開発ファクトリー潜入[車体]

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世界最速をめざす「デザイン」 ライダーの身体の延長としてともに限界に挑む造形の追求(前編)

今回ご紹介していく「外装」は、「空力性能」に大きく関係する。
バイクにお乗りの方なら、高速道路を走っているシーンを思い浮かべていただくとわかりやすい。
カウルを備えたツアラーモデルと、そうでないネイキッドモデルでは、
同じ100km/hで走っていてもライダーが受ける風の抵抗が違うはずだ。
四輪のモータースポーツに興味のある方なら、「ダウンフォース」という言葉をご存じだろう。
車体の表面を流れる空気の流れを、空力パーツによってコントロールすることで、
「空気によって車体を路面に押しつける力」を発生させ、コーナリング性能を高めるのだ。
車体の形状や、空力パーツによって、狙った性能を達成するのが、「空力性能」というわけだ。
RC-Vシリーズの「空力性能」とは、どのようなものなのだろうか?

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・シートカウル、テールカウル

ライダーが座る部分のカウル。実は、マフラーステーやタンク、シートレール、カメラユニットなどを兼ねている、多機能なパーツだ。

・シェルター

市販車ならば「タンク」と呼ぶところだが、RC-Vシリーズの燃料タンクはここにはなく、シート下にある。よって、ここは「シェルター」と呼ぶ。

・アッパーカウル

バイクの「顔」とも言える部分。ストレートでは、ライダーはここにすっぽりと身体を隠すことで空気抵抗を減らす。透明な部分は「スクリーン」と呼ばれ、伏せた状態でも前が見えるようになっている。

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開発者インタビュー