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レポート
 選手コメント
リザルト
MX1(ヒート1)
1 ピション
2 コピンズ
3 ラモン
MX1(ヒート2)
1 コピンズ
2 ピション
3 エバーツ
MX2(ヒート1)
1 タウンリー
2 ラトレー
3 ソード
MX2(ヒート2)
1 タウンリー
2 ラトレー
3 ソード
リザルト一覧
ポイント
ライダー(MX1)
1 エバーツ 306
2 メロッテ 250
3 ピション 230
コンストラクター(MX1)
1 ヤマハ 164
2 Honda 153
3 スズキ 120
ライダー(MX2)
1 タウンリー 294
2 ソード 268
3 ラトレー 240
コンストラクター(MX2)
1 KTM 164
2 カワサキ 141
3 ヤマハ 131
ポイント一覧
コピンズが総合優勝、2位はピションが獲得

決勝日:5月30日(日) 開催地:アレトン 天候:晴れ 気温:23℃ 観客数:週末通算2万3000人

 モトクロス世界選手権第7戦イギリスGPは5月30日にイギリス、ワイト島のアレトン・サーキットで行われ、CAS Honda Racingのジョシュア・コピンズが第1ヒートで2位、第2ヒートで1位となり、初の総合優勝を果たした。

 2000年以来、4年ぶりに開催されたイギリスGPの舞台となったアレトン・サーキットは、コースレイアウト的にも、また観戦する側からも評判が良かった。また、Honda CRF450Rにとっても相性の良いコースで、Honda勢はMX1で今季2勝目、そして今季初の1-2フィニッシュを達成した。総合2位に入ったのはTiscali Hondaのミカエル・ピションで、ピションは第1ヒートで1位、第2ヒートで2位に入った。

 35分+2周で競われた決勝の第2ヒートはいずれもセンセーショナルだった。両ヒートでピションとコピンズは3位以下を大きく引き離していた。3位グループにはKTMのスティーブ・ラモン(第1ヒートで3位に入賞)や、ヤマハのステファン・エバーツ(第2ヒートにラモンがクラッシュした結果、3位入賞)がいた。

 第1ヒートにコピンズを抑えたピションだったが、5月の始めにドイツのトイチェンタールで転倒した際に痛めた肩の影響で、第2ヒート目は1ヒート目より痛々しい様子だった。そんなピションを見て、初勝利の臭いを感じ取ったコピンズは、ピションの背後につけた。

 数回ミスを犯したピションは、コピンズにかわされる。しかし、コピンズもそのまま逃げ切れるわけではなかった。再びギャップをつめるピション。2人はラスト2ラップにわたってホイールトゥホイールの素晴らしい接戦を繰り広げ、観客を喜ばせたのだった。

 結局、ピションとコピンズは1位を分けたが、第2ヒートに優勝したコピンズが総合優勝の栄冠を勝ち得た。その結果、コピンズはランキングでもピションと6点差の4位となっている。ランキング3位のピションとランキング首位のエバーツとのポイント差は76だ。

 CAS Honda Racingの熱田孝高は土曜日のフリープラクティスで転倒し、肩を捻ってしまった。痛みとの戦いとなった第1ヒートでは12位に入ったが、第2ヒートでは転倒。総合18位に終わった。

 ブライアン・ヨルゲンセン(Tiscali Honda)は第1ヒートでは転倒・リタイヤに終わったが、第2ヒートでは8位に入った。アイルランド人のゴードン・クロッカード(CAS Honda Racing)は、現在膝の負傷のリハビリ中だが、土曜日の夜に行われたイギリス人ライダーのプレスカンファレンスに参加した。アイルランドGP(9月11日)までに負傷を治したいというクロッカードは、リハビリが順調に進んでいることを報告した。

 今回はMX2のレースに、全日本モトクロスで活躍中の成田亮がスポット参戦した。成田は第1ヒート9位、第2ヒート4位に入り、Honda勢としては最上位の総合5位に入る健闘を見せた。1ヒート目のスタート直後には、MX2クラスでランキングトップのベン・タウンリー(KTM)やタイラ・ラトレー(KTM)と競り合っていたのである。

 モトクロス世界選手権第8戦は6月6日にフランスのサンジャン・ダンジェリーで行われる。

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ジョシュア・コピンズ(MX1 2位/1位 総合1位)
「なんて言ったらいいのか分らない。ここまで長かった。これまで何度も勝てそうだったことはあったけど、いつも2位に終わっていた。今回ようやく優勝できて、本当に嬉しい。第2ヒートの序盤は、あまり調子が良くなかったのだけど、自分の走りに集中していたらミカエル(ピション)が見えてきた。残り5周の時点で疲れてきたので、スムーズな走りをするように心がけた。最後に一度ミスした時に、ミカエルが差を詰めてきたけど、そのまま集中してチェッカーを受けることができた」

ミカエル・ピション(MX1 1位/2位 総合2位)
「ここ2週間、バイクに2回しか乗っていなかったので、今日は難しいレースになるだろうと思っていた。痛めていた肩をいたわらなくてはならないからね。サイクリングしたり、ランニングしたりするのと、実際にバイクに乗るのとではまったく違う。このコースは良いコースだけど、今日は路面が荒れていて難しかった。今日は全力を尽くしたので、総合2位でも満足している。第2ヒートの最後にジョシュア(コピンズ)の後ろにつけてプッシュしたけど、ジョシュアはミスしなかった。逆に僕の方がミスしてしまったんだ。今日は47ポイント獲得できたし、表彰台にも上がれたので良かった。ジョシュアとのバトルは、観客やテレビを観ていたファンにもウケただろう。それにしても今日のジョシュアは速かったね」

熱田孝高(MX1 12位/21位 総合18位)
「土曜日に転倒して左肩を痛めるまでは快調でした。その後の予選では、痛みがひどくて力が入らず、マシンを抑えきれませんでした。決勝レースの第1ヒートでは、12位とまあまあの順位でした。第2ヒートでは序盤すごく調子が良くて5、6番手につけていました。その後、さらにプッシュしようとしたら転倒してしまい、再スタートを切れませんでした。残念なのは土曜日の転倒です。マシンの調子も良く、それまでとてもいい感じで走っていたからです」

成田亮(MX2 9位/4位 総合5位)
「GPは楽しいです。厳しいレースでしたけれど、ポイントが取れて良かったです。マシンの調子が良かったので、少しだけですがトップグループと競り合うことができました。ここ数週間、アメリカ、日本、ヨーロッパと移動が続いたので、ちょっと疲れていますけど、やっぱりGPはいいですね」

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