MENU

HONDA

検索
Repsol Honda Team チーム・マネージャー アルベルト・プーチ 現場レポート
Vol.201 Round 02

マルケスが昨年を大きく上回るポイントを獲得し、ロレンソは本来の速さを予感させたアルゼンチンGP

第2戦アルゼンチンGPが、3月29日から31日までの3日間、「アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド」で行われ、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスが、今季初ポールポジション(PP)から独走で今季初勝利を達成しました。6回目の開催となるアルゼンチンGPは過去数年、不安定な天候が続いていましたが、今年は3日間ともにドライコンディションとなりました。

フリー走行、予選、ウォームアップ、そして決勝と、マルケスはすばらしい走りをみせました。予選では、2年ぶり5回目のPP獲得。決勝では、ホールショットを奪うと、ペースを上げて、25周のレースで約10秒のリードを築く独走優勝でした。今大会のマルケスは、レース序盤にペースを上げて逃げきる作戦。中盤で早くも10秒のリードを築くと、それからは後続との差を見ながらの落ち着いた走りで、アルゼンチンGPでは3年ぶり3回目の大会制覇を成し遂げました。これでランキングでも総合首位に浮上したマルケス。4年連続6回目のタイトル獲得に向けて一歩前進しました。

Repsol Honda Teamで2戦目を迎えたホルヘ・ロレンソは、スタートの際、ピットロードでスピードを制限するスイッチに触れてしまったことで加速できず、予選12番手から一気に21番手までポジションを落とす痛恨のミス。しかし、そこから猛列に追い上げて12位でフィニッシュしました。まだまだ本来の力を発揮できていないロレンソですが、RC213Vを確実に乗りこなしてきていることを感じさせるレースでした。

昨年の大会を制しているカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、ジャンプスタートのペナルティーで大きくポジションを落として13位。中上貴晶は今季ベストの7位でフィニッシュしました。

今年、25周年を迎えたRepsol Honda Team。2人の世界チャンピオンを擁して挑む初めてのシーズン。マルケスが完ぺきな走りを見せた第2戦アルゼンチンGPをアルベルト・プーチ監督が振り返ります。

―第2戦アルゼンチンGPのチームの戦略はどういうものでしたか?

「願っていた通りの週末になりました。マルクが築いた後方とのギャップはとても大きく、モチベーションがさらに上がりました。10秒差でも2秒差でも、獲得できるのは25ポイントですが、目標はその25ポイントを獲得することでした。マルクの戦略は、力強くスタートを切り、引き離していくことでした。幸い、彼の前にはだれもいなかったので、計画通りの走りが実現できました。スタートして、1コーナーから明らかに速さがありました。ホルヘの戦略は、いいスタートを切り、序盤の強さを最大限活かし、自分のペースを刻むことでした。しかし、スタートの際に問題が起きてしまい、残念なレースになってしまいました」

―今大会のポジティブポイントとネガティブポイントがあれば教えてください。

「優勝したことは、間違いなくポジティブなことですね。ネガティブなことは、ロレンソがスタートのときに問題を抱えたこと。それが彼のレースを厳しいものにしました。クラッチローのペナルティーは、映像を見ると、彼がラインを超えていないことが分かります。どちらかというとバランスを取っているように見えますが、ルールは静止していなければいけないというものです。彼のペースなら2位を獲得できたと思いますし、残念です」

―ピットウォールから見ていた感想はどういうものでしたか?

「レースをリードしているときのマルクの走りは、集団の中でレースをしているときよりリラックスしているように感じました」

―2戦を終えて、ここまでを振り返ってもらえますか?

「いいかたちで2戦を終えました。昨年のアルゼンチンGPでマルケスは0ポイントでしたが、今年は25ポイント獲得することができました。ライバルたちと同様に私たちも自分たちのアドバンテージを活かせるレースがあります。今回がそうでした。ホルヘは、シーズン前半が簡単に進まないことは分かっています。しかし、一度マシンに慣れたら、再びトップ争いをする力があるので、楽しみです」


開幕戦カタールGPは、トップグループが8台という大集団になりましたが、第2戦アルゼンチンGPは、ディフェンディングチャンピオンのマルケスがライバルを圧倒するスピードで独走優勝。2019年型RC213Vのポテンシャルを発揮するレースとなりました。

次戦の第3戦アメリカズGPは7回目の開催となります。マルケスは13年のデビューシーズンにMotoGPクラスのPPと優勝の最年少記録を塗り替えました。以後、18年まで6年連続優勝を達成し、今年は7連覇の期待が膨らんでいます。そして、3戦目を迎えるチームメートのロレンソも徐々に本来の力を発揮しているだけに、注目のレースとなります。

» アルゼンチンGP レポート