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第9戦 イタリア
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フランス Round 9
Italy
前ラウンド 前ラウンド 2004 June,13
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レポート
 選手コメント
リザルト
MX1(ヒート1)
1 ストリボス
2 エバーツ
3 ピション
MX1(ヒート2)
1 エバーツ
2 ピション
3 コピンズ
MX2(ヒート1)
1 マクファーレン
2 フェデリッチ
3 タウンリー
MX2(ヒート2)
1 マクファーレン
2 カイローリ
3 チオーディ
リザルト一覧
ポイント
ライダー(MX1)
1 エバーツ 403
2 コピンズ 301
3 ピション 294
コンストラクター(MX1)
1 ヤマハ 214
2 Honda 195
3 スズキ 158
ライダー(MX2)
1 タウンリー 319
2 ソード 288
3 ラトレー 277
コンストラクター(MX2)
1 KTM 205
2 カワサキ 177
3 ヤマハ 176
ポイント一覧
ピションが3位と2位で表彰台に上がる

決勝日:6月13日(日) 開催地:ガララテ 天候:快晴、時々曇り 気温:25℃ 観客数:週末通算2万3000人

 モトクロス世界選手権第9戦が6月13日、イタリアのガララテで行われた。3週連続でレースが続くモトクロス世界選手権。先週、地元フランスで残念な結果に終わったミカエル・ピション(Tiscali Honda)は、今回1ヒート目3位、2ヒート目2位に入った。

 Honda CRF450Rに乗るピションは、今回はこれまで悩まされてきたフロントブレーキのトラブルも発生せず、両ヒートで表彰台に上がった。1ヒート目に優勝したのはケビン・ストリボス(スズキ)で2位にステファン・エバーツ(ヤマハ)が入った。2ヒート目はエバーツが優勝してピションが2位、3位にCAS Honda Racingのジョシュア・コピンズが入っている。

 公式練習の行われた金曜日と公式予選の行われた土曜日は猛暑に見舞われたが、決勝レースが行われた日曜日は空に浮かぶ雲のおかげで太陽が遮断されていた。それでもコースは石だらけで乾燥しており、追い越しが難しい状況だった。第2ヒートの終わり頃になると、コースのいたるところで埃が舞うようになっていたのである。

 第1ヒートではストリボスが素晴らしいスタートを切ってそのまま逃げ切った。エバーツとピションも順当に順位を上げていく。2人はゴールまで接戦を繰り広げたが、ピションはエバーツをかわすことができず3位でレースを終えた。

 第2ヒートでもピションとエバーツのデッドヒートが繰り広げられた。一時はピションがトップに立ったが、エバーツも譲らず、結局エバーツ1位、ピション2位の順位となる。1ヒート目で優勝したストリボスは2ヒート目では18位から追い上げを見せ、4位に入った。

 コピンズは両ヒートでトップグループにつけていたが、1ヒート目では4位走行中にマシンをストールさせてしまい、その後、6位まで追い上げるので精一杯だった。2ヒート目にコピンズはホールショットを決め、3周目までトップを走行。しかし、その後、エバーツとピションにかわされ、2人のペースについていくことができなかった。それでもコピンズは総合4位に入り、確実にポイントを獲得している。

 第5戦ドイツで優勝を経験したブライアン・ヨルゲンセン(Tiscali Honda)にとって、今回のイタリア戦は平凡なものに終わった。1ヒート目は5位だったが、2ヒート目は軽く転倒したこともあり16位に終わり、総合11位という冴えない結果となった。数週間前にリヒテンボールデで肩を脱臼したヨルゲンセンは、一刻も早く身体が完全な状態に戻ることを願っている。それでも、1ヒート目に8周にわたってエバーツを抑えて3位を走行していた時の走りは光っていた。

 CAS Honda Racingの熱田孝高にとって1ヒートと2ヒートの結果は対照的だった。第1ヒートでは1周目の1コーナーで転倒。再スタートの際にホイールのスポークが折れていることが分り、一旦ピットに戻ったのち20位でフィニッシュした。2ヒート目、熱田は良いスタートを切り、常にトップ10につけ、最終的に6位という好順位に入った。

 世界選手権のポイントでは現在エバーツが403ポイントでトップ。2位にコピンズが301ポイントでつけ、3位はピションで294ポイントとなっている。

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ミカエル・ピション(3位/2位 総合3位)
「1ヒート目は序盤にチームメイトと競り合ってしまい、トップに逃げられてしまった。コースはとても滑りやすくて、トラクションがかからなかった。ラスト10分になると、撒かれた水が乾いてきたのでスピードを上げることができた。ステファン(エバーツ)に追いついたけど、抜くことができなかった。その時に、2ヒート目も僕とステファンの戦いになるだろうと思っていたらその通りになった。一度抜かれた時に、2-3秒後ろに下がって彼のラインを研究した。ステファンはまったく無駄のない走りをしていた。終盤は僕も必死で攻めたけど、もう少しで転倒するところだった。先週フランスで2ヒート目にリタイアしたのが、この3連戦中一番残念なことだ」

ジョシュア・コピンズ(6位/3位 総合4位)
「1ヒート目にマシンをストールさせたのはいただけなかったけど、タイヤチョイスを間違えていたのでトラクション不足に泣いていたのも事実だ。最初の15分間はいいのだけど、その後、高温のためにタイヤが膨張してグリップ不足になってしまったんだ。下り坂のブレーキングでマシンをコントロールできなくなったのでストールさせてしまった。2ヒート目はホールショットを決めることができたけど、ピションやエバーツについていくことはできなかった。今日のコースはあまり好きではなかったけど、全力を尽くしてポイントを稼ぐことができた」

ブライアン・ヨルゲンセン(5位/16位 総合11位)
「1ヒート目はスタートも悪くなかったし、リズムにのっていた。とにかく転倒したり、ミスしないように気をつけていた。肩はまだ完治していないので、マシンの操作に影響が出ている。2ヒート目も良いスタートを切ろうとしたけど、失敗した。ゲートで居眠りでもしていたんじゃないかと思う。その後、必死で追い上げたけど、追い越しに手間取ってしまった。ブルーフラッグを振られたので、エバーツに道を譲った直後に転倒してしまった。最終的に何位でゴールしたのかも分らなかった」

熱田孝高(20位/6位 総合13位)
「第1ヒートでは1周目の1コーナーで誰かのフロントホイールにぶつかって転倒してしまいました。スポークが2本折れていたのでピットに戻り、1分以上ピットにいたので大きく遅れてしまいました。2ヒート目は良いスタートが切れ、その後も良いライディングができたと思います」

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