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MotoGP現場レポート

Vol.220 - Round 03 2戦目のルーキー、アレックス・マルケスは8位に

スペインGPからの連戦となった第3戦アンダルシアGPは、ルーキーで2戦目となるアレックス・マルケスがベストリザルトの8位でフィニッシュしました。2週連続ということで、今大会のフリー走行では大きな前進を果たしました。その後、予選Q1では転倒を喫し21番手という厳しいグリッドからのレースとなりましたが、フリー走行の走りを再現し、すばらしい追い上げをみせて8位でフィニッシュしました。

LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶がベストリザルトの4位でフィニッシュ。今大会は、マルク・マルケスがケガの状況がよくないために欠場、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)もケガのために万全な体調ではありませんでしたが、Honda勢のエースとして、最高位の4位でチェッカーを受けました。

暑くて厳しいレースとなったアンダルシアGP。アルベルト・プーチ監督が振り返ります。

最初にアンダルシアGPの戦略について聞かせてください。

「チームとしては、今大会、期待していたような戦いをすることはできませんでした。スペインGPでケガをしたマルク・マルケスは、メディカルチェックをパスしたので走ってみたいと考えました。しかし、残念ながら、最終的には棄権したほうがいいと2人で決めました。腕にかなりの痛みがあったからです。これ以上のリスクは避けようと決めました。彼の体が彼自身に伝えていることに従うことにしました。Hondaは、決して、ライダーに無理にレースを強いることはありません。ヘレスに来てくれて、努力をしてくれた彼にとても感謝しています。私たちは彼にチャンスを与え、関わっているすべての人にとって最善のことをしました。

カル・クラッチローも本当に運がありませんでした。彼も1週間前に転倒してケガをしました。彼は1週間ずっと苦しんでいました。普通のレースをすることは不可能でした。彼は勇気と決意を見せました。レース中一度ストップしましたが、ポイントを獲得するためにレースに戻りました。彼の努力にも感謝したいです。中上にとっては最高の週末になりました。先週末のヘレスとは全く違う週末でした。彼はメンタルとライディングスタイルを変え、大きく前進しました。彼はいつものようにテクニシャンとLCR Honda Teamにサポートされています。彼の進歩をとてもうれしく思いますし、引き続きこの調子で続けられることを願っています。

ルーキーのアレックス・マルケスはとてもいい仕事をしました。目標はレースの完走と、トップとのギャップを縮めることでした。先週はそのギャップが27秒でしたが、今回はわずか19秒でした。つまり約8秒も縮めることができました。このコンディションでこれだけ縮められたのは大きいです。彼のペースはよかったのですが、新品タイヤを使ったときのマシンの動きをもっと理解する必要があります。レーシングとテクニカルの点から見て、私たちはとてもうれしいです。なぜなら彼はすべてのレースで早く学び、理解しているからです。転倒をしていないことも役立っていますし、マシンに乗るたびに速くなっています」

今大会のネガティブポイントとポジティブポイントを教えてください。

「もちろんネガティブなことはマルクのケガです。本当に残念でした。しかし人生は前向きに考えなければなりません。これよりひどかったかもしれないのです。ポジティブなことはマルクにはどのようなことも乗り越える勇気があるということです。彼は常に全力で努力する精神を持っています。これは人生から学べるものではありません。自分の中にあるかどうかです。彼は常にそれを持っていて、彼のために仕事をする上でモチベーションにつながります」

ピットウォールから見ていた感想はどういうものでしたか?

「マルクがいなかったのでいつもと違いました。これまでマルクは、ほとんどのレースを前の方で走行していました。今大会は、彼が最高峰クラスをスタートしてから初めてMotoGPのレースを棄権しました。私たちはこの状況を受け入れ、今後に向けて乗り越えていきます。ライダーはすでにケガが治ることを考え、Repsol Honda Teamは(次戦の)ブルノとそのあとの2レースの連戦に向けて戦う準備ができています。転んだら、再び立ち上がらなければならないのです」

インサイドストーリーがあれば、教えてください。

「新型コロナウイルスの感染状況はとても複雑です。特に私たちのチームの日本人のメンバーはたいへんです。彼らは長期間にわたって家に帰れません。彼らの犠牲に感謝しています。彼らはレースがある間ずっとヨーロッパに滞在します。これは簡単なことではありませんし、仕事の一部でもあります。1週間後にブルノに向かい、そのあとはオーストリアで2レースあり、仕事を続けます。マルクがよくなり、MotoGPコミュニティーがヘレスにいたときのように安全に過ごせることを願っています。ここまでのところ状況をコントロールしています。引き続きレースを続けていきたいです」

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