ヘルメットメーカー主催の選手サイン会。あちらもこちらも長蛇の列。
■グランドスタンド裏の風景も、欧州とはやはりひと味もふた味も違う。飲食店の品数や味は、全18会場でも日本がまちがいなくトップクラスだ。欧州のチームスタッフや関係者たちも、わざわざこれら露店で食品やスナックを買い求めるほどだ。また、バイクメーカーやパーツメーカーのブースもあちらこちらに設営され、様々な展示やイベントが開催されている。レースよりもむしろこちらが目当て、と負けないくらいに充実しているのもまた、事実なのだ。
■ツインリンクもてぎの広大なグランドスタンドには、各メーカーや選手の応援席が設けられている。また、1コーナーや2コーナーなどの勝負どころには、コースに近い臨時特設スタンドも設置されている。人気が高いのは、過去に数多くのドラマが繰り広げられてきた90度コーナーだが、直接車を乗り付けてのんびりと観戦できるV字やS字コーナーも、お勧めポイントだ。来年の日本GPは春の開催が予定されている。今年と同じ場所で見るもよし、あるいは、いつもと異なる場所で違った角度から観戦してみるもよし。11回目の日本GPも、自分なりの方法でレースを楽しもう。