■ミカエル・ピション選手 予選1位 「レースをするのは今回が始めてだけど、日本には過去2回来たことがあり、また来ることができて嬉しいよ。個人的に日本食も好みだからね。来週もレースがある関係上、滞在期間が短いのが残念だよ。SUGOの改良されたコースは状態が良かったので、調子良く走ることができ、結果も残すことができたので嬉しいね。アメリカのコースをお手本にしたような印象を受けたよ。ジャンプが比較的短めに設定されているけど良いコース設定なので、明日のレースは期待できると思う。ラインが変わりやすいし、トリッキーでもあるので明日は慎重に走るつもりだ。タイムアタックの前半に良いタイムが出ていたけど、新しいラインができたのでスピードを落としてラインをチェックしてから新たにアタックを仕掛けた結果、1秒も短縮することができた」
■ケン・ドディッカー選手 予選2位 「2番手のタイムを出したのは最後のアタックでした。無理をしなかったことが好成績を生んだのだと思う。良いラインを掴めたのでポールも狙えたよ。明日は両方のレースで10位以内に入ることも可能だと思うけど、スタートが難しくレースに与える影響が大きいと思う。トラックが整備されていたのでグリップが良く、マシンのセッティングもほとんど変えなかった。SUGOのサーキットは非常に気に入っている。このようなサーキットをヨーロッパにも多く作るべきだと思う。移動距離が長く大変だけど、バイクに乗って走ると調子が取り戻せるんだ」
■ジョシュア・コピンズ選手 予選5位 「コースの具合が良くて走るのが楽しかった。マシンのレスポンスを向上させるためにショックを柔らかめに変えてジェットも調整した。湿度の高い日本の気候に合わせたセッティングを行った。タイムアタックの時は調子が良かったが、クリスチャン・バーンナム(Honda)が前でクラッシュしたのでスローダウンしなければならず、5位に落ち着いた。フープセクションをトリプル・トリプルのリズムで攻めたほうが良かったと思うけど、昨年のアメリカで開催されたスーパークロスでクラッシュしてから少し臆病になってしまった。慎重に走ったけど良い結果が出せて満足している。時差ボケが酷かったけど、バイクに乗ったら大分良くなった。このトラックは整備が行き届いていて、SUGOは走っていて楽しい。人々は優しいし食事も美味しく、郊外の景色も美しい。イベントの運営者の努力もすばらしい」
■高濱龍一郎選手 予選22位 「全日本選手権をメインで走っているライダーなので、世界のトップライダーが日本に来てくれて、一緒にレースに参加できて本当に嬉しいです。今回は世界のレベルを間近に見て、彼らのテクニックを盗むのが最大の目的です。国内では大きな差が無くて、どこが悪いのか分からないけど、今回は目の前にお手本があるので、コピーして自分のものにしたい。コーナーの入口から出口までの間でヒラメイタ事があるので、明日はそれを試して次回の全日本選手権の九州大会につなげたいと思っています。明日はとにかく自分の走りをするだけです」
■辻健二郎選手 予選25位 「今回は正直に言って、世界選手権の力強さを実感しています。すべての面で勉強になっています。コース自体はグリップが高く走りやすいのですが、その分レール(轍)ができて荒れているのに、彼らはラインをキープできているので本当に勉強になりました。今日のタイムアタックでトップレベルについていける部分とついていけない部分が分かったので、レベルの差は感じるものの何とか近づけるように頑張ります。いつも走っている日本のコースを一緒に走れるめったに無い機会なので、ひとつひとつ自分のものにしていきたいと考えています」
■増田一将選手 予選28位 「今日のタイムアタックは、コースのグリップが良いのに荒れていたため、良いラインが見つけられず、リズムに乗れないまま終わってしまった。自分がいつも走っているコースにもかかわらず思ったより差が開いてしまいました。世界レベルのスピードは速く、間近で見られることができて勉強になりました。明日のレースは、駆け引きなども見られるので、それが楽しみです。とにかく明日は自分の走りをして、トップ10に入れるように頑張りたい」 |