Team Asia Report

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カタールGP初日、中上貴晶が総合2番手スタート
パウィは27番手タイムを記録

2017年3月23日(木) Rd.01 カタールGP ロサイル・インターナショナル・サーキット
コンディション:ドライ 気温:21℃ 路面:21℃

2017年シーズンのMoto2世界選手権が、カタール・ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕しました。例年ナイトイベントとして開催されるこの大会の初日、フリープラクティス1回目(FP1)が現地時間の午後6時55分(日本時間 3月24日午前0時55分)にスタート。45分間のセッションで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶とカイルール・イダム・パウィが、前週に同地で行ったIRTAテストの成果もあり、精力的な走行を重ねました。

FP1でトップと0.080秒の2分0秒502で2番手につけた中上は、午後9時50分から行われたFP2でも引き続き好調で、トップからわずか0.081秒差のタイムを記録。初日の総合順位で2番手につけました。

チームメートのパウィも、Moto2クラスのルーキーながら安定した走りを続け、FP2でFP1の自己タイムを更新。2分1秒919の自己ベストタイムで、初日総合27番手でした。セットアップ面でも順調に調整していて、明日以降もさらなるタイムとポジションの更新を狙っています。

2日目金曜日は、午後7時55分(日本時間25日午前1時55分)から45分間のFP3が行われる予定です。

  • 中上貴晶
  • カイルール・イダム・パウィ

中上貴晶(2番手 / 2'00.502 / +0.080)
「今日は、先週のIRTAテストでベストタイムを出した状態から走り出しました。風が強く、コンディションも理想的ではなかったので、セットアップ作業はほとんど手をつけていませんが、ライディングで対応することで、両セッションともトップと僅差の2番手タイムを刻めました。ユーズドのリアタイヤで周回し、21周目のラップで2分0秒8を出せたので、まずまずだと思います。まだ余裕はかなりある状態なので、明日以降はさらに磨きをかけてゆくことができます。開幕戦で、間違いなくいいスタートを切ることができたと言えます」

カイルール・イダム・パウィ(27番手 / 2'01.919 / +1.497)
「FP1ではフロントまわりで苦労したのですが、FP2でだいぶよくなりました。ラインをキープすることに少し苦戦したので、明日はその改善に集中したいと思います。FP1からFP2にかけてかなり前進できたので、明日はもっとよくなると思います。僕はMoto2マシンの経験がまだ浅いので、マシンに慣れて自信を深めてゆくことが必要ですが、それも時間の問題だと思います」

岡田忠之 チーム監督
「中上は20周以上使ったタイヤでも、ベストラップ付近で走ることができています。今のところ大きな問題もないので、明日もこの調子でフィーリングよく、順調に取り組みを続けていってくれると思います。パウィは、FP2でセットアップを変更すると、よい方向に行って2分1秒台に入れることができました。自己ベストタイムを更新できたので、Moto2クラスに着実に順応しているといえるでしょう」