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第7戦
スウェーデン
2003年7月6日 開催
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レースレポート

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熱田は追い越しの難しいコースに苦しみ8位
4戦連続のトップ・テン・フィニッシュを果たした
10位フィニッシュのコピンズ
クロッカード4位入賞。熱田は8位に入る
■決勝日時 :7月6日(日)
■観客数 :2万6000人
■天候 :晴れ
■気温 :25℃
クロッカードがHonda勢最上位の4位でフィニッシュ
クロッカードがHonda勢最上位の4位でフィニッシュ

 モトクロス世界選手権第7戦は、7月6日にスウエーデンのウッデバラで行われた。

 当日は快晴だったが、前夜の豪雨によってコースには深い轍が刻まれ、追い越しは非常に難しくなっていた。レースというよりは、一列に並んで走行せざるをえない状況が続いたのである。

 前回オランダで3位に入賞したゴードン・クロッカード(CAS Honda Racing)は、今回35周+2周のモトクロスGPのレースで、1周目の混乱に巻き込まれたが、徐々に順位を挽回して、Honda勢では最高位の4位でフィニッシュした。

 今シーズン、肩や手の負傷で欠場が続いたクロッカードだが、それでもすでに2度表彰台に上がっており、世界選手権のランキングでも現在8位につけている。

 クロッカード同様にHonda 4ストローク、450ccマシンに乗る元全日本チャンピオンの熱田孝高(CAS Honda Racing)も、追い越しの難しいコースで苦戦したが、8位に入った。世界選手権挑戦2年目の熱田だが、これで4戦連続トップ・テン・フィニッシュを達成している。

 シーズン開幕前に背骨を負傷したジョシュア・コピンズ(CAS Honda Racing)は今回10位に入り、Tiscali Hondaのブライアン・ヨルゲンセンはずっとリヤブレーキ・トラブルに悩まされたものの7位に入った。現在ヨルゲンセンはHonda勢でランキング最上位の4位につけている。ランキング3位のジョエル・シュメッツ(KTM)とは47ポイント差だ。

 モトクロスGPで優勝したのはステファン・エバーツ(Yamaha)で、エバーツは今回も125ccクラスとダブル・ウインを飾った。2位にはシュメッツが入り、3位はポイント・リーダーのミカエル・ピション(Suzuki)だった。

 第8戦は2週間後にベルギーのナミュールで行われる。


ゴードン・クロッカード(モトクロスGP 4位)
「スタートは悪くなくて、2コーナーを通過した時点では4番手だった。最初の数コーナーでシュメッツがピションをインから押し出そうとしたのでピションが怒って、僕とシュメッツを抜き去った。僕は1周目を終えた時点で5位だったけど、その後フェデリッチとバトルしていた。何度かフェデリッチと接触し、クラッチ・レバーが曲がってしまった。次にベルボエッツとのバトルになり、これで体力を消耗してしまった。その間にトップ・スリーに逃げられてしまったんだ。3位のピションとの差は15秒で、ほとんど差は縮まらなかった。優勝したエバーツとの差が約1分というのは屈辱だ。ホールショットを奪っていれば3位にはなれていただろう。体力的には問題なかった。昨日、チェーンが外れてクラッシュした時に痛めた肩が少し痛かった。次のナミュールで優勝争いに加われるように、テストをしなくてはいけないね」

ブライアン・ヨルゲンセン(モトクロスGP 7位)
「2周目からリヤブレーキが使えなくなったことを考えれば、7位というのは悪くない。最初のうちはコーナーの15メートルぐらい手前からリヤブレーキを一生懸命踏んでいたのだけど、6周目からは完全に使えなくなった。路面が濡れていてスリッピーだったのでフロント・ホイールが滑りやすかった。深さが50cmぐらいある轍に、リヤブレーキなしで突っ込んでいくのは大変だった。今回はデンマークから1000人ぐらいの応援団が来てくれた。何年ぶりかで会う友人もいたんで嬉しかった。そんな彼らの前でもっと良い成績を見せることができなかったのは残念だ」

熱田孝高(モトクロスGP 8位)
「スタート直後にエバーツとラインが交差したのでスロットルを戻すことになり、この時点で10番手ぐらいになってしまいました。このコースは本当にオーバーテイクの難しいコースです。長い間、フェデリッチの後ろにつけて抜くチャンスをうかがっていました。フェデリッチと良いバトルをしていたのですが、その後、フェデリッチは転倒してしまいました。ラスト2周では、グンデルセンが追い上げてきたのが分かったので、必死で逃げました。もう少し良い順位でフィニッシュするためには、スタートをなんとかしないといけませんね」

 
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