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第11戦
チェコ
2003年8月31日 開催
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レースレポート

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ヨルゲンセン(右)は今季3度目の表彰台入りとなった
コピンズは2ストローク250cc勢トップの4位
熱田は最終戦を残し、ランキング9位につけている
ヨルゲンセン3位、コピンズ4位、クロッカード5位。上位5位に3人のHondaライダーが入る
■決勝日時 :8月31日(日)
■観客数 :週末通算 1万2400人
■天候 :曇り、時々雨
■気温 :21℃
2位争いに絡むも惜しくも3位でフィニッシュしたヨルゲンセン
2位争いに絡むも惜しくも3位でフィニッシュしたヨルゲンセン

 モトクロス世界選手権第11戦が、8月31日にチェコのロケッツケで行われた。気温が低く、風の強いなかで行われた今回の大会。メインレースのモトクロスGPで、Honda4ストローク450ccマシンに乗るTiscali Martin Hondaのブライアン・ヨルゲンセンが、優勝したステファン・エバーツ(Yamaha)のチームメイトのマルンサク・ベルボエや、Kawasakiのアンドリュー・マクファーレンと熾烈な2位争いを繰り広げて、3位でフィニッシュした。

 CAS Honda Racing のジョシュ・コピンズはチームメイトのゴードン・クロッカードを抑えて4位に入り、2ストローク250cc勢としては最上位となった。クロッカードはオランダで傷めた手首の影響こそ無かったもののスタートで出遅れを喫す。その後、ジョエル・スメッツ(KTM)の転倒に巻き込まれ、最終ラップにはマシンをストールさせるというミスを犯して、5位に終わった。

 CAS Honda Racing の3人目のライダー、熱田孝高も1周目の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれそうになった。この多重クラッシュでは少なくとも5名のライダーが転倒。2001年に全日本チャンピオンに輝いた熱田は火曜日の練習中に転倒し、左肩を傷めていた影響もあり、かろうじて13位でフィニッシュ。貴重な8点を獲得した。

 今回スメッツが転倒し、再スタートを切ったものの10位に終わったため、優勝したエバーツは最終戦を待たずしてチャンピオンが決定した。

 現在Honda勢でランキング最上位につけているのは4位のヨルゲンセンで、5位のケニス・グンデルセン(Kawasaki)に17点差をつけている。ランキング3位のミカエル・ピション(Suzuki)は負傷のため欠場しているが、ヨルゲンセンとのポイント差が34点あるので、逆転はポイント的に不可能となっている。また、熱田孝高は現在ランキング9位で、8位のベルボエとの差は10点。クロッカードは11位、コピンズは12位につけている。

 最終戦は9月14日にフランスのエルニーで行われる。


ブライアン・ヨルゲンセン(モトクロスGP 3位)
「今週末はずっと調子が良かった。このコースはバンピーでとても難しい。スタート直後から3位につけ、ずっとアグレッシブに走れた。最初のうちはマクファーレンを追っていて、彼を抜いたあとは自分のペースだった。ただ、中盤から肩が痛み出し、リズムが崩れてしまった。今シーズン初めて腕が上がってしまい、その間にベルボエにつかまってしまった。でも、今シーズン3度目の表彰台に上がれて嬉しい。現在ランキング4位だが、これ以上ランクアップすることはできないので、最終戦では来年に向けて、走り方やマシンのセットアップを試してみる。僕のマシンはスタンダードで、セミワークスのサスペンションがついているだけなのだけど、とても良いマシンだ。サスペンションをさらに改良することができれば、このマシンで世界チャンピオンも取れると思う」

ジョシュ・コピンズ(モトクロスGP 4位)
「今週末はマシンのセットアップがすごくはかどった。その成果がレースに出たと思う。スタート直後はあまりペースが上がらなかったが、周回数を重ねるごとにどんどんペースが上がっていった。まだ、自信を完全に取り戻してはいないけど、今後良い順位でフィニッシュできればOKだ。今回は良い走りができて満足している。2ストローク250cc勢では最上位だしね。最終戦では表彰台に上がりたい。序盤の数周で頑張れば、不可能ではないだろう」

ゴードン・クロッカード(モトクロスGP 5位)
「スタートでクラッシュに巻き込まれ、その後コピンズを追っている時にスメッツと接触した。2台のマシンが絡まってしまい、再スタートを切った時にはコピンズは逃げてしまった。その後、良いペースで走っていたが、最終ラップにハードに攻め過ぎてマシンをストールさせてしまった。今回は5位に入れるとは思っていなかった。序盤は自分がどれぐらい速く走れるか分らなくて、ちょっと控えめの走りをしてしまい、それが成績に影響した」

熱田孝高(モトクロスGP 13位)
「スタートは良かったのですが、その後、大きく膨らんでしまいました。このコースは追越しが難しく、しかも僕は火曜日にクラッシュして肩を負傷してしまったので、痛みとも戦っていました。最後の10分は辛くて、身体に力が入りませんでした。スピードも思うように上がらなかったのです。今回は思うように攻めることができなかったので、今シーズンのなかでも最も大変なレースのひとつでした。次戦エルニーではもっと良い成績を残したいです」

 
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