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Vol.189 Round 08

歴史に残る名勝負をマルケスが制し、今季4勝目を挙げる

第8戦オランダGPは、今季2回目のポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が8台で繰り広げられたし烈な優勝争いを制し、今季4勝目。オランダGPでは2014年大会以来、4年ぶりの優勝となりました。この結果、総合2位で今大会5位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とのポイント差を27から41へ、総合3位で今大会3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とのポイント差を38から47へとそれぞれリードを広げ、3年連続5回目のタイトル獲得に向けて、一歩前進しました。

過去2戦では、暑さと高い路面温度の中で、Honda勢はタイヤと車体のマッチングに苦しみました。天候が不安定なことで知られるオランダGPとしては、今年は珍しく好天に恵まれ、マルケスは、フリー走行、予選、ウォームアップと、決勝に向けてさまざまなテストに取り組むことができました。その結果、フロントにミディアム、リアにソフトコンパウンドを選択。通常はハードタイヤを多く選択するマルケスとしてはチャレンジングなタイヤ選択となりましたが、連続周回に多くの時間を割くなど、入念なテストが功を奏し、レース終盤、一気にペースを上げてトップ集団から抜け出す圧倒的な強さで勝利を挙げました。

4.542kmのコースで26周で争われた決勝レースでは、スタートからゴールまで計8台がトップグループを形成し、トップに立った選手が5人。トップ集団の抜き合いは合計で100回以上と、歴史に残る名勝負となりました。その中で、Honda RC213Vを駆ったマルケスがすばらしい走りを披露しました。

今季2回目のフロントローとなる2番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も、トップグループに加わり6位でフィニッシュを果たし、ファンを喜ばせました。その一方で、予選から苦戦を強いられたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、18番グリッドから15位でフィニッシュ。レースウイークを通じて、苦しい戦いとなりました。
3戦ぶり今季4勝目を挙げたマルケス。今シーズンで最も過酷な戦いを制したマルケスは、レース後、アッセンに駆け付けた10万5千人のファンから大きな拍手と声援を受けました。スタートからゴールまで、大興奮の中で繰り広げられた歴史的な熱戦をアルベルト・プーチ監督が振り返ります。

―アッセンの戦略はどういうものでしたか?

「ハードでとても複雑なレースでした。と同時に、大きな集団から逃げきることが厳しいレースでした。その状況の中で、マルクはうまく自分のカードを使いました。正しいタイヤを選び、勝負のときを待ち、すべてのポテンシャルを発揮してくれました。レースウイークに私たちが見てきた走りを、彼は見事に再現しました。それは1周で0.2秒か0.3秒という本当に少しのアドバンテージであり、厳しい戦いでした」

―今大会のポジティブポイントとネガティブポイントを教えてください。

「ポジティブな点はマルクが優勝し、ライダーズポイントランキング、コンストラクターズポイントランキングでのリードを広げたことです。ネガティブだったのはダニのレースでした。このサーキットは、これまでいつも彼にとってはとても難しいところですが、今大会も快適に走ることができず、プラクティス(フリー走行)中に落としたタイムを取り戻すことができませんでした。2週間後に控えるドイツのザクセンリンクは彼の好きなサーキットなので、そこで再び、フロントで彼が戦えるようになることを願っています」

―レース中、ピットウォールから見ていた感想をお聞かせください。

「今日はスピードの点から言えば速くはありませんでしたが、とてもいいレースになりました。そして、精神的にはとてもきついレースでした」

―今大会のサイドストーリーを教えてください。

「アッセンはいつものように最高の場所です。雰囲気はすばらしく、週末は15万人の観客がすばらしいショーを楽しんでいました。そしてレースウイークを通して、ずっとすばらしい天気でした」

オランダGPを終えたRepsol Honda Teamは、熱戦を終えたばかりのオランダからチェコGPの開催地・ブルノに移動してテストを行います。シーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPに挑み、後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPの準備を整えていきます。

ドイツGPは、125cc、Moto2時代を含め、マルケスが大会8連覇を達成しています。シーズンを通じて最も得意とするサーキットの一つであり、今年は大会9連覇に挑みます。チームメートのペドロサも、ザクセンリンクでは250cc(現Moto2)で2勝、MotoGPでは4勝を挙げています。昨年の大会ではマルケスが優勝、ペドロサが3位と、ダブル表彰台を獲得しました。次戦ドイツGPでは、Repsol Honda Teamにとっては今季初の1-2フィニッシュ、そして2年連続のダブル表彰台が期待されます。

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