Hondaホームページへ
Motor Sportsへ
WMX
スケジュール&リザルトHonda Racing to TOP
第10戦
ドイツ
2003年8月24日 開催
WMX
To WMX TOP
 
 
サーキット&TV情報 レースレポート リザルト ポイントスタンディング
レースレポート

クリックで拡大できます

前戦3位に入ったコピンズだが、転倒の影響もあり12位
熱田は好スタートで順位を上げたが、転倒を喫し16位に
ヨルゲンセンは現在ランキング4位。今後さらに上を狙う
ヨルゲンセン2位に入り、今季2度目の表彰台
■決勝日時 :8月24日(日)
■観客数 :週末通算 1万5000人
■天候 :晴れ
■気温 :30℃
スタートからトップを追い、2位に入ったヨルゲンセン
スタートからトップを追い、2位に入ったヨルゲンセン

 モトクロス世界選手権第10戦が、8月24日にドイツのガイルドルフで行われた。モトクロスGPの決勝レースで、Tiscali Martin Hondaのブライアン・ヨルゲンセンは、スタート直後からトップを走るステファン・エバーツ(Yamaha)に続いて2位を走行。背後から追い上げてきたジョエル・スメッツ(KTM)が転倒したこともあり、そのまま2位でフィニッシュした。スメッツは再スタートを切り、3位に入賞した。

 CAS Honda Racing のジョシュ・コピンズは1周目にケニス・グンデルセン(Kawasaki)と接触し、13位にまで順位を落としたが、その後1人抜いて12位でフィニッシュした。チームメイトの熱田孝高は12位を走行中に転倒。再スタートを切ったが滑りやすい路面で苦戦し、16位に終わった。

 CAS Honda Racing のもう1人のライダー、ゴードン・クロッカードは前回オランダで痛めた手首の負傷が完治していないため、今回は欠場した。クロッカードは今週ギプスを外して様子を見て、7日後の第11戦チェコ大会に出場するかどうかを決める。

 今回の大会では、決勝レース朝のウォームアップ走行中、ディフェンディング・チャンピオンのミカエル・ピション(Suzuki)が転倒し、膝の靭帯を負傷してしまった。予選でエバーツより2秒速いタイムをマークして、ポールポジションを獲得していたピションだが、今回の負傷によりタイトル防衛は難しくなっている。

 12戦中10戦を終えた段階でランキング首位はエバーツで、15ポイント差でスメッツが2位につけている。Honda勢はヨルゲンセンが4位、熱田孝高が8位、クロッカード11位、コピンズ13位となっている。CAS Honda Racing のチーム・マネージャー、ロジャー・ハーベイは次のように語っている。
「ヨルゲンセンは本当によく頑張った。CAS Honda Racing のライダーは、予選結果が悪かったことが決勝レースに響いた。ここはスタートがとても重要なコースなんだ。コピンズは1周目に転倒したけど、再スタートを切ってポイントを獲得してくれた。熱田はここのコースで苦戦していたが、本来熱田はもっと上位を走れるライダーだ。クロッカードは木曜日にギブスを外した。まだ痛みがあるようだし、腕の筋力が戻っていないから、様子を見てからチェコのレースに出るかどうか決めるつもりだ」。

 次戦は8月31日にチェコのロケットで行われる。


ブライアン・ヨルゲンセン(モトクロスGP 2位)
「スタートが良かったので、最初の4、5周はエバーツについていくことができた。その後、スメッツが追い上げてきて、僕もミスが出始めた。でも、スメッツがクラッシュしてからは自分のペースで走ることができた。前回のオランダのレースでは、プラクティスで肩を脱臼し、決勝レースではリアタイヤのトラブルに悩まされたので、今回は2位に入れて本当に嬉しい。今年はいつもよりずっと調子が良いね、とよく言われるのだけど、多分けがをしていないのが最大の理由だろう。おかげでチャンピオンシップで初めて上位につけている。Honda4ストローク・マシンも僕にすごく合っているしね」

ジョシュ・コピンズ(モトクロスGP 12位)
「最初のうちポール・クーパー(Honda)と競り合っていて順位を落とした。その後、ケニス・グンデルセンにぶつかってしまい、転倒した。再スタートを切って、必死で順位を挽回していったのだけど、13位に上がったところで前のライダーと間隔ができてしまい、レースがつまらなくなってしまった。コースは難しくて、グリップがほとんどなかった。最終的に12位になったけど、僕のレースは1周目で終わっていた」

熱田孝高(モトクロスGP 16位)
「スタートは悪くありませんでした。2コーナーにアウト側から入っていった時には10番手でしたが、そこで集団に巻き込まれてしまい、何人かに抜かれてしまいました。1周目の走りは良くなくて、一度大きな転倒をしそうになりました。そしてレース中盤には、コースがスリッピーだったため、転倒してしまいました。クラッチレバーが曲がってしまったので、その後はスピードを上げることができなかったです。次回はもっと上位をめざして頑張ります」

 
PAGE TOP