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モータースポーツ > モトクロス世界選手権 > 第12戦 ワロン 決勝レポート
レース
ワロン 第12戦 7月31日
ワロン
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レース情報
Rd. 開催日
01 4/3 フランダース
02 4/17 スペイン
03 4/24 ポルトガル
04 5/8 ベルギー
05 5/15 ヨーロッパ(ドイツ)
06 5/29 日本(SUGO)
07 6/5 イギリス
08 6/12 イタリア
09 6/26 フランス
10 7/3 スウェーデン
11 7/17 南アフリカ
12 7/31 ワロン
13 8/7 チェコ
14 8/21 ドイツ
15 8/28 イギリス
16 9/4 オランダ
17 9/17 アイルランド
第12戦 ワロン
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ピションが復帰戦を総合優勝で飾る
決勝日:7月31日(日)
開催地:ニーメ 天候:曇り時々雨 気温:17℃ 観客:2万1000人(週末通算)

 2005年モトクロス世界選手権の第12戦ワロンGPが、7月31日にベルギー南部のニーメで行われ、ミカエル・ピション選手(Tiscali Honda Martin)が復帰戦で総合優勝を飾った。

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 雨が降り、気温が低い中で行われたのにもかかわらず、ワロンGPには週末通算で2万1000人の観客が集まった。左ひざの手術のため、過去2戦を欠場したピション選手は、35分+2周で競われた2ヒートで、1位と2位に入り総合優勝を果たした。

 CAS Honda Racingのジョシュア・コピンズ選手は、2位と3位で総合2位となり、総合3位に終わったステファン・エバーツ選手(ヤマハ)とのポイント差をさらに縮めた。

 金曜日の雨量があまりにも多かったので、コースコンディションを保つために土曜の公式予選は短縮して行われた。マディでレーシングラインが一本しか存在しないという状況の中で、最速タイムをマークしたのはピション選手。ピション選手はエバーツ選手に0.1秒差で今季9回目のポールポジションを獲得。予選2位はエバーツ選手、3位コピンズ選手と続いた。

 ヒート1でピション選手は、ホールショットを決めたブライアン・ヨルゲンセン選手(ヤマハ)を3周目にかわすと、そのまま独走優勝を飾った。コピンズ選手はヨルゲンセン選手、プライベーターのパスカル・ルーレ選手(Honda)とミニバトルを繰り広げたのち、単独で2位に入った。そして、スタンダードのCRFに乗るルーレ選手は大健闘し、今季2度目の表彰台に上がった。ヒート1でエバーツ選手は転倒を喫した。

 大雨となったヒート2では、1周目の2コーナーでコピンズ選手とルーレ選手が接触して転倒。ピション選手がトップを走行する中、コピンズ選手は1周目を終えた段階で最後尾から11位までポジションを上げた。その後、さらにコピンズ選手はファステストラップを更新しながら、3位に上がった。

 ラスト5周でピション選手は、エバーツ選手に抜かれて2位に落ちた。その後、コピンズ選手がピション選手に追いついたが、届かずに2位はピション選手。3位にコピンズ選手の順でフィニッシュした。

 ヒート2では、ケン・ドディッカー選手(Honda)が4位と、今季ベストタイ(第1戦フランダース・ゾルダーで4位)の成績を収めた。ヒート1で3位に入ったルーレ選手は、ヒート2では9位に終わった。

 CAS Honda Racingのジュシ・フェビライネン選手は、先週出場したイギリス選手権のレースで転倒し、首を痛めたため、今回も欠場した。

 今回総合2位に入ったコピンズ選手とランキングトップのエバーツ選手のポイントは、エバーツ選手が496ポイント、コピンス選手458ポイントとさらに縮まり、38ポイント差となった。ピション選手は346ポイントで、ランキング5位につけている。

 次戦は来週8月7日、チェコのロケット・サーキットで行われる。

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コメント

ミカエル・ピション選手(1位/2位 総合1位)
「今回総合優勝できたのは、チームのおかげだ。今シーズンは、ずっとスタート時に苦労してきたが、今日のマシンは素晴らしかった。良いスタートを決めるのは本当に重要だからね。コース状況はそれほどひどくはなかった。久しぶりのレースなので、ヒート1では腕が上がってしまったけど、体力的にはそれほど辛くはなかった。今日は勝てるとは思っていなかったけど、ステファン(エバーツ選手)とジョシュア(コピンズ選手)がついていなかったので勝てたのだろう」

ジョシュア・コピンズ選手(2位/3位 総合2位)
「ヒート1の最初の10分はひどい状況だったけど、後半追い上げることができた。ヒート2ではスタートに失敗し、その後、2コーナーでパスカル・ルーレに突っ込んでしまった。4周目か5周目にゴーグルをなくしてしまったのも辛かった。目に石が当たらないように手でガードしていたんだ。ピションを抜くことができなかったのは残念だ。今回、エバーツより1ポイント多く獲得した。まだチャンピオン争いは終わったわけではないから、最後まで諦めずに頑張っていく」

パスカル・ルーレ選手(3位/9位 総合4位)
「ヒート1ではスタートがすごくうまくいき、2番手につけていた。その後、ミカエル(ピション選手)に抜かれたけど、ヨルゲンセンを抜いて2番手に上がったところでジョシュア(コピンズ選手)に抜かれた。3位という結果は素晴らしい。パーフェクトなレースだったと思う。ヒート2では2コーナーでジョシュアと接触して転倒してしまった。その後も追い上げたけど、再度転倒して9位に終わった。でも、全体的には良い大会だったと思う」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン タイム
1 2 M.ピション Honda 40:26.396 -
2 5 J.コピンズ Honda 40:30.935 +0:04.539
3 47 P.ルーレ Honda 41:01.021 +0:34.625
4 8 B.ヨルゲンセン ヤマハ 41:04.164 +0:37.768
5 72 S.エバーツ ヤマハ 41:11.383 +0:44.987
6 11 S.ラモン KTM 41:12.943 +0:46.547
9 9 K.ドディッカー Honda 41:27.814 +1:01.418
15 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:39.941 +1:13.545
16 15 J.ノーブル Honda 41:53.830 +1:27.434
27 41 P.クーパー Honda 13:09.903 +16Laps
28 29 M.ハックルブリッジ Honda 6:59.208 +19Laps
29 114 A.ルトリエ Honda 3:12.924 +21Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 72 S.エバーツ ヤマハ 39:15.069 -
2 2 M.ピション Honda 39:17.550 +0:02.481
3 5 J.コピンズ Honda 39:19.446 +0:04.377
4 9 K.ドディッカー Honda 40:11.148 +0:56.079
5 36 M.プリーム ヤマハ 40:15.097 +1:00.028
6 3 J.スメッツ スズキ 40:27.490 +1:12.421
9 47 P.ルーレ Honda 40:34.912 +1:19.843
18 15 J.ノーブル Honda 39:47.953 +1Lap
25 41 P.クーパー Honda 26:37.706 +8Laps
26 114 A.ルトリエ Honda 25:55.471 +9Laps
27 29 M.ハックルブリッジ Honda 16:27.495 +13Laps
28 92 A.バルビ Honda 18:04.952 +14Laps
30 75 M.ヴァン・ダエル Honda 11:03.583 +16Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 3 A.カイローリ ヤマハ 39:21.169 -
2 19 D.フィリッパーツ KTM 39:29.329 +0:08.160
3 7 A.マクファーレン ヤマハ 39:30.452 +0:09.283
4 33 C.ポールセル カワサキ 39:53.561 +0:32.392
5 39 D.ガルネリ ヤマハ 40:05.022 +0:43.853
6 34 C.メロッテ ヤマハ 40:05.754 +0:44.585
11 9 P.キャップス Honda 40:13.305 +0:52.136
15 11 M.セイストラ Honda 40:39.992 +1:18.823
17 44 S.シンプソン Honda 40:54.944 +1:33.775
19 47 M.ボニーニ Honda 40:57.105 +1:35.936
23 27 C.ステバニーニ Honda 41:19.855 +1:58.686
24 52 T.デ・ベルダー Honda 39:56.089 +1Lap
25 30 W.エイビス Honda 34:11.464 +4Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 3 A.カイローリ ヤマハ 39:41.903 -
2 34 C.メロッテ ヤマハ 39:44.377 +0:02.474
3 5 A.チオーディ ヤマハ 40:21.199 +0:39.296
4 7 A.マクファーレン ヤマハ 40:22.175 +0:40.272
5 9 P.キャップス Honda 40:35.015 +0:53.112
6 71 M.マスキオ ヤマハ 40:37.679 +0:55.776
15 47 M.ボニーニ Honda 41:29.400 +1:47.497
17 27 C.ステバニーニ Honda 39:42.423 +1Lap
19 11 M.セイストラ Honda 40:09.448 +1Lap
20 44 S.シンプソン Honda 40:12.411 +1Lap
23 52 T.デ・ベルダー Honda 41:18.502 +1Lap
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 496
2 J.コピンズ Honda 458
3 B.タウンリー KTM 390
4 J.スメッツ スズキ 377
5 M.ピション Honda 346
6 S.ラモン KTM 332
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コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
2 Honda 264
1 ヤマハ 261
3 KTM 236
4 スズキ 205
5 カワサキ 100
6 TM 71
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  ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 A.マクファーレン ヤマハ 416
2 A.カイローリ ヤマハ 404
3 A.チオーディ ヤマハ 378
4 D.フィリッパーツ KTM 341
5 C.メロッテ ヤマハ 321
6 S.ソード カワサキ 262
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コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 291
2 KTM 218
3 カワサキ 209
4 Honda 147
5 スズキ 20
6 TM 0
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