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第2戦 スペイン
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スペイン Round 2
Spain
次ラウンド 2004 March,28
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レポート
 選手コメント
リザルト
MX1(ヒート1)
1 エバーツ
2 コピンズ
3 ストリボス
MX1(ヒート2)
1 エバーツ
2 ヨルゲンセン
3 コピンズ
MX2(ヒート1)
1 タウンリー
2 ラトレー
3 ソード
MX2(ヒート2)
1 マスキオ
2 マクファーレン
3 ラトレー
リザルト一覧
ポイント
ライダー(MX1)
1 エバーツ 82
2 コピンズ 78
3 メロッテ 69
コンストラクター(MX1)
1 ヤマハ 50
2 Honda 42
3 KTM 42
ライダー(MX2)
1 ソード 74
2 マクファーレン 73
3 タウンリー 72
コンストラクター(MX2)
1 KTM 50
2 カワサキ 40
3 ヤマハ 40
ポイント一覧
悪コンディションの中、コピンズが総合2位に入り、ランキングでも2位につける

決勝日:3月28日(日) 開催地:ベルプーチ 天候:雨のち晴れ 気温:7℃ 観客数:週末通算1万3200人

 2004年度モトクロス世界選手権の第2戦は3月28日にスペインのベルプーチで行われた。前日の土曜日に大雨が降り続いたことと、日曜日も午後になるまで晴れなかったため、コースコンディションは最悪だった。そんな状況の中で、CRF450Rに乗るジョシュア・コピンズ(CAS Honda Racing)が第1ヒート2位、第2ヒート3位となり、ダブル・ウインを飾ったステファン・エバーツ(ヤマハ)に続いて総合2位となった。

 第1ヒートの時の路面状況は泥沼のようで、35分+2周のレースはまるで耐久テストのようだった。転倒せずに完走することは奇跡に近かった。その後、スペイン特有の強烈な太陽が顔を出し、コースは急速に乾いていった。これにより、第2ヒートに関しては第1ヒートと異なる作戦で臨む必要が生じたのである。

 そんな中で、2003年開幕時に背中とくるぶしを痛め、現在でも足を若干引きずっているコピンズは健闘して2位と3位に入ったのだった。

 前日、大雨の中で行われた予選でポールポジションを獲得したミカエル・ピション(Tiscali Honda)は、優勝候補の筆頭に挙げられていた。本人もマディなコンディションは得意だと話していたからである。ところが、CR450Fに乗るピションはスタートで失敗し、その後深いわだちにはまって抜け出せなくなってしまった。何をやってもだめだったため、ピションはとぼとぼと歩いてピットに戻ったのである。

 第2ヒートでもピションはスタートでついていなかった。スタートした瞬間、ゲートが跳ね返ってきたのだ。その結果、ピションは7位に終わった。過去3年間、ベルプーチで優勝しているピションにとっては、残念な結果となったのである。

 ピションのチームメイト、ブライアン・ヨルゲンセンのレースはピションとは異なっていた。両ヒートで抜群のスタートを切ったヨルゲンセンは、第2ヒートではホールショットを決めた。第1ヒートではウープで転倒してトップグループから外れてしまい、その後マシン・トラブルのためリタイアしたが、第2ヒートでは積極的に攻め、優勝したエバーツに3.5秒遅れで2位に入った。その結果、総合7位で第2戦を終え、ランキングでも7位につけている。

 熱田孝高(CAS Honda Racing)は混乱の第1ヒートでは15位に入ったが、第2ヒートでは周回遅れの23位に終わった。熱田はスタートしてから200メートルの地点でフロントホイールが滑って転倒したが、その後再スタートを切り、ポイント獲得のために必死の走りを続けたのだった。

 CAS Honda Racingのゴードン・クロッカードとジュシ・フェビライネンは負傷のために欠場した。

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ジョシュア・コピンズ(MX1 2位/3位 総合2位)
「通常、シーズン序盤のレースでは結果があまり良くない。特に開幕戦が行われたゾルダーは好きなコースではなかった。今回、総合2位に入れたことによって自信がついた。雨というコンディションは皆にとって平等だから、雨を楽しまなくてはいけないんだ。スタートは悪くなかったけど、もっと良くしなくてはいけない。マシンに関しても、自分自身に関してもまだ改善の余地はあるけど、とりあえず良い方向に向かっていると思う」

ブライアン・ヨルゲンセン(MX1 DNF/2位 総合7位)
「左手首に問題があって、レースがスタートしてから15分たつと手の感覚がなくなってしまう。前回のゾルダーではこれが問題だった。原因は肩にあるので、今回はマッサージしてもらってレースに臨んだ。第1ヒートでは良いスタートが切れたが、10分ぐらいたった時点で少し疲れてしまい、ウープで転倒した。その後、エンジン・トラブルで止まってしまった。第2ヒートではギア比の異なるセカンドマシンを使ったため、乗り慣れるまでに3-4周かかってしまった。終盤は周回遅れのライダーを抜くのが大変だった。肩の手術を受けなくてはいけないかもしれないので、次のポルトガル大会までに検査を受ける」

ミカエル・ピション(MX1 DNF/7位 総合13位)
「今週末は散々だった。もっと良い成績を収める予定だったけど、ついていなかった。第1ヒートではスタートで完全に失敗した。ゴーグルが泥で見えなくなったので、ラインを探すために外さなくてはいけなかった。その後、深いわだちにはまってしまい、どうやってもマシンを引っ張り出すことができなかった。歩いて帰るのは辛かったよ。第2ヒートでは、スタートの時にゲートがぶつかってきた。自分の運の悪さにがっかりして、落ち込んでしまったんだ。第1ヒートでスタックした箇所では、他のライダーのラインを研究しながら走った。7位に上がった時点では、前のライダーとの差は広がりすぎていた。唯一良かったことは、終盤僕がマークしたタイムが最速だったということぐらいだ」

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