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第4戦
イタリア
2003年6月1日 開催
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レースレポート

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痛みをこらえて出場のクロッカードは14周でリタイア
クロッカードは総合ポイント7位につける
シーズンオフのケガから復帰したコピンズは15位
熱田孝高、難コースを攻略し8位に入賞
■決勝日時 :6月1日(日)
■観客数 :週末通算 1万5800人
■天候 :晴れ
■気温 :28℃
今シーズン最高の8位を記録した熱田のライディング
今シーズン最高の8位を記録した熱田のライディング

 モトクロス世界選手権第4戦は、イタリアのフィレンツェの南45kmのところにあるモンテバラキで行われた。

 Honda 4ストローク、450ccマシンに乗る元全日本チャンピオンの熱田孝高(CAS Honda Racing)は、スタートこそ失敗したものの、1周目に20位から15位までポジションアップを図った。その後も熱田は、1つずつ堅実にポジションアップを果たし、最終的に8位と今季最上位の成績を収めた。今回は熱田の両親がイタリアに観戦に来ており、彼は両親の前で勇姿を披露することができたのだった。

 第2戦オランダ大会で肩を脱臼したが、第3戦ドイツ大会では2位に入ったチームメイトのゴードン・クロッカードは、前週イギリスで行われた国内レースで指と指の関節を骨折してしまった。痛みをこらえて、今回の世界選手権に出場したクロッカードだったが、結局14周目を終えた段階でリタイアした。それでもクロッカードは現在、ランキング7位のポジションをキープしている。

 今回優勝したのはYamahaのステファン・エバーツで、彼は1時間半前に行われた125ccレースとダブルウインを決めた。ポイント・リーダーのミカエル・ピション(Suzuki)は今季初めて優勝を逃し、4位に終わっている。

 CAS Honda Racingのチーム・マネージャー、ニール・プリンスは熱田の追い上げを高く評価している。

「熱田は今回のタフなコースでよく頑張り、今シーズン最高の走りをしてくれた。スタートが悪くなければ5位に入っていただろう。彼の走りは毎回どんどん良くなっている。さらに速く走ってもらうため、我々はこれからもマシンが速くなるよう全力投球していく。クロッカードに関しては今回出場するべきではなかった。昨日のプラクティスと予選中、指の痛みがどんどんひどくなっていったのに、彼はどうしてもレースに出場すると言って無理してしまった。来週ブルガリアで行われる第5戦には欠場して、治療に専念してもらう。さもないと、負傷がずっと治らないからね」


●熱田孝高 (モトクロスGP 8位)
「先週、イギリスのレースで転倒してヒザをひねってしまいました。今回もプラクティスの時はヒザが痛みましたが、決勝レースでは痛みも忘れていました。モンテバラキのコースは抜き所がなく、難しかったのですが、1周につき1人というペースでオーバーテークしていきました。スピードも出ていて、トップ5が見えていたので、あと数周あれば5位まで上がれていたかもしれません。とはいっても今回は8位で満足しています。ようやくチームに僕の実力を知ってもらえて良かったです。あとはこの調子を毎回保っていくだけです」

ゴードン・クロッカード (モトクロスGP DNF)
「負傷から7週間たったのに、脱臼した肩はまだ痛む。おまけに先週指を骨折してしまった。今回はどこまで走れるか試してみようと思ったけど、1周目の1コーナーに入った時点では最後尾で、おまけに肩と指の痛みがひどかった。レースの半分を走った時点で、これ以上走っても無駄だと思ったのでリタイアした」

 
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