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モータースポーツ > モトクロス世界選手権 > 第11戦 南アフリカ 決勝レポート
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南アフリカ 第11戦 7月17日
南アフリカ
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レース情報
Rd. 開催日
01 4/3 フランダース
02 4/17 スペイン
03 4/24 ポルトガル
04 5/8 ベルギー
05 5/15 ヨーロッパ(ドイツ)
06 5/29 日本(SUGO)
07 6/5 イギリス
08 6/12 イタリア
09 6/26 フランス
10 7/3 スウェーデン
11 7/17 南アフリカ
12 7/31 ワロン
13 8/7 チェコ
14 8/21 ドイツ
15 8/28 イギリス
16 9/4 オランダ
17 9/17 アイルランド
第11戦 南アフリカ
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コピンズ、再びダブル・ウインを達成!
決勝日:7月17日(日)
開催地:サンシティ 天候:快晴 気温:26℃ 観客:1万8000人(週末通算)

 2005年モトクロス世界選手権第11戦南アフリカGPが、7月17日にサンシティで行われ、ジョシュア・コピンズ選手(CAS Honda Racing)が前戦に引き続きダブル・ウインを達成した。

第11戦 南アフリカ
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 1万8000人の観客が見守る中、前日の予選で2番手のポジションを獲得したコピンズ選手は、両ヒートで好スタートを切り、いずれのヒートでも1周目を終えた段階でトップ3につけていた。

 ヒート1で、コピンズ選手はディフェンディング・ワールド・チャンピオンのステファン・エバーツ選手(ヤマハ)と激しいバトルを繰り広げた。路面が荒れており、ところどころスリッピーなパッチのある難コースで、2人は何度もトップの座を奪い合った。中でも一個所、非常にトリッキーな場所があり、3番手につけていたベン・タウンリー選手(KTM)は両ヒートともこの個所で転倒し、順位を落とした。

 コピンズ選手とエバーツ選手のペースは非常に速く、5周目には周回遅れのライダーが現れた。ラスト数分という時点で前に出たコピンズ選手は、普段よりもより一層アグレッシブな走りでエバーツ選手を抑えて優勝。2人の差は1秒強だったのである。

 ヒート2のレースはヒート1ほど接戦にはならなかった。筋肉痛に悩まされていたコピンズ選手を引き離してトップを独走していたエバーツ選手だったが、ラストラップに観客に向かって手を振っている最中に転倒。フロントブレーキにダメージを負ってしまい、再スタートに手間取っている間にコピンズ選手がエバーツ選手を抜いて優勝した。

 ヒート2でも2位に終わったエバーツ選手は、レース後、ルーキー並のミスを犯してしまった自分を責め、同時にコピンズ選手とのポイント差が縮まってしまったことを嘆いたのだった。3位には両ヒートとも、KTMのスティーブ・ラモン選手が入った。

 過去数カ月間、体調不良に悩まされていたMultitek Hondaのポール・クーパー選手は、ようやくMX1のトップライダー達と競り合うことができるようになった。ヒート1でスタートが良かったクーパー選手は、数周の間、5位を走行。最終的に6位に入った。ヒート2ではスタートで転倒してしまい、その後ブライアン・ヨルゲンセン選手(ヤマハ)を追いかけている際にクラッシュして14位に終った。その結果、クーパー選手は総合9位となった。これはクーパー選手にとって第3戦ポルトガルGP以来の好成績である。

 RWJ Hondaのジェームス・ノーブル選手は土曜日の予選で右ひざをひねってしまったが、決勝レースでは8位と12位に入り、総合8位となった。現在世界選手権でランキング8位につけるノーブル選手は、来週はイギリス選手権のレースに出場する。ちなみにノーブル選手は現在イギリス選手権でランキング首位につけている。

 今回、総合順位でノーブル選手より上位に入ったのがフランス人プライベーター、パスカル・ルーレ選手(Honda)だ。過去に2回フランスのスーパークロス・チャンピオンになっているルーレ選手のこれまでのベストリザルトはイタリアGPでの3位である。そのルーレ選手は今回11位と5位に入って、総合6位となった。ルーレ選手は現在ランキング7位につけている。ランキング6位はルーレ選手の友人で同国人のミカエル・ピション選手(Tiscali Honda Martin)だ。

 左ひざの手術を受けたピション選手は、先週フランスで行われたマイナーレースにリハビリの一環として出場した。2週間後の7月31日に、ベルギーのニズメで行われるワロニーGPには復帰する予定だ。

 数週間前にベルギーで交通事故に遭い、MX1を欠場しているCAS Honda Racingのジュシ・フェビライネン選手も7月末には復帰する予定だ。

 11戦を終えた段階で、ランキングトップのエバーツ選手のポイントは455ポイント、2位のコピンズ選手は416ポイントとポイント差は39ポイントに縮まっている。

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コメント

ジョシュア・コピンズ選手(1位/1位 総合1位)
「ヒート1では本当にハードにプッシュした。僕にとって今までで最高のレースだったと思う。なぜなら、完璧な状態のステファン(エバーツ選手)に勝つことができたからだ。今の時期にこういうレースができたことは重要だ。ステファンに、僕の存在を示すことができたからだ。これからもできるだけ多くのレースで優勝していきたい。ヒート2では筋肉痛に悩まされた。筋肉痛を起こさないようにするのが今後の課題だ。ヒート2ではステファンに相当離されていたのが残念だったけど、ヒート1で競り合えたことに満足している。とにかく今日は両ヒートで優勝できて本当にうれしい」

ジェームス・ノーブル選手(8位/12位 総合8位)
「今日はそれほど悪くなかった。昨日の予選でひざを痛めてしまったので、ここまでやれるとは思っていなかった。ヒート1で8位、ヒート2で12位という順位には満足している。右コーナーでは右足を路面につくことができず、左コーナーではひざを上げることができなかった。とにかく耐えて我慢のレースだったので、総合8位というのは悪くない」

ポール・クーパー選手(6位/14位 総合9位)
「ひさしぶりに良いレースができた。両ヒートで完走できてうれしい。ようやくトンネルの向こうに光が見えたような気分だ。ヒート2では、1コーナーでちょっと詰まっていたら、後ろから追突されて大きく順位を落とした。その後、ヨルゲンセンの後ろにつけていた時には、良い走りができていたのだけれど、クラッシュしてしまった。地元で走るのは最高の気分だ。僕を支えてくれた人たちの前でレースができて本当にうれしい」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン タイム
1 5 J.コピンズ Honda 39:35.801 -
2 72 S.エバーツ ヤマハ 39:37.024 +0:01.223
3 11 S.ラモン KTM 40:07.506 +0:31.705
4 30 B.タウンリー KTM 40:20.840 +0:45.039
5 3 J.スメッツ スズキ 40:45.745 +1:09.944
6 41 P.クーパー Honda 40:50.366 +1:14.565
8 15 J.ノーブル Honda 41:00.979 +1:25.178
11 47 P.ルーレ Honda 41:03.841 +1:28.040
15 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:26.031 +1:50.230
17 29 M.ハックルブリッジ Honda 40:42.995 +1Lap
18 107 R.ファンデルウェザィゼン Honda 41:10.539 +1Lap
19 9 K.ドディッカー Honda 41:19.298 +1Lap
22 109 C.ファンニーケルク Honda 39:38.604 +3Laps
23 97 A.コンブリンク Honda 39:53.677 +3Laps
24 110 T.モンク Honda 40:24.608 +3Laps
27 112 J.ゲルデンハイス Honda 17:22.444 +13Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 5 J.コピンズ Honda 39:59.683 -
2 72 S.エバーツ ヤマハ 40:19.592 +0:19.909
3 11 S.ラモン KTM 40:37.429 +0:37.746
4 43 J.バラガン KTM 40:45.498 +0:45.815
5 47 P.ルーレ Honda 40:48.127 +0:48.444
6 3 J.スメッツ スズキ 40:50.002 +0:50.319
10 9 K.ドディッカー Honda 41:21.612 +1:21.929
12 15 J.ノーブル Honda 41:35.007 +1:35.324
13 29 M.ハックルブリッジ Honda 41:38.071 +1:38.388
14 41 P.クーパー Honda 41:38.687 +1:39.004
15 75 M.ヴァン・ダエル Honda 40:22.172 +1Lap
18 107 R.ファンデルウェザィゼン Honda 41:52.693 +1Lap
20 109 C.ファンニーケルク Honda 41:45.825 +2Laps
21 112 J.ゲルデンハイス Honda 40:02.812 +3Laps
23 97 A.コンブリンク Honda 40:40.510 +3Laps
26 110 T.モンク Honda 40:46.260 +5Laps

順位 No. ライダー マシン タイム
1 29 A.ボワシエール ヤマハ 40:50.655 -
2 19 D.フィリッパーツ KTM 40:52.386 +0:01.731
3 211 B.マッケンジー ヤマハ 40:58.538 +0:07.883
4 5 A.チオーディ ヤマハ 40:59.365 +0:08.710
5 39 D.ガルネリ ヤマハ 41:04.628 +0:13.973
6 7 A.マクファーレン ヤマハ 41:05.462 +0:14.807
14 47 M.ボニーニ Honda 41:33.636 +0:42.981
17 30 W.エイビス Honda 42:42.819 +1:52.164
21 128 K.ステゲン Honda 42:06.557 +1Lap
22 127 S.フォード Honda 42:13.605 +1Lap
23 134 S.ノード Honda 42:38.683 +1Lap
24 132 M.ラゾウィッツ Honda 42:41.506 +1Lap

順位 No. ライダー マシン タイム
1 19 D.フィリッパーツ KTM 40:33.993 -
2 3 A.カイローリ ヤマハ 40:34.533 +0:00.540
3 211 B.マッケンジー ヤマハ 40:43.016 +0:09.023
4 7 A.マクファーレン ヤマハ 40:46.357 +0:12.364
5 5 A.チオーディ ヤマハ 40:47.809 +0:13.816
6 33 C.プーセル カワサキ 40:49.163 +0:15.170
13 30 W.エイビス Honda 41:48.933 +1:14.940
17 47 M.ボニーニ Honda 42:20.139 +1:46.146
18 127 S.フォード Honda 41:07.524 +1Lap
19 134 S.ノード Honda 41:37.937 +1Lap
23 128 K.ステゲン Honda 42:31.755 +1Lap
25 132 M.ラゾウィッツ Honda 41:40.135 +2Laps
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.エバーツ ヤマハ 455
2 J.コピンズ Honda 416
3 B.タウンリー KTM 368
4 J.スメッツ スズキ 349
5 S.ラモン KTM 304
6 M.ピション Honda 299
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コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 241
2 Honda 239
3 KTM 222
4 スズキ 190
5 カワサキ 91
6 TM 71
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  ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 A.マクファーレン ヤマハ 378
2 A.カイローリ ヤマハ 354
3 A.チオーディ ヤマハ 344
4 D.フィリッパーツ KTM 305
5 C.メロッテ ヤマハ 284
6 S.ソード カワサキ 262
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コンストラクター
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 266
2 KTM 200
3 カワサキ 194
4 Honda 133
5 スズキ 13
6 TM 0
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