決勝日:5月16日(日) 開催地:リヒテンボールデ 天候:曇り時々晴れ 気温:22℃ 観客:週末通算1万人
5月16日にオランダのリヒテンボールデで行われたモトクロス世界選手権第6戦ベネルクスGPでは、ステファン・エバーツ(ヤマハ)が両ヒートで優勝。Honda勢は苦戦したが、トップ5に2台のCRF450Rが入った。
5月2日に行われたドイツGPでダブルウィンを決めたブライアン・ヨルゲンセン(Tiscali Honda)は土曜日に行われたフリープラクティスの際に転倒して肩を脱臼した。日曜日のレースに出場することは可能だったが、負傷をさらに悪化させないために今回は欠場し、2週間後のイギリスGPに備えることにした。
ヨルゲンセンのチームメイト、ミカエル・ピションは土曜日の予選では2番手のタイムをマークした。しかし、前回のドイツGPで派手に転倒し、一時的に意識不明に陥ったピションは、その後まったくモーターサイクルには乗っていなかった。今回もまだ首と肩にその時の影響が残っており、ハンディキャップのある状態だったが、1ヒート目は6位、2ヒート目4位に入り総合4位に入った。
CAS Honda Racingのジョシュア・コピンズは予選では一時トップ3に入る好調さを示していたが、最終的に7位となった。第1ヒートではリズムに乗ることができず7位に終わったコピンズだが、第2ヒートでは5位に入り、総合5位に入ったのである。
コピンズのチームメイト熱田孝高は、今回は砂の深いサンドコースに手こずっていた。土曜日に行われた30分間の予選では20番手に終わった熱田だったが、決勝の第1ヒートでは15位。第2ヒートでは激しい転倒を喫したが13位に入った。
ポイントテーブルでは現在ピションが4位につけている。ランキング3位のスティーブ・ラモン(KTM)とのポイント差は1ポイントだ。コピンズはランキング5位につけている。
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