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Round07カタルニアカタルニアGP

MotoGP

2019年6月16日(日)・決勝
天候:晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ
観客:9万1734人(3日間:15万7827人)

バルセロナ・カタルニア・サーキット

第7戦 カタルニアGP

マルケスが5年ぶりのカタルニアGP制覇で今季4勝目を達成

第7戦カタルニアGPは、最高気温26℃、路面温度51℃と、レースウイークを通じて最も暑く、そして厳しいコンディションとなり、予選2番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が独走で今季4勝目を達成しました。カタルニアGPで優勝するのは2014年以来、5年ぶり。今年は第4戦スペインGPに続き、このカタルニアGPも制し、地元ファンの期待に応えました。

今大会は路面とタイヤのマッチングが難しく、フリー走行、予選、ウォームアップとタイヤテストに集中しました。最終的にフロントにハード、リアにソフトを選択、後半にかけてタイヤパフォーマンスが厳しくなることを予測したマルケスは、前半からペースを上げていく作戦としました。オープニングラップは3番手。2周目の10コーナーでトップに浮上しますが、その直後、トップ集団にいたホルヘ・ロレンソが転倒し、そのアウト側にいたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の3選手を巻き込んでの多重クラッシュとなりました。

この転倒でマルケスは2位以下に一気にリードを広げますが、その後も1分41秒台のラップタイムを刻み、独走状態に持ち込むと、24周のレースを危なげなく走り抜けました。カタルニアGPでは、15年に転倒リタイア、16年から18年まで3年連続で2位となかなか優勝を果たせなかったマルケスですが、今年は5年ぶりの優勝を達成し、スタンドを埋めた大観衆から大きな拍手と声援が送られました。

この日は、Moto2クラスで弟のアレックス・マルケスが優勝し、フランスGPに続き、今季2回目の兄弟Vを達成しました。14年には、Moto3クラスで弟が、MotoGPクラスでマルケスが優勝し、史上初となる同一大会での兄弟Vを達成しています。5年ぶりとなるホームGPでの兄弟V達成に地元ファンは大喜びでした。

予選16番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、オープニングラップ14番手につけると、それから着実にポジションを上げて8位でフィニッシュしました。今大会は、路面とタイヤのマッチングに苦しみ、タイヤの選択に悩みましたが、耐久性よりもグリップを重視してリアにソフトを選択しました。レース終盤はややペースを落とすことになりましたが、今季6回目のトップ10フィニッシュを果たしました。

予選9番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、オープニングラップ12番手から着実にポジションを上げて、6台による2位争いの集団に加わりました。後半は今季2回目の表彰台獲得を視野に入れる走りとなりましたが、ラスト6周となった19周目の4コーナーでコースアウトを喫し、転倒リタイアとなりました。

予選10番手から好スタートを切ってトップグループに加わったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、2周目の10コーナーで痛恨の転倒を喫し、リタイアとなりました。この転倒は、3人の選手を巻き込む多重クラッシュに発展し、ロレンソは巻き込んだ選手に対して謝罪しました。今大会、RC213Vの攻略が進んだだけに、残念な結果となりました。

 

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 優勝)マルク・マルケス
「リアタイヤにソフトを選択し、序盤からプッシュしました。タイヤをオーバーヒートさせないようにしながら、安定したペースで周回を重ねました。今週末はチーム全体がとてもいい仕事をしてくれました。セットアップに一生懸命に取り組み、レースに向けてしっかりと準備をしました。レース中には、ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)になにかがあったことをチームが教えてくれたので、とにかくプッシュして自分のペースに集中しました。完ぺきな戦略でした。応援に来てくれたファンに『ありがとう』と伝えたいです。弟と一緒に優勝を祝えるのは特別なことです。アレックスも今週末はいい走りをしました」

中上貴晶(MotoGP 8位)中上貴晶
「今日はスタートがよく、序盤の数周もムジェロと同じくらいアグレッシブに走ることができました。これまでの課題を今回も克服できたことで、序盤にポジションを上げることができました。予選を終えた時点で、耐久性よりもグリップを優先するタイヤ選択とし、リアにソフトを選択しました。そのため、スタート直後からリアタイヤのマネージメントを心がけましたが、全体的にうまくいったと思います。しかし、ラスト5周はさすがに厳しくなり、集中力を切らさないように最後まで走りました。今日は終盤にタイムを落としたことが課題となりましたが、レース中に、エンジンブレーキ、トルク調整をしながら走るという経験を積むことができました。レースウイークを通じてグリップが悪く、そのためコーナーの進入が難しく、ラインをキープするのが大変でした。今日は転倒車の多いレースとなりましたが、限界を超えないように、最後まで持てる力を出すことができました。満足のいく内容ではありませんが、16番手というグリッドを考えれば、8位でフィニッシュできたことはよかったと思います。いい経験、データを蓄積することができました」

カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)カル・クラッチロー
「転倒は完全に僕のせいです。ジャック(ミラー)をパスしようとしたときに、コーナーの進入でリアがロックしてしまいました。これは今大会抱えていた問題の一つです。表彰台の可能性があったので、その問題が起きる可能性があっても、彼をパスしなければならないと思いました。転倒は残念ですが、レースのペースには満足しています。転倒したときは最も速いライダーの一人でした。フィーリングもよく、プッシュできると感じていました。その点には満足しています。今日はすばらしいペースがあったので、2週間後のアッセンにつなげたいです」

ホルヘ・ロレンソ(MotoGP リタイア)ホルヘ・ロレンソ
「ブレーキングが少し遅れたのですが、なにもできませんでした。僕のせいです。僕のミスです。申し訳ありません。ドヴィとマーベリック、そしてバレンティーノを巻き込んでしまい、本当に残念です。彼らにはなんの責任もありません。今日のレースで唯一の問題は、このクラッシュでした。3人を巻き込んでしまいました。これを除けば、今大会は一歩前進できた週末でした。レースウイークを通して安定していました」

MotoGP リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
193マルク・マルケスHonda40'31.175
220F.クアルタラロヤマハ+2.660
39D.ペトルッチドゥカティ+4.537
442A.リンススズキ+6.602
543J.ミラードゥカティ+6.870
636J.ミルスズキ+7.040
744P.エスパルガロKTM+16.144
830中上貴晶Honda+17.969
953T.ラバトドゥカティ+22.661
105J.ザルコKTM+26.228
1129A.イアンノーネアプリリア+32.036
1288M.オリベイラKTM+44.666
1350S.ギュントーリスズキ+51.363
RT35カル・クラッチローHonda+6Laps
RT21F.モルビデリヤマハ+8Laps
RT63F.バニャイアドゥカティ+19Laps
RT55H.シャーリン KTM+21Laps
RT46V.ロッシヤマハ+22Laps
RT4A.ドヴィツィオーゾドゥカティ+22Laps
RT12M.ビニャーレスヤマハ+23Laps
RT99ホルヘ・ロレンソHonda+23Laps
RT41A.エスパルガロアプリリア+23Laps
RT17K.アブラハムドゥカティ-
RT38B.スミスアプリリア-

MotoGP ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
193マルク・マルケスHonda140
24A.ドヴィツィオーゾドゥカティ103
342A.リンススズキ101
49D.ペトルッチドゥカティ98
546V.ロッシヤマハ72
643J.ミラードゥカティ53
720F.クアルタラロヤマハ51
830中上貴晶Honda48
944P.エスパルガロKTM47
1035カル・クラッチローHonda42
1112M.ビニャーレスヤマハ40
1221F.モルビデリヤマハ34
1341A.エスパルガロアプリリア27
1436J.ミルスズキ22
1599ホルヘ・ロレンソHonda19
165J.ザルコKTM16
1788M.オリベイラKTM12
1829A.イアンノーネアプリリア12
1951M.ピッロドゥカティ9
2063F.バニャイアドゥカティ9
2153T.ラバトドゥカティ9
226ステファン・ブラドルHonda6
2350S.ギュントーリスズキ3
2417K.アブラハムドゥカティ2
2555H.シャーリン KTM2
2638B.スミスアプリリア0

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda146
2ドゥカティ131
3ヤマハ108
4スズキ101
5KTM47
6アプリリア36

チーム

順位 チーム 総合ポイント
1MISSION WINNOW DUCATI201
2Repsol Honda Team159
3Team SUZUKI ECSTAR123
4Monster Energy Yamaha MotoGP112
5LCR Honda90
6Petronas Yamaha SRT85
7Red Bull KTM Factory Racing63
8Pramac Racing62
9Aprilia Racing Team Gresini39
10Red Bull KTM Tech 314
11Reale Avintia Racing11

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