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第5戦 ドイツ
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ドイツ Round 5
Germany
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レポート
 選手コメント
リザルト
MX1(ヒート1)
1 ヨルゲンセン
2 メロッテ
3 エバーツ
MX1(ヒート2)
1 ヨルゲンセン
2 エバーツ
3 スメッツ
MX2(ヒート1)
1 タウンリー
2 マスキオ
3 ソード
MX2(ヒート2)
1 ソード
2 マスキオ
3 フェデリッチ
リザルト一覧
ポイント
ライダー(MX1)
1 エバーツ 218
2 メロッテ 188
3 ラモン 162
コンストラクター(MX1)
1 ヤマハ 119
2 Honda 110
3 KTM 90
ライダー(MX2)
1 ソード 197
2 タウンリー 194
3 ラトレー 152
コンストラクター(MX2)
1 KTM 114
2 カワサキ 105
3 ヤマハ 96
ポイント一覧
ヨルゲンセンがダブルウィン!

決勝日:5月2日(日) 開催地:トイチェンタール 天候:曇り時々雨 気温:14℃ 観客数:週末通算2万1000人

 Tiscali Hondaのブライアン・ヨルゲンセンは、2004年5月2日にトイチェンタールで行われたモトクロス世界選手権第5戦ドイツGPで、復帰後初優勝を達成。しかも、35分+2ラップの2ヒートを両方とも制するという快挙を成し遂げた。

 ヨルゲンセンは数週間前に左手首の手術を受けており、さらに手術後に痛めた筋の治療も受けていた。しかし、復帰後初レースであるのにもかかわらず、ヨルゲンセン(29歳、デンマーク人)は、滑りやすいマッドコンディションの中で素晴らしい走りを見せ、ライバルのセドリック・メロッテ(ヤマハ)と過去に7回世界チャンピオンになっているステファン・エバーツ(ヤマハ)を抑えて見事ダブルウインを達成した。

 土曜日に行われた予選の時には抜けるような青空だった天気が、決勝レースの行われた日曜日になると一転して時折雨が混じる曇り空となった。それまで埃っぽかったトイチェンタールのコースもドロドロの滑りやすい状況へと変わったのである。

 両ヒートでヨルゲンセンはホールショットを決めると、そのまま2位以下を引き離して優勝した。先週バルケンスワードで行われたオランダGPを手首の手術のため欠場したヨルゲンセンだが、今回50ポイントを獲得したことによりランキングでも12位から9位に浮上した。

 ヨルゲンセンのチームメイト、ミカエル・ピションは土曜日に行われた予選で他のライダーより1秒以上速いタイムをマークしてポールポジションを獲得したが、その後、大転倒した。当初ピションは意識不明に陥り、胸と肩を強打していた。メディカルチェックの結果、問題なしと判断されたピションは、日曜日朝のウオームアップを走行した結果、決勝レース出場を決定。身体が痛むのにもかかわらず、第1ヒートではスタート直後は4番手につけていた。その後、10位で第1ヒートを終え、第2ヒートでも9位に入って貴重なポイントを獲得した。

 CAS Honda Racingのライダーにとって今週末はついていなかった。ジョシュア・コピンズは第1ヒートではスタートで失敗し、1コーナーを通過した時点では15位だった。しかし、その後、徐々に順位を上げて6位でフィニッシュ。第2ヒートでは1周目を終えた段階で7位だったが、その後4位にまでポジションアップ。最終的にコピンズは総合5位に入った。コピンズのチームメイト熱田孝高は、今回はスピードに乗ることができず、両ヒート共16位で終え、総合17位となった。

 次の大会は2週間後の5月16日で、開催地は再びオランダ(次回はリヒテンボールデ)となる。

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ブライアン・ヨルゲンセン(MX1 1位/1位 総合1位)
「今回は夢のような結果だ。冬の間トレーニングを積んでチャンピオン争いに加わりたいと思っていた。でも開幕戦の時に、マシンに乗っていると左手が痛み、左腕の感覚がなくなることに気づいたんだ。ゾルダー、ベルプーチと大会を重ねるごとに痛みはひどくなり、ポルトガル大会の時には腕が痛くて、前夜は2時間しか眠れなかった。このため前回のオランダGPを欠場して手術を受けることを決めたんだ。だから今日はトップ5に入れればいいと思っていた。それなのに両ヒートとも優勝できて最高の気分だ。2ヒート目の終盤になると左手が痛んできたけど、エバーツのような強敵が追い上げてきていると知って、プラスアルファのパワーが出たよ」

ジョシュア・コピンズ(MX1 6位/4位 総合5位)
「1周目にケニス・グンデルセンに接触しそうになって、避けた時に順位をいくつか落としてしまった。皆のタイムが変わらなかったので、追いつくのは容易なことではなかった。でも、一旦追いついたら抜くことができたんだ。今回はそんなに悪い結果ではなかったけど、もう少しスピードを上げないといけない。皆のペースがすごく速いので、僕自身レベルを上げていく必要がある。今回、ランキングを上げることができたので、今後もこの調子でいきたいね」

ミカエル・ピション(MX1 10位/9位 総合8位)
「肩と首が痛んで、昨晩はほとんど眠れなかった。朝のウオームアップを走った段階で少しましになったけど、両肩に注射をしてもらってレースに臨んだんだ。決勝レースでは両ヒートともラスト10分の時点で上半身に力が入らなくなった。こんな状況で10位と9位に入れたことに満足している。次のリヒテンボールデのレースの前に僕の専属医に診てもらう。でも、もう注射は嫌だな」

熱田孝高(MX1 16位/16位 総合17位)
「今回は良くありませんでした。スタートが悪くて、その後、ポジションアップするのが難しかったです。このコースはフラットでスピードがとても速い。僕はもっと自分のスピードを上げないといけないと思います。来週出場する英国選手権のレースでは頑張ります」

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