決勝日:4月25日(日) 開催地:バルケンスワード 天候:快晴 気温:20℃ 観客数:週末通算1万5500人
2004年度モトクロス世界選手権の第4戦は、4月25日にオランダのアインドホーベン市近郊にあるバルケンスワードで行われた。CRF450Rに乗るTiscali Hondaのミカエル・ピションは、予選でポールポジションを獲得したが、決勝レースではヒート1/ヒート2ともに4位に終わった。
今シーズン初めて晴天に恵まれたオランダ戦で、ピションはついていなかった。ヒート1で2位争いを繰り広げていたときに大転倒を喫したからだ。その後もリズムを取り戻すことができず、セドリック・メロッテ(ヤマハ)、ステファン・エバーツ(ヤマハ)、ジョエル・スメッツ(スズキ)に続いて4位でゴールした。
ヒート1同様に35分+2周で競われたヒート2でも、ピションはスタミナ切れとなってしまい、結局スメッツにかわされて4位に終わった。ヒート2の順位は1位エバーツ、2位メロッテ、3位スメッツとなり、総合結果でもピションは4位に終わった。
CRF450Rに乗るCAS Honda Racingのジョシュア・コピンズは2周目に第1ジャンプで転倒。再スタートを切った時点では大きく遅れてしまった。その後、再度転倒し、右手とマシンにダメージを受け、リタイアとなったのである。第2ヒートでコピンズは、彼のトレードマークともいえるコンスタントな走りで5位に入賞した。
熱田孝高(CAS Honda Racing)は両ヒートで11位に入り、総合9位となった。ピションのチームメイト、ブライアン・ヨルゲンセンは左手首に軽い手術を受けたため今回は欠場。すでにリハビリを行っており、7日後の5月2日にドイツのトイチェンタールで行われる第5戦には復帰する予定だ。
現在、ミカエル・ピションはランキング4位につけており、ポイントリーダーのステファン・エバーツとのポイント差は49ポイントだ。今回欠場したヨルゲンセンはランキング12位に後退し、コピンズは今回1ヒート目がリタイアだったため同4位から6位に下がっている。
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