IDEMITSU Honda Team Asiaの挑戦

中上貴晶 ラタパーク・ウィライロー カイルール・イダム・パウィ

オランダGPを欠場するも、高みを見据えて自分を追い込む

第8戦オランダGP  会場:TTサーキット・アッセン

第7戦カタルニアGPの決勝レースで左手の指を骨折した尾野は、レースから帰国後の6月10日に、大阪にある大手前病院で手術を受けました。骨折した第二指基節骨(人差し指)をピンで固定する経皮ピンニング術を受け、手術から一週間後には、経過が良好との診断を受けました。尾野自身は、6月26日にレースが実施された第8戦オランダGPに参戦する意欲が満々でしたが、医師から「手術をした箇所にさらに負担をかけないためにも、リスクは避けておいたほうがいい」というアドバイスを受け、参戦を見送ることにしました。

ケガをした左手の人差し指以外はコンディションに問題がなかったため、尾野はレースを休んでいる間でも積極的にトレーニングを実施。回復のスピードを高めるためのリハビリテーションも連日行っています。

尾野によると「このあとは、7月上旬に指を固定しているピンを抜き、シーズンの折り返しとなる第9戦ドイツGPに向けて、7月11日(月)に出国する予定」とのことです。

「今はほぼ毎日リハビリをしながら、負傷した指に影響が出ない範囲でトレーニングを継続して行っているので、体力的には全く心配ありません。一戦を休んでいるだけに、次のレースが心から待ち遠しいです。オランダGPを欠場した悔しさを次のドイツGPにぶつけたいです。ザクセンリンクで思いきり走りたいです」