3 フランダース
02 4/17 スペイン
03 4/24 ポルトガル
04 5/8 ベルギー
05 5/15 ヨーロッパ(ドイツ)
06 5/29 日本(SUGO)
07 6/5 イギリス
08 6/12 イタリア
09 6/26 フランス
10 7/3 スウェーデン
11 7/17 南アフリカ
12 7/31 ワロン
13 8/7 チェコ
14 8/21 ドイツ
15 8/28 イギリス
16 9/4 オランダ
17 9/17 アイルランド
第13戦 チェコ
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コピンズ、総合3位を獲得
決勝日:8月7日(日)
開催地:ロケット 天候:曇り時々豪雨 気温:11℃ 観客:1万9000人(週末通算)

 2005年モトクロス世界選手権の第13戦チェコGPが、8月7日にプラハの西100kmにあるロケットで行われた。過去2戦でダブル・ウインを達成しているジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda Racing)は、ケビン・ストリボス選手(スズキ)、ステファン・エバーツ選手(ヤマハ)に続いて、総合3位に入った。

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 1万9000人の観客を集めたロケットでは、曇り空で時折豪雨となり、気温も11℃と肌寒い天候になった。しかし、コースは地が硬く、スリッピーだがスピードの出る状態で、オーバーテイクできる箇所も数箇所あった。

 土曜日の公式予選ではミカエル・ピション選手(Tiscali Honda Martin)が今季10回目のポールポジションを獲得。午後に行われた記者会見でピション選手は、今季残りの全大会に出場し、さらにもう1年レースを続けることを考えていると発言した。2006年には、MX2クラスへスイッチすることも匂わせていたのである。

 ヒート1でピション選手は、ホールショットを決めたブライアン・ヨルゲンセン選手(ヤマハ)を抜いたのち、トップを走行していたエバーツ選手に迫っていた。しかし、ラスト2周でアタックを仕掛けようとして失敗し、2位でレースを終えたのだった。スタートで失敗したコピンズ選手は、終盤追い上げて3位に入った。

 ヒート2は大混乱となった。1周目の1コーナーでピション選手、スティーブ・ラモン選手(KTM)、エバーツ選手、パスカル・ルーレ選手(Honda)などが転倒。その中で、エバーツ選手は猛然と追い上げて4位に入ったが、ピション選手はマシンがラモン選手のマシンとからまってしまったため、大きく後退した。レースを3分の2を終えた段階で14位だったピション選手だが、スロットル・ケーブルが破損したため、途中でリタイアした。

 混乱に巻き込まれなかったコピンズ選手は、ストリボス選手を抜いてしばらくトップを走行したが、後半ゴーグルが不調となり、ラインが良く見えなくなって抜き返されてしまった。

 ヒート2で2位に入ったコピンズ選手は、総合優勝したストリボス選手、総合2位のエバーツ選手に続いて総合3位となった。

 Sarholz Hondaのケン・ドディッカー選手は、6位と5位に入って、今季最高の総合5位に入った。マーク・ハックルブリッジ選手(Innovate Honda)は、10位と8位で総合8位となっている。

 ルーレ選手は、ヒート1では一時4位を走行していたが7位となり、ヒート2では1コーナーでの混乱に巻き込まれたものの11位に入って総合9位となった。RWJ Hondaのジェームス・ノーブル選手は、ヒート1では転倒してリタイアしたが、ヒート2ではハックルブリッジ選手に続いて9位に入った。

 CAS Honda Racingのジュシ・フェビライネン選手は、今回も首の負傷のため欠場した。

 13戦を終えた段階で、状況はコピンズ選手にとって若干厳しいものとなっている。残りは4戦なので、コピンズ選手の逆転チャンピオンは不可能ではないが、現時点でエバーツ選手539ポイント、コピンズ選手500ポイントと、その差は39ポイントとなっている。ランキング3位はベン・タウンリー選手(KTM)で、ピション選手はランキング4位のジョエル・スメッツ選手(スズキ)に続いて同5位につけている。

 次戦は8月21日に、ドイツのガイルドルフで行われる。

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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(3位/2位 総合3位)
「ヒート1のスタートでは、ヨルゲンセンとぶつかった。その後、ペースを取り戻して、ステファン(エバーツ選手)とミカエル(ピション選手)を追いかけた。でも、ラストラップにミスをしてしまったので追いつけなかった。ヒート2のスタート直後は大変だった。大勢のライダーがぶつかりあって、転倒していったからだ。ケビン(ストリボス選手)の跳ね上げた石が僕のゴーグルにぶつかって、ロールオフ(シールド巻上げ用の機械)が壊れてしまった。そのためトップに出ないと前が見えなくなってしまうので前に出たのだが、ラスト6周目にミスしてケビンに抜かれてしまった」

ケン・ドディッカー選手(6位/5位 総合5位)
「ヒート1では良いスタートが切れ、スムーズにペースを上げることができた。ヒート2ではスタート直後のクラッシュシーンをかわして4位に上がることができた。その後、ゴーグルのトラブルもあったけれど、ラスト15分はかなり疲れていて、ラストラップにステファンに抜かれた時には、どうすることもできなかった」

ミカエル・ピション選手(2位/リタイア 総合10位)
「ヒート2では良いスタートが切れたが、ひとりのライダーが突っ込んできて、皆が次から次へと将棋倒しになってしまった。僕のマシンはラモンのマシンに絡んでしまい、脱出するのにすごく時間がかかった。再スタートできた時には、最後尾のライダーよりさらに20-30秒遅れていた。そこから追い上げたけれど、スロットル・ケーブルが壊れ、スロットルが開いたままの状態になっていたし、おまけにゴーグルが壊れて前がよく見えなかったので、リタイアすることにした。ヒート1ではステファンがミスするのを待っていたけど、ミスしなかった」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 39:07.404 -
2 2 M.ピション Honda 39:08.506 +0:01.102
3 5 J.コピンズ Honda 39:15.728 +0:08.324
4 24 K.ストリボス スズキ 39:29.757 +0:22.353
5 30 B.タウンリー KTM 39:37.707 +0:30.303
6 9 K.ドディッカー Honda 39:44.690 +0:37.286
7 47 P.ルーレ Honda 39:48.352 +0:40.948
10 29 M.ハックルブリッジ Honda 40:02.392 +0:54.988
14 41 P.クーパー Honda 40:30.877 +1:23.473
19 120 M.クチレク Honda 40:53.469 +1:46.065
22 14 M.コバライネン Honda 41:05.528 +1:58.124
24 111 B.ヴァーホーヴェン Honda 40:45.962 +1Lap
28 15 J.ノーブル Honda 15:28.379 +13Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 24 K.ストリボス スズキ 39:27.132 -
2 5 J.コピンズ Honda 39:31.918 +0:04.786
3 30 B.タウンリー KTM 39:36.520 +0:09.388
4 72 S.エバーツ ヤマハ 40:00.962 +0:33.830
5 9 K.ドディッカー Honda 40:05.679 +0:38.547
6 7 L.セギー ヤマハ 40:12.958 +0:45.826
8 29 M.ハックルブリッジ Honda 40:32.281 +1:05.149
9 15 J.ノーブル Honda 40:37.174 +1:10.042
11 47 P.ルーレ Honda 40:55.838 +1:28.706
18 111 B.ヴァーホーヴェン Honda 41:30.947 +2:03.815
21 120 M.クチレク Honda 39:34.310 +1Lap
22 14 M.コバライネン Honda 39:45.265 +1Lap
24 2 M.ピション Honda 29:41.235 +6Laps
25 101 K.ニールセン Honda 23:59.326 +9Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 3 A.カイローリ ヤマハ 40:21.047 -
2 14 M.ドルーバー KTM 40:29.952 +0:08.905
3 8 C.ナン KTM 40:35.716 +0:14.669
4 7 A.マクファーレン ヤマハ 40:38.364 +0:17.317
5 33 C.ポールセル カワサキ 40:38.901 +0:17.854
6 34 C.メロッテ ヤマハ 40:50.410 +0:29.363
15 9 P.キャップス Honda 41:30.020 +1:08.973
18 11 M.セイストラ Honda 41:51.002 +1:29.955
20 27 C.ステバニーニ Honda 42:11.864 +1:50.817
22 44 S.シンプソン Honda 42:35.873 +2:14.826
24 47 M.ボニーニ Honda 41:42.569 +1Lap

順位 No. ライダー マシン タイム
1 33 C.ポールセル カワサキ 40:54.679
-
2 3 A.カイローリ ヤマハ 41:05.585 +0:10.906
3 19 D.フィリッパーツ KTM 41:09.132 +0:14.453
4 7 A.マクファーレン ヤマハ 41:18.791 +0:24.112
5 34 C.メロッテ ヤマハ 41:23.015 +0:28.336
6 211 B.マッケンジー ヤマハ 41:24.689 +0:30.010
15 9 P.キャップス Honda 42:36.192
+1:41.513
16 47 M.ボニーニ Honda 42:40.618 +1:45.939
18 27 C.ステバニーニ Honda 42:47.523 +1:52.844
20 11 M.セイストラ Honda 42:51.928 +1:57.249
21 44 S.シンプソン Honda 40:52.485 +1Lap
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 539
2 J.コピンズ Honda 500
3 B.タウンリー KTM 426
4 J.スメッツ スズキ 385
5 M.ピション Honda 368
6 S.ラモン KTM 342
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コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 284
2 ヤマハ 283
3 KTM 254
4 スズキ 230
5 カワサキ 115
6 TM 71
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  ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 A.マクファーレン ヤマハ 452
2 A.カイローリ ヤマハ 451
3 A.チオーディ ヤマハ 402
4 D.フィリッパーツ KTM 368
5 C.メロッテ ヤマハ 352
6 S.ソード カワサキ 285
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コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 316
2 KTM 236
3 カワサキ 231
4 Honda 153
5 スズキ 20
6 TM 0
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