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第8戦 フランス
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フランス Round 8
France
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レポート
 選手コメント
リザルト
MX1(ヒート1)
1 エバーツ
2 ピション
3 コピンズ
MX1(ヒート2)
1 エバーツ
2 コピンズ
3 デマリア
MX2(ヒート1)
1 タウンリー
2 カイローリ
3 ソード
MX2(ヒート2)
1 ラトレー
2 マスキオ
3 チオーディ
リザルト一覧
ポイント
ライダー(MX1)
1 エバーツ 356
2 メロッテ 268
3 コピンズ 266
コンストラクター(MX1)
1 ヤマハ 189
2 Honda 175
3 スズキ 139
ライダー(MX2)
1 タウンリー 319
2 ソード 288
3 ラトレー 277
コンストラクター(MX2)
1 KTM 189
2 カワサキ 163
3 ヤマハ 151
ポイント一覧
コピンスが3位と2位で総合2位

決勝日:6月6日(日) 天候:晴れ 気温:29℃ 観客数:週末通算3万人

 モトクロス世界選手権第8戦フランスGPは6月6日にサンジャン・ダンジェリーで行われた。前回の英国GPで初の総合優勝を果たしたCAS Honda Racingのジョシュア・コピンズが、Honda CRF450Rを駆って1ヒート目3位、2ヒート目2位に入り、ダブルウインを達成したステファン・エバーツ(ヤマハ)に続いて総合2位に入った。

 気温29℃と今季最高の暑さとなったサンジャン・ダンジェリーでは、泥が乾燥して埃っぽくなり、コースはスリッピーになっていた。特に序盤はこの埃が問題となったのである。テクニカルなコースとして有名なサンジャン・ダンジェリーだが、小石の多い地層により、スピードの出るラインは1本だけとなり、追い越しが非常に難しくなっていた。

 Tiscali Hondaのミカエル・ピションにとって、今回はホームGPだったが、結果は残念なものに終わった。予選でポールポジションを獲得したピションは、1ヒート目はエバーツに次いで2位に入った。2ヒート目、エバーツとピションは最初の2ラップの間、エキサイティングなバトルを繰り広げた。しかし、その直後、エバーツの跳ね上げた石がピションのフロントブレーキに当たってしまい、ブレーキ液が漏れたためリタイアを余儀なくされたのである。

 コピンズはヒート1の序盤には一時トップを走行したが、その後、エバーツとピションにかわされて3位に終わった。しかし、2ヒート目は2位に入り、その結果、チャンピオンシップ・ポイントでもランキング2位のセドリック・メロッテ(ヤマハ)に2ポイント差と迫っている。

 ブライアン・ヨルゲンセン(Tiscali Honda)は、数週間前にリヒテンボールデで受けた負傷の快復が進んでいる。1ヒート目8位だったヨルゲンセンは2ヒート目に転倒して9位に終わったため、今回は総合6位だったが、表彰台を狙えるレベルまで調子を上げてきている。

 CAS Honda Racingの熱田孝高は1ヒート目は転倒して14位だったが、2ヒート目は今季最高の6位でフィニッシュした。しかし、転倒の際に肩を痛めたことにより、今回の結果には完全に満足しているわけではない。

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ジョシュア・コピンズ(MX1 3位/2位 総合2位)
「1ヒート目はまあまあだった。スタートが良くて、最初に飛ばしすぎたので、その後リズムが狂ってしまい、エバーツとピションに抜かれてしまった。2ヒート目もスタートがうまくいって、すぐにイブ・デマリア(KTM)をかわすことができた。今日はポイントをたくさん獲得できて満足している。マシンの調子もすごく良かった。マシンはどんどん良くなっていくようだ。前回総合優勝したことが、僕にとって自信となっている」

ミカエル・ピション(MX1 2位/DNF 総合9位)
「本当にがっかりしている。昨日の予選で良いタイムが出ていたし、今日は調子が良かった。1ヒート目はタイヤ・チョイスを間違えて、コンパウンドの堅いタイヤを選んでしまった。だから2ヒート目にはタイヤを換えて、さらにサスペンションのセッティングも変えたんだ。2ヒート目は最初からとても快調で、僕は燃えていた。トップを走行するステファン(エバーツ)にプレッシャーをかけていたんだ。彼が限界ぎりぎりで走っているところで僕にはまだ余裕があったので、勝てると思っていた。ところが、ステファンのマシンが跳ねた石が僕のフロントブレーキに当たって、液が漏れてしまった。下り坂でブレーキが効かなくなり、フェンスにぶつかるところだったんだ。本当に残念だよ。今回、ステファンを破ることができたのは僕だけだったはずなのに、僕が最初にピットに戻ってしまったんだからね」

ブライアン・ヨルゲンセン(MX1 8位/9位 総合6位)
「どんどん調子は戻っているけど、まだ以前のようにアグレッシブな走りはできない。次のイタリアGPが来週なので、数日しか家に戻れないけど、戻って練習してくるつもりだ。今回は大勢のライダーが転倒して、あちこちに石が舞っていた。1ヒート目、僕は慎重に走って8位に入った。2ヒート目は、数周の間、メロッテと競っていたのだけど、転倒してしまった。再スタートを切った時には22位だったけど、そこから順位を挽回した。転倒した時に、手術した手首のかさぶたが取れてしまいすごく痛かった。そのまま我慢していたら、痛みも忘れてしまったけどね」

熱田孝高(MX1 14位/6位 総合7位)
「1ヒート目はスタートが良かったのですが、転倒してしまいました。2ヒート目は、1ヒート目の転倒の影響でナーバスになっていました。とにかくスムーズな走りをするように心がけたのです。肩と背中が完全な状態ではなかったのですが、速いラップタイムで走ることができました。今回の結果には一応満足していますが、もっとプッシュできたと思います。今回の結果を今後につなげていきたいです」

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