Hondaホームページへ
Motor Sportsへ
WMX
スケジュール&リザルトHonda Racing to TOP
第2戦
オランダ
2003年4月13日 開催
WMX
To WMX TOP
 
 
サーキット&TV情報 レースレポート リザルト ポイントスタンディング
レースレポート

クリックで拡大できます

前日に激しいクラッシュに見舞われながら、完走を果たした
ピットでの熱田(中央左)
転倒リタイアを喫したクロッカード
クロッカード、転倒リタイヤに終わる
■決勝日時 :4月13日(日)
■観客数 :週末通算 1万9500人
■天候 :晴れ
■気温 :22℃
ケガの痛みに耐えながら14位フィニッシュの熱田
ケガの痛みに耐えながら14位フィニッシュの熱田

 モトクロス世界選手権第2戦が4月13日にファルケンスワード(オランダ)にあるユーロサーキットで行われた。

 開幕戦スペイン大会を惜しくも4位で終えたCAS Honda Racingのゴードン・クロッカード は、今回の決勝レースではスタートに失敗。1周目の1コーナーで大渋滞に巻き込まれてしまう。この時、クロッカードは他のライダーと接触して腕と肩を負傷。肩は脱臼だという説もあるが、病院へ搬送され、さらに詳しい検査を受けることになった。

 トップ争いは、開幕戦で優勝したミカエル・ピション(スズキ)とステファン・エバーツ(ヤマハ)の間で繰り広げられたが、2人が接触した際にエバーツのフロントホイールが破損。エバーツはフロントホイールを交換するためピットに入り、再スタートを切った時にはピションに約1周遅れとなっていた。

 その結果、優勝したのはピションで、2位にはジョエル・スメッツ(KTM)が入った。なお、Honda勢のトップはTiscali Hondaのブライアン・ヨルゲンセンで5位だった。

 Honda4ストローク450ccマシンに乗る元全日本チャンピオンの熱田孝高は、土曜日のフリープラクティスで激しく転倒して肩を打撲した。それでも日曜日の決勝レースに出場した熱田は、痛みに耐えながら14位でフィニッシュしている。

 CAS Honda Racingチーム・マネージャーのロジャー・ハーベイは第2戦を終えて次のように語る。

「確かにモトクロスは体力勝負の非常に過酷なスポーツだが、それにしても今年は運に見放されている。優秀なライダーが4人いるチームなのに、現在、レースに出場できるのは熱田ひとりだけ。クロッカードの容態に関しては病院からの報告を待っているところだ。本来、クロッカードは負傷したフビライネに代わって650ccクラスにも出場するはずだったんだ。しかし、熱田の14位という成績には満足している。土曜日にあれだけ大きなクラッシュを経験したにもかかわらず上出来だ。今回完走できたから、あと数日もすれば頭の中からクラッシュしたことも消えるだろう」


熱田孝高(モトクロスGP 14位)
「土曜日に転倒したジャンプは、去年クラッシュして大腿骨を骨折した場所でした。今回も派手に転倒してマシンの下敷きになってしまいましたが、幸い肩の打撲ですみました。決勝レースはスタートが良かったので序盤はトップテンにつけることができたが、自由自在にマシンを操ることができず、どんどん抜かれてしまいました。今回は自分の限界まで攻めて14位に終わりましたが、昨日の転倒がなければもっと上の順位に入れていたと思います。クラッシュしてから決勝レースまでの時間が短すぎました」

 
PAGE TOP