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第15戦 アイルランド
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アイルランド Round 15
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レポート
 選手コメント
リザルト
MX1(ヒート1)
1 ピション
2 エバーツ
3 コピンズ
MX1(ヒート2)
1 エバーツ
2 ピション
3 レオク
MX2(ヒート1)
1 タウンリー
2 ラトレー
3 カイローリ
MX2(ヒート2)
1 タウンリー
2 レオク
3 ド・ルーバー
リザルト一覧
ポイント
ライダー(MX1)
1 エバーツ 666
2 ピション 573
3 コピンズ 519
コンストラクター(MX1)
1 ヤマハ 350
2 Honda 339
3 スズキ 264
ライダー(MX2)
1 タウンリー 572
2 ラトレー 464
3 カイローリ 409
コンストラクター(MX2)
1 KTM 339
2 ヤマハ 303
3 カワサキ 271
ポイント一覧
ピションがヒート1で優勝を飾る

決勝日:9月11日(土) 開催地:バリーケリー 観客数:週末通算1万4500人 天候:豪雨 気温:14℃

 モトクロス世界選手権第15戦アイルランドGPが、9月11日にアイルランドのバリーケリーで行われた。Tiscali Hondaのミカエル・ピションは、ヒート1で優勝し、ヒート2ではステファン・エバーツ(ヤマハ)に続いて2位に入った。エバーツはヒート1で2位に入った時点で、今季のチャンピオンが確定。エバーツにとっては8回目のタイトル獲得だ。

 金曜日のプラクティスや予選の時から雨に見舞われたが、土曜日の決勝当日は強い風と雨、低い気温と真冬のような気候の中で行われた。しかし、ヒート1でピションとエバーツが繰り広げた戦いは熱いものだった。この接戦は、ラストラップの後半にピションがエバーツの前に出て、そのままエバーツを抑えて決着。しかし、この時点でエバーツのタイトル獲得が決定した。

 ヒート2ではエバーツがピションを抑えて圧勝した。ピションに12秒差をつけたエバーツは総合でも1位に入った。ピションは7戦連続の表彰台を決め、ランキング2位を決定したのである。

 CAS Honda Racingのジョシュア・コピンスは、ヒート1では定位置の3位に入ったが、ヒート2ではタネル・レオク(スズキ)に抜かれて4位に終わった。しかし、それでもコピンスは総合3位となって表彰台に上がることができ、同時にランキング3位のポジションを獲得したのだった。

 チームメイトのゴードン・クロッカードにとって、今回は初の地元GPだったため、注目度も抜群だった。しかし、ヒート1では不運な転倒が数回続いたのちにリタイヤした。ヒート2では1周目を終えた時点で4位だったが、最終的に7位でフィニッシュ。だが、クロッカードにとっては今回のレースが今季3戦目であることを考慮すると、この結果でも悪くはないだろう。

 同じくチームメイトの熱田孝高は大会直前から胃の調子が悪かったため、35分+2周の2ヒートを走行するためにはエネルギー不足だった。その結果、熱田は17位と18位で総合19位に終わった。

 膝の負傷に悩まされ続けているTiscali Hondaのブライアン・ヨルゲンセンは、今回も欠場となったが、2週間後に南アフリカのサンシティで行われる最終戦に関しても欠場する可能性が高い。

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ミカエル・ピション(1位/2位 総合2位)
「今週末は苦戦した。難しいコースですごく疲れた。ヒート1で勝つためにエネルギーを相当使ってしまった。ヒート2では大丈夫だと思ったけど、エバーツとコピンスは速かった。やっとコピンスを抜いてエバーツを追いかけようとした時には腕があがっていて、マシンのコントロールができなくなっていた。今日のような状況では、エバーツがとても強い。僕は自分が望むような走りができなかった。今日はエバーツにおめでとうと言いたい。エバーツに負けたことは悔しいけど、僕は彼のことを最高のライダーだと思っている。そんな彼に今シーズン何回か勝っているので、彼のレベルに近づいたと思っている」

ジョシュア・コピンズ(3位/4位 総合3位)
「今回の結果には満足している。前回のガイルドルフでのレース以来、体調を崩していて、マシンに乗ってトレーニングができなかった。その間に、イギリスで2戦レースに出たので、身体を休めることもできなかった。ヒート1では12番手から3位にまで追い上げるのにエネルギーを使い果たしてしまった。ヒート2ではホールショットを奪えたけど、エネルギー不足でトップ争いから脱落してしまった。悪天候だったのにもかかわらず、コースコンディションが良かったのには驚いた」

ゴードン・クロッカード(DNF/7位 総合13位)
「ヒート1では第4コーナーでミスをしてしまった。その後、数周後方につけていて、高速ジャンプで着地しようとした時、ひとりのライダーが横たわっていた。避けようとしたが、彼のマシンにぶつかって泥の中に突っ込んでしまった。その時に手首を傷めたのでヒート1はリタイヤして、テレビでレースを見ながらライン取りの研究をした。ヒート2ではスタートも悪くなかったけど、トップグループには追いつけなかった。痛めている足をかばおうとして、別の筋肉を使ったせいで背中がとても痛かった。だから7位という成績はまずまずだったと思う」

熱田孝高(17位/18位 総合19位)
「今週末は胃が痛くて、特に金曜日は最悪でした。レースのスタートも悪くて、最善を尽くそうとしたのですが、まったく力が入りませんでした」

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