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Repsol Honda Team チーム・マネージャー アルベルト・プーチ 現場レポート
Vol.200 Round 01

25周年を迎えたRepsol Honda Teamにとって、収穫があったカタールGP

2019年の開幕戦カタールGPが、3月8日から10日までの3日間、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスが、予選3番手から優勝争いに加わり、2位でフィニッシュしました。今大会は、日中とナイトセッションの気温の差が大きく、さらに、強風に悩まされる大会となりましたが、フリー走行、予選、決勝と着実にセットアップを進めたマルケスが、8台という大集団のトップグループの中ですばらしい走りをみせました。14年以来となる開幕Vは逃しましたが、2年連続で2位表彰台を獲得。4年連続6回目の最高峰クラスでのタイトル獲得に向けて、絶好のスタートを切りました。

Repsol Honda Teamのデビュー戦となったチームメートのホルヘ・ロレンソは、FP1で2番手と好調なスタートを切りましたが、気温が下がり、強い風が吹いた2日目のFP3でハイサイドを喫し転倒しました。続く、予選Q1でも冷えた路面に足下をすくわれ、2度目の転倒を喫し、15番グリッドから決勝に挑むことになりました。

後方からのスタートとなった決勝では、2度の転倒の影響もあり、序盤は思うようにペースを上げられませんでしたが、徐々にスピードを上げて13位でチェッカーを受けました。ロレンソも1月のトレーニング中に左手首を負傷し、まだ完調ではありません。しかし、ウインターテスト、そして初日のフリー走行のパフォーマンスは、今季の大活躍を十分に期待させるものでした。開幕戦では表彰台争いに加われませんでしたが、RC213Vのポテンシャルに大きな手応えを感じ取る開幕戦となっただけに、これからの戦いが注目されます。

今年、25周年を迎えたRepsol Honda Team。2人の世界チャンピオンを擁して挑む初めてのシーズンとなりますが、その最初のレースを、アルベルト・プーチ監督が振り返ります。

―開幕戦カタールGPのチームの戦略はどういうものでしたか?

「マルクの作戦は、序盤からトップグループのライダーたちについていくことでした。マシンのフィーリングはよさそうで、優勝争いに加わり、開幕戦Vに向けて全力を尽くしました。優勝は果たせませんでしたが、今後に向けてとてもポジティブな結果だったと思います。ホルヘは前日の2度の転倒のダメージがまだ少し残っていました。そのため、彼の戦略はできる限り多くのポイントを獲得することでした」

―今大会のポジティブポイントとネガティブポイントがあれば教えてください。

「今シーズンはポジティブなスタートになりました。その理由は、2019年型RC213Vを改善することができたからです。これは今年最初の目標であり、それを達成することができました。マルクは冬の間に左肩の手術をしました。そのため、いつもと違うオフシーズンになりましたが、2位というすばらしい結果でシーズンをスタートさせました。ホルヘは残念ながら土曜日に激しい転倒を喫しました。決勝日はその影響でかなり苦戦しました。ホルヘも冬の間に左手の手術をして、セパンのテストには参加できず、カタールテストだけで開幕を迎えました。今回の転倒の影響も含め、早く回復することを願っています」

―ピットウォールから見ていた感想はどういうものでしたか?

「開幕戦はいつもそうですが、少しナーバスになりますね。今回はマルクとドヴィ(ドヴィツィオーゾ)の激しいバトルが最後にありました。2人のバトルをみんな楽しんだと思います」

―今大会のインサイドストーリーを教えてください。

「Moto3で鳥羽海渡が優勝し、とてもうれしい気持ちになりました。彼にとって初優勝までの道のりは長いものでした。Hondaは長い間彼をサポートしてきました。14年にアジア・タレント・カップでスタートし、今日まで、一歩一歩、全力で取り組んできました。開幕戦で優勝した鳥羽とTeam Asiaを誇りに思います」


今大会は、タイヤに厳しいレースになることが予想されたため、全体的にスローペースな戦いになりました。そのため、終盤までトップグループが8台という大集団になりましたが、マルケスが2年連続で開幕戦の2位表彰台に立ち、その後方では、3台によるし烈な3位争いを制したカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が表彰台に立ちました。

クラッチローも昨年10月のオーストラリアGPで右足首を負傷しています。マルケス、ロレンソ同様、体調は完ぺきではありませんでしたが、RC213Vのパフォーマンスをしっかり引き出して表彰台に立ちました。そしてチームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)もベストグリッドの9番手からセカンドグループの戦いを制して9位でフィニッシュしました。

Honda勢にとって今季初優勝は次戦へと持ち越しましたが、すべての選手にとって、大きな収穫のあるレースとなりました。

次戦アルゼンチンGPは、昨年、クラッチローが優勝しており、さらなるHonda勢の活躍が期待されます。

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